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ボリュームのないバストの原因のひとつに、猫背などの姿勢の悪さが挙げられます。バストアップを目指す方のなかには「姿勢がバストに関係があるの?」と、疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。しかし、姿勢を改善することでバストアップを期待することができるのです。
この記事では、正しい姿勢を作ってバストアップを目指すための効果的なストレッチや筋トレ・生活習慣の改善方法を紹介していきます。バストアップがなかなか叶わずにお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
猫背の姿勢とバストの関係
猫背とは、背骨が丸まってしまうことにより、頭も前方に傾いた状態の姿勢を指します。背中の筋力低下や生活習慣が原因として考えられ、バストにも悪い影響を与えるため注意が必要です。
ここでは、猫背の姿勢とバストの関係について説明していきます。
猫背の姿勢になるとバストが小さく見える
猫背の姿勢の人は、バストが小さく見えてしまいがちです。なぜなら、背骨が丸まり姿勢が前に傾くことでバストも下向きになるからです。
猫背の人は、胸椎の部分が他の方よりも大きく曲がっています。そのため、バストのトップが下がり、本来の大きさよりも小さく見えるのです。バストが下を向いている状態が続くと、重力に負けてバストそのものも下垂していってしまいます。
バスト周辺の血流が悪くなる
猫背の姿勢を続けることで、バスト周辺の血流が悪くなってしまいます。肩が前に出て胸が圧迫された姿勢が原因で、バスト周辺の血液が十分に循環しづらくなるのです。
血流が悪くなると、バストの成長に必要な栄養素がしっかりと供給されなくなります。その結果、バストの発育や形の維持が難しくなり、バストトップが低くなったりサイズダウンしたりする可能性があります。
胸を支える筋肉が衰えてバストが小さくなる
猫背の姿勢は、バストを支えている大胸筋や小胸筋などの筋肉を衰えさせる原因でもあります。姿勢が悪い状態で毎日過ごしていると、本来使われるはずの大胸筋や小胸筋が正しく使われなくなってしまうのです。
大胸筋や小胸筋は、バストを支えるための土台としての役割を担っています。これらの筋肉の働きが衰えると、バストを支える力が弱まり、形が崩れたりサイズが小さくなったりするので注意しましょう。
特に大胸筋は、バストの下から支えている大切な筋肉です。大胸筋の衰えは、バストの下垂に直結します。
猫背の姿勢になるとバストだけではなく見た目にも影響する
猫背の姿勢は、バストアップだけではなく全身のシルエットにも大きな影響を与えます。「美しく見られたい」「いつまでも若々しい見た目でいたい」という方にとって、猫背の姿勢は最大の敵といってもよいでしょう。
ここからは、バストが小さくなる、下腹がぽっこり出てヒップが下がる、見た目年齢が老けて見えるなど、猫背と見た目の関係について説明していきます。
バストが下がりやすくなる
猫背の姿勢が続くと、バストを支えるための大胸筋や小胸筋の働きが衰えて重力に逆らえなくなります。バストが下へと引っ張られ、徐々に位置が下がってしまうでしょう。猫背で小さく見えているバストが、さらに小さく見えてしまいます。
下腹がぽっこり出てヒップが下がる
猫背の姿勢は、下腹がぽっこり出てくる原因にもなります。背骨が前方に曲がることで骨盤が後ろに傾き、下腹部が前に突き出た形になるためです。骨盤が後ろに傾くと、ヒップも下がってしまいます。
猫背の人はインナーマッスルの働きが衰えていることも特徴です。インナーマッスルとは、姿勢を支えるために必要な、体の奥のほうにある筋肉を指します。
姿勢を保つためには、腹筋や背筋・骨盤周辺のインナーマッスルの働きが重要です。インナーマッスルが衰えると全体的なボディバランスが崩れ、下腹がぽっこりと出てしまいます。
老けて見える
猫背の姿勢は、見た目の年齢にも大きな影響を与えます。実際に「見た目年齢が4~6歳ほど上がる」というデータも存在しており、猫背の人の約90%は実年齢よりも老けて見えると感じているとの結果も出ています。
老けて見える原因のひとつは、背中が丸まり顔の角度が下がることです。なぜなら、顔が下を向くと首のシワが目立ちやすくなり、見た目の印象も暗いイメージになりやすいからです。
それだけではなく、全体的なボディバランスが崩れてバストやヒップが下垂し、下腹が出てしまうことで実年齢よりも老けて見えがちになります。正しい姿勢を保つことは、若々しい印象を維持するためにも重要な要素なのです。
猫背の姿勢になっていないか簡単にセルフチェックする方法
ここまで、猫背の姿勢がバストアップに与える影響について説明してきましたが、実際に自分が猫背かどうかわからないという方も多いのではないでしょうか。
ここでは、簡単にできる猫背のセルフチェック方法を紹介します。
背骨は、上から頚椎・胸椎・腰椎に分かれており、ゆるやかなS字カーブを描いています。
- 頚椎…首の部分
- 胸椎…背中の部分
- 腰椎…腰の部分
猫背の姿勢になっているかどうか、セルフチェックする方法はとても簡単です。
まず、壁に背中をぴったりくっつけるように真っ直ぐ立ちます。
猫背の人の場合、かかとと頭が壁につきません。また、腰と壁の間に隙間がなく、べったりと背中全体が壁についてしまいます。このような人は、普段から猫背の姿勢になっている可能性が高いでしょう。
猫背の姿勢になる原因
猫背は、複数の原因がいくつも絡み合ってなることが一般的です。現代社会では、スマートフォンやパソコンを使う機会が増え、知らず知らずのうちに悪い姿勢になっていることが増えています。
猫背の原因を把握することができれば、正しい対策をおこなうことが可能です。
ここでは、猫背になるおもな原因を4つ紹介していきます。
加齢により筋肉の衰え
加齢による筋肉の衰えは、猫背の姿勢になる大きな原因となります。若い人よりも高齢者で猫背になっている人が多いのは、筋肉の働きが弱くなっているためです。
背中にある僧帽筋、肋骨の下から広がっている腹筋などの筋肉により、私たちの姿勢は保たれています。
しかし、加齢により筋肉量が減ると、姿勢を保つことが難しくなり猫背の姿勢になりやすくなるのです。筋肉量の低下は40歳代から始まり、80歳になる頃には30~40%も筋肉が減ることが分かっています。
運動不足の状態が続いている
長期間にわたる運動不足は、筋肉の衰えを加速させて猫背の姿勢を作り上げる原因となります。適度な運動をおこなっていないと、背中や胸を支える筋肉を維持することができず、姿勢を正しく保つ力が低下するのです。
パソコンやスマートフォンの長時間使用
パソコンやスマートフォンなどのデジタル機器の過度な使用は、猫背の姿勢になる大きな原因のひとつです。パソコンやスマートフォンを長時間使用すると、顔が下をむいている時間が長くなります。
この姿勢をとることが習慣化されると、首や肩・腰への負担が大きくなり猫背の姿勢になりやすくなるのです。
座っている時間が長い
日本人は、世界的に見ても座って過ごす時間がトップレベルで長いことが分かっています。近年では、リモートワークが積極的に取り入れられた影響もあり、長時間座っていることが増えてきました。
座っている時間が長いと、背中の筋肉が丸まった状態が続き、猫背の姿勢が定着しやすくなるので注意しましょう。
猫背の姿勢を改善してバストアップを目指すストレッチ
猫背の姿勢を改善してバストアップを目指すためには、ストレッチが効果的です。正しい方法でストレッチをおこなえば、猫背の原因となっている筋肉の緊張をほぐし、バストを支える筋肉がしっかり働きやすくなります。
ここでは、バストアップに有効な3つのストレッチ方法を紹介していきます。
小胸筋をほぐすストレッチ
大胸筋の奥のほうにある小胸筋は、姿勢やバストの形に大きく影響している筋肉です。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用により、小胸筋が緊張した状態が続くと猫背の原因になります。
緊張した小胸筋をほぐして、バストアップを目指しましょう。小胸筋のストレッチはとても簡単にできます。
- 椅子に座って右腕を斜め下45度に伸ばし、左腕を鎖骨の下にあてる
- 左腕で体を押し、肩を後ろに引くようにしながら右腕をゆっくりと後ろに引く
- 肩甲骨を意識して右腕全体をひねる
- 左腕も同様におこなう
背骨をほぐすストレッチ
背骨の柔軟性を高めると、猫背の姿勢が改善されてバストアップにつながります。しっかりとほぐすことで、背中の筋肉の緊張をやわらげることも可能です。
- 床に仰向けになり、背中の下に丸めたタオルを挟む
- 両手を上げ、体が上と下から引っ張られるように意識して伸ばす
- しっかり伸びたところで1~2分間キープする
筋肉をほぐすストレッチ
背中の筋肉が凝り固まっていると、猫背の姿勢になりバストが小さくなります。僧帽筋・広背筋・脊柱起立筋群など、大きな筋肉をターゲットにしたストレッチをおこなうことで凝りをほぐし、バストを正しい位置に戻しましょう。
- あぐらをかいて床に座る
- 背骨をぴんと伸ばし、両手を膝の上に置く
- 息を吸いながら上を向き、肩甲骨を引き下げて喉や胸・お腹を伸ばす
- 息を吐きながら下を向き、おへそを見ながら背中全体を丸める
- この動作を8回繰り返す
猫背の姿勢を改善してバストアップを目指す筋トレ
猫背の姿勢を解消してバストアップするためには、筋肉を鍛えることも欠かせません。ここでは、特別な道具を使わずに自宅ですぐに始められる筋トレを3つ紹介します。
大胸筋エクササイズ
大胸筋は、バストを支える土台となる筋肉です。鍛えることでバストの土台が分厚くなり、バストを上向きにさせたりバストアップしたりする効果が期待できます。
- 椅子に座って足を軽く開く
- 両手を太ももの外側に添える
- 両手で太ももを内側に押しながら、同時に太ももを外側へ開くように力を入れて10秒キープする
合掌ポーズ
合掌ポーズも大胸筋を鍛えるのに効果的な方法です。スキマ時間にも、バストアップのための筋トレができます。
- 背筋をぴんと伸ばして胸を張る
- 胸の前で両手の手のひらをあわせで合掌のポーズをする
※肘は真横に広げる - 大胸筋を意識しながら手のひら同士を押しあう
腕立て伏せ
腕立て伏せは、大胸筋と一緒に肩や腕の筋肉も鍛えられるトレーニングです。腹筋にも力が入るので、お腹を引き締める効果にも期待できます。
- 四つん這いになり、両手を肩幅よりもやや広めにつく
- 背中を真っ直ぐ伸ばした状態を維持しながら腕を曲げる
- 足に力を入れないように気をつけながら、お腹とお尻に力を入れて腕を伸ばす
猫背の姿勢を改善してバストアップするための生活習慣
猫背の姿勢を改善してバストアップするためには、生活習慣を見直すことも重要です。ストレッチや運動とあわせて、継続的な生活習慣の改善もおこないましょう。
睡眠環境を整える
睡眠環境も猫背の姿勢に関係しています。なぜなら、寝るときの姿勢が悪いと猫背になることがあるからです。睡眠中も正しい姿勢を保ち、バストに悪影響を与えないように気をつけましょう。
マットレスは、体が沈みすぎないものを選んでください。柔らかすぎるマットレスは、背骨が沈んで曲がってしまう原因になります。マットレスが自分に合っているか分からない方は、販売店に直接行ってスタッフに相談してみるのがおすすめです。
正しい姿勢で過ごす
日頃から正しい姿勢で過ごすよう意識することも大切です。姿勢は、バストの形や全身に大きな影響を与えます。
上からひもで引っ張られているように意識し、背筋をぴんと伸ばして過ごしましょう。パソコンやスマートフォンを見るときは画面を目線の高さに合わせ、首や背中を曲げすぎないように気をつけます。
姿勢矯正ベルトを着ける
姿勢矯正ベルトとは、肩や背中の筋肉をサポートして姿勢をきれいに保つ手助けをしてくれるアイテムのことです。装着するだけで背筋が伸びるため、猫背の姿勢を改善しやすくなります。
バストアップしたい方には専門サロンの利用もおすすめ
バストアップするためには、ストレッチや筋トレを継続しておこなう必要があります。しかし「もっと簡単にバストアップしたい」「プロのサポートを受けたい」と考えている方もいらっしゃるでしょう。
バストアップ専門サロン「Rococo」では、これまで3万人以上のお客さまを施術して考案したRococo式バストアップメソッドにより、みなさまを理想のバストへと導いています。
ここでは、Rococoのバストアップ施術の特徴をご紹介していきます。
バストアップと姿勢矯正を同時におこなう施術
Rococoではバストアップだけではなく、胸のお悩みに合わせたさまざまな施術を受けることができます。
バストアップを目指す方にいちばん人気があるのは「サイズアップコース」です。
サイズアップコースの施術には、以下のような特徴があります。
- 最新美容機器により、クーパー靭帯の強化に必要なコラーゲンの生成を促す
- 骨盤の歪みを改善して、バランスのよいボディラインをつくる
- 施術により脳波をリラックス状態にし、自律神経にアプローチする
オールハンドの施術と最新美容機器をしようすることにより、バストにしっかりと働きかけ、姿勢を改善しながらバストアップを目指します。
姿勢が原因で流れてしまった脂肪をバストに導く施術
姿勢が悪いと、バストの脂肪は背中や脇に流れてしまうのをご存知でしょうか。Rococoでは、左右に離れてしまったバストのお悩みに対応した施術メニューも提供しています。
そのような方におすすめなのが「離れバスト解消コース」です。
離れバスト解消コースでは、以下のような施術で美しいバストを目指します。
- 姿勢を矯正して骨格を整え、バストの脂肪が流れにくい状態にする
- 最新の美容機器を使ってコラーゲン生成を促進する
- Rocoo独自のマッサージで背中や脇に流れた脂肪をバストへ戻す
バストサイズの左右差が気になる方、谷間を取り戻したい方にもおすすめです。
バストアップと姿勢に関するよくある質問
最後に、バストアップと姿勢についてのよくある質問にお答えしていきます。
巻き肩でもバストアップできますか?
巻き肩を改善することにより、バストアップできる可能性があります。
背筋を伸ばして胸を張った姿勢で立ち、両手を背中に回して手のひらを合わせてください。そのまま肩甲骨を引き寄せるように両腕を持ち上げます。このストレッチを繰り返すことで巻き肩を改善できるでしょう。
胸が小さくなるのを防ぐ、正しい姿勢を教えてください
頭頂部・耳・方・太ももの付け根の内側・膝のお皿の内側・内くるぶしの内側が、1本の線で結べるような状態が正しい姿勢です。
デスクワークをするときは、モニターを目の高さに合わせ、お尻をひくようにして椅子に座りましょう。このとき、骨盤のいちばん下にある坐骨が、椅子の座面にしっかり当たるようにします。
常にこのような姿勢を心がけることで、猫背などの姿勢により胸が小さくなるのを防ぐことができます。
猫背だと胸が小さくなりますか?
猫背だと胸が小さくなります。胸が常に下を向いた状態になるので本来の大きさよりも小さく見えるほか、筋肉の働きが低下して胸を支えられなくなり垂れやすくなります。
バストアップを目指すのであれば、猫背をはじめとした悪い姿勢でいることを極力避けなければなりません。
まとめ
猫背の姿勢を改善することで、バストアップできる可能性があります。
なぜなら、猫背の人は、バスト周りの血流悪化で必要な栄養が行き届かず、バストを支える筋肉も衰えて小さくなっていることが多いからです。姿勢が原因でバストが小さくなっている人は、ストレッチや筋トレをおこなうことにより、このような症状が解消されてバストアップすることができるでしょう。
より効率的にバストアップを目指したい方は、バストアップ専門サロンRococoまでお気軽にご相談ください。プロのエステティシャンによる確かな技術と豊富な知識で、お客さまの理想のバストへと導きます。