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ウエディングドレスを着た女性を見て、「私もいつか素敵なウエディングドレスが着たい」と憧れを抱くのは、誰もが一度は経験することではないでしょうか。ウエディングドレスは胸元が開いたデザインが多く、華やかで素敵ですよね。
しかし、いざ試着をしてみると胸元の浮きが気になってしまい、綺麗に着こなせるのかと不安を感じる方も少なくありません。
胸元がパカパカするのには原因があり、対処法を知っていれば、好きなデザインのドレスを美しく着こなすことができます。
そこでこの記事では、ドレスの胸元がパカパカする原因や対処法、ウエディングドレスを着こなすポイントについても詳しく解説していきます。小胸さんにおすすめのウエディングドレスも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
ウエディングドレスの胸がパカパカする原因とは?
ここでは、ウエディングドレスの胸がパカパカするおもな原因について解説していきます。
ウエディングドレスと胸のサイズが合っていない
胸がパカパカする原因のひとつに、ウエディングドレスと胸のサイズが合っていないことが挙げられます。そのため、ドレスと胸のサイズが合っているか、確認してサイズ調整することが必要です。しかし、レンタルの場合は、細かくサイズ調整ができない可能性があります。
どうしてもサイズが合わないときは、ドレスを見直しましょう。また、自分の胸のサイズに合わせてオーダーメイドでドレスを作り、挙式が終わった後でショップに買取してもらえる「オーダーレンタルドレス」を選ぶという方法もあります。
ブライダルインナーが胸のサイズや形状と合っていない
ブライダルインナーを着用しても胸のパカパカが解消されない場合は、ブライダルインナーが胸のサイズや形状に合っていない可能性が高いでしょう。
まずは、ドレスショップや式場でフィット感をチェックしてもらい、別のアイテムをいろいろと試してみましょう。また、ブライダルインナーはウエディングドレスほど高額ではないため、胸に合ったものをオーダーメイドで作るのもおすすめです。
ブライダルインナーの着け方が間違っている
胸がパカパカする原因として、ブライダルインナーの着け方が間違っている可能性も考えられます。ブライダルインナーのサイズが合っていても、着け方が間違っていると胸をしっかり持ち上げられないため、胸がパカパカしてしまいます。
正しく着用できていれば、ズレたり浮いたりしないため、ウエディングドレスを試着する際に、ブライダルインナーの着用感もしっかりチェックしましょう。
姿勢が悪い
猫背や前かがみなどの悪い姿勢は、バストの下垂を引き起こすため、ウエディングドレスの胸元がパカパカする原因になります。姿勢が悪いと自覚のある人は、背筋を伸ばして姿勢を正すことが大切です。
普段から正しい姿勢が保てているか、壁を使ってチェックするようにしましょう。壁に背を向けて30cm離れたところに真っすぐ立ち、そのままの姿勢で壁にくっつくように下がります。正しい姿勢であれば、頭と背中、お尻が壁にくっつきます。
胸がパカパカする場合の対処法
ここからは、胸がパカパカしてしまう場合の対処法について紹介していきます。胸元の浮きが気になる方は、ぜひ試してみてください。
胸にフィットするブライダルインナーを選ぶ
胸がパカパカするのを解消するには、胸にフィットするブライダルインナーを選ぶのもひとつの方法です。ブライダルインナーの種類は、「セパレートタイプ」と「ビスチェタイプ」の2つに大きく分けることができます。
セパレートタイプは、ブラとウエストニッパーが分かれているアイテムです。補正力が高くバストを高い位置でキープできるため、小胸さんにおすすめです。
一方でビスチェタイプは、バストからウエストまで一体になっており、締めつけ感がソフトなことが特徴です。快適さを重視する人に向いているでしょう。
ヌーブラを着用する
胸のパカパカを解消するのに効果的なアイテムにヌーブラがあります。ヌーブラのみで使用する、もしくはヌーブラとブライダルインナーを組み合わせて使用するなど、使い方は自由です。
ヌーブラは谷間を補正する機能に優れており、ブライダルインナーと組み合わせてもウエディングドレスにひびかず、自然に胸を盛ることができるでしょう。
ブライダルインナーを正しく着用する
ブライダルインナーを正しく着用することも大切です。ここでは、ビスチェタイプとセパレートタイプ、それぞれの正しい着用方法を紹介します。
ビスチェタイプの着け方
- ビスチェを後ろ前にしてフックを留める
- ビスチェをウエストから半分に折る
- 少し持ち上げるようにして、ビスチェを前にまわす
- 45度くらい前かがみになる
- 折ったビスチェを伸ばし、アンダーバストのラインを合わせる
- カップに手を入れ、カップ脇の肉をしっかり寄せてカップに入れ込む
セパレートタイプの着け方
- 45度くらい前かがみになりカップにバストを入れる
- アンダーバストのラインを合わせる
- 背中の肉がブラからはみ出ないように、入れ込みながらホックを留める
- カップに手を入れ、カップ脇の肉をしっかり寄せてカップに入れ込む
- フック部分を下に引っ張り、ブラの裾ラインをウエストから4~5cm上に合わせる
- 次にウエストニッパーを後ろ前にしてフックを留める
- ウエストニッパーをウエストから半分に折る
- 少し持ち上げるようにして、ウエストニッパーを前にまわす
- 折ったウエストニッパーを伸ばし、中心を合わせる
- 再度カップに手を入れ、脇の肉を寄せてカップに入れ込む
姿勢を正す
胸のパカパカを防ぐためには、日頃から正しい姿勢を心がけましょう。
ここでは、姿勢の改善に効果的なエクササイズを4つ紹介していきます。
腹式呼吸
腹式呼吸は正しい姿勢につながります。以下の方法を参考に、腹式呼吸を意識してみましょう。
- 椅子に座り肩を下ろす
- 鼻からゆっくりと深い呼吸を約2分間続ける
※息を吸うときは、胸郭が広がっていることを意識するのがポイント
背面上部回転エクササイズ
座った姿勢で背面上部を回転させることで、猫背の改善に効果を発揮します。
- 背筋を伸ばして椅子に座る
※床の上で足を組んで座ってもOK - 背筋を伸ばしたまま、背中の上側が右を向くように体をねじる
- 2と同時に右腕を体の左側に伸ばす
※右腕は地面と平行になるようにし、左手はひざの上に置いておく - 以上の動きを左右交互におこなう
※体をねじるときに息を吸い、吐きながら反対側にねじる
ウェイタープルズ
ウェイタープルズは、胸筋のストレッチと背筋を鍛えて背筋を伸ばす効果があります。
立った状態でも座った姿勢でもおこなうことができます。
- 両腕を前に伸ばす
- 手のひらを上向きにする
- 肘の角度が90度になるようにして、肘を脇に引き寄せる
- 両腕をそれぞれ外側に開く
- そのまま2~5秒間キープする
- 両腕を前に戻す
- 4~6を60秒間繰り返す
ピジョンストレッチ
座った状態で簡単にできるストレッチです。
崩れた体のバランスを解消して、姿勢の改善に効果を発揮します。
- 椅子に座る
- 右足を床につけ、左足を持ち上げ左足首を右膝の上に置く
- 上体をすねに近づけるように前に傾ける
- そのまま3~5秒間キープする
- 反対側も同様におこなう
小胸さんがウエディングドレスを着こなすには
ここでは、小胸さんがウエディングドレスを美しく着こなすための大切なポイントを2つ紹介します。
体形に合ったサイズを選ぶ
ウエディングドレスを着こなすには、バストだけを重視するのではなく、体形に合ったサイズのドレスを選ぶことが重要です。体形に合ったドレスを着用するとスタイルがよく見え、胸が小さくてもウエディングドレスをバランスよく着こなせます。
胸元がボリュームアップして見えるデザインを選ぶ
小胸さんは、胸元がボリュームアップして見えるデザインのウエディングドレスを選ぶのがおすすめです。ブライダルインナーやヌーブラを使用するだけではなく、胸元を豊かな印象に見せられるデザインを選べば、ウエディングドレスをより美しく着こなせるでしょう。
小胸さんにおすすめのウエディングドレス
ここからは、小胸さんの胸元をボリュームアップして見せられる、おすすめのウエディングドレスを見ていきましょう。
Aラインドレス
Aラインドレスは、ウエストから裾に向かって広がっていく上品な印象のドレスです。ウエスト位置が高く、スタイルが良く見えることも特徴として挙げられます。小胸さんは、胸元にフリルやリボンが施されているデザインを選べば、自然な印象で胸元をボリュームアップさせられるでしょう。
プリンセスラインドレス
プリンセスラインドレスは、スカート部分にふくらみがあるタイプのデザインで、名前の通りおとぎ話に出てくるプリンセスを彷彿させるドレスです。ウエストの切り替え上下のコントラストが華やかで、かわいらしい印象を演出します。スカートにボリュームがあることで胸への視線が集中することを避けられるため、小胸さんが着こなしやすいドレスのひとつだといえます。
ベルラインドレス
ベルラインドレスは、ウエストをキュッと絞り、スカート部分は鐘の形のように丸いシルエットになっているドレスです。中世の貴族が舞踏会で着用していたドレスとして知られています。
ロマンチックな雰囲気でゴージャスな印象です。小胸さんはウエストを高めに設定すると、バストアップ効果を得られ、バランスよく着こなせるでしょう。
エンパイアラインドレス
エンパイアラインドレスは、胸下に切り替えがあり、スカート部分が長いドレスです。スタイルアップ効果があり、上品でナチュラルな雰囲気に仕上がります。スカートにボリュームはありませんが、胸下に切り替えがあることで胸をボリュームアップして見せやすく、小胸さんにもおすすめです。
ウエディングドレス選びのポイント
ここでは、小胸さんがウエディングドレスを選ぶ際に、押さえておきたいポイントを3つ紹介します。
胸元がゴージャスなデザインを選ぶ
小胸さんは胸元のデザインがゴージャスなドレスを選びましょう。たとえば、胸元にギャザーが寄っている、フリルが幾重にも重なっている、レースのスカラップが胸元に配置されているなど、華やかなデザインがおすすめです。また、ビジューやパールなどが贅沢に散りばめられたデザインも、胸元を豊かな印象に見せてくれます。
デコルテの開きが控えめなデザインを選ぶ
小胸さんの悩みをカバーするのは、デコルテの開きが控えめなデザインです。そのため、ハートシェイプタイプよりもビスチェタイプの方が似合います。またビスチェタイプの場合、胸元が高くなっていると、より小胸をカバーしてデコルテを美しく見せることができます。
明るいカラーを選ぶ
カラードレスを選ぶ際は、明るい色を選ぶようにしましょう。ダークカラーは引き締め効果がありますが、胸元をボリュームアップして見せるには不向きです。明るいカラーは膨張して見える傾向にあり、小胸さんの胸をふんわりとボリュームアップしたバストに見せる効果が期待できます。
ウエディングドレスを選ぶ際の注意点
小胸さんがウエディングドレスを選ぶ際は、気をつけなければならない点がいくつかあります。ここでは、小胸さんがウエディングドレスを選ぶときの注意点を紹介していきます。
小胸さんに向かないウエディングドレスを選ばない
小胸さんに向いていないタイプのウエディングドレスを選ぶと、胸の小さいことが目立ってしまう可能性があります。胸を強調したり、貧相に見えたりする胸元のデザインやシルエットは選ばないように注意しましょう。
スレンダーラインドレスやマーメイドラインドレス、ハートカットドレスは、小胸さんには向かないといわれています。
サイズを正しく測る
ウエディングドレスを着こなすには、体形に合わせてドレスを選ぶことが重要です。そのため、トップやアンダーサイズはもちろん、肩幅・ウエスト・ヒップなど、サイズを正しく測っておくことが必要です。
また、結婚式までにバストサイズや体形が変化する可能性があるため、最終フィッティングは式の直前におこない、インナーやドレスとフィットしているかきちんと確認しましょう。
胸を盛り過ぎない
バストをボリュームアップさせたいからと胸を盛り過ぎてしまうと、不自然に見えてしまう恐れがあります。かえって胸が注目されてしまうため、厚すぎるパッドやインナーは避け、自然にバストアップできるものを選びましょう。
美しいウエディングドレス姿を演出するには、ドレスのシルエットや胸元のデザインも考慮して、バストメイクをすることが大切です。
試着時は動きやすさも確認する
結婚式では、テーブルラウンドや写真撮影など、ウエディングドレスを着て動くことが多いため、試着時に動きやすさを確認することも大切なポイントです。
前姿だけでなくさまざまな角度から写真を撮り、歩いたときに美しい立ち振る舞いができるか、チェックしたうえでウエディングドレスを選びましょう。
ウエディングドレスを着こなすためのバストアップケア
ブライダルインナーやパッドでバストを盛ることは可能ですが、結婚式に向けて胸をボリュームアップすれば、より美しくウエディングドレスを着こなせるでしょう。ここでは、結婚式までにできるバストアップケアを紹介していきます。
骨格のゆがみを改善する
骨格にゆがみがあるとバストアップがしにくいため、まずは体のゆがみを改善しましょう。特にバストアップに影響するのが、バストを支えている肋骨のゆがみです。また、骨盤や背骨のゆがみも骨格がゆがむ要因になります。
ここでは、骨格のゆがみを改善するおすすめのストレッチを紹介します。
肋骨と骨盤のゆがみ改善ストレッチ
- 足を広めに開く
- 両手を上にあげる
- 体を右真横にゆっくり倒す
- 右手を下げてさらに深く倒し、左脇腹を引き伸ばす
- ゆっくりと体を起こす
- 反対側も同様におこなう
背骨のゆがみ改善ストレッチ
- 椅子に座って両手を組み、腕を天井に向かって伸ばす
- 肩と耳が遠く離れるように体を伸ばす
- 右の肘を曲げ、肘が頭の後ろにくるようにゆっくり二の腕を伸ばす
- 左手を背中にまわし右手と握手する
※腰が反り過ぎないように - 反対側も同様におこなう
バストマッサージをする
バストマッサージは、バストアップに欠かせないセルフケアのひとつです。
ここでは、バストアップに効果的なバストマッサージを2つ紹介します。
リンパの流れ改善するマッサージ
- 人差し指と中指2本で、右の鎖骨の内側にあるくぼみを押す
※やや強めに押す - そのまま左右に2cmほど指をスライドさせ、圧をかけて凝りをほぐす
- 外側に向かって4か所ほぐしていく
- 反対側も同様におこなう
デコルテの凝りを解消するマッサージ
- 右手でこぶしをつくり、第1と第2関節のあいだの平たい部分を左鎖骨下に当てる
- そのまま中心から脇に向かってらせんを描くようにマッサージする
- 最後に脇をつかみリンパを刺激する
- 反対側も同様におこなう
バストアップサロンでケアする
バストアップサロンではブライダルに向けたケアをおこなっており、プロによるハンドマッサージや美容機器を用いた方法で、効率的にバストアップが目指せます。
エステティシャンが、バストの状態を見て結婚式までのプランを提案してくれるため、結婚式の準備で忙しい、セルフケアに時間を割けないという方は、バストアップサロンでケアをするとよいでしょう。
まとめ
小胸さんがウエディングドレスを美しく着こなすには、バストに合わせてブライダルインナーやパッドを上手く活用することが大切です。また、ウエディングドレスの選び方を考慮する必要もあります。
結婚式が決まったら、計画的にバストケアをおこなうのもおすすめです。胸をボリュームアップさせれば、憧れの美しい胸元を演出できるでしょう。
今回紹介した、胸がパカパカするときの対処法や小胸さんがウエディングドレスを着こなすポイントを参考に、ご自身を輝かせるウエディングドレスを選んで、最高の結婚式を迎えてください。