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育乳マッサージはバストだけではなく、首やデコルテ、二の腕にも良い影響を与えます。
しかし、「実際にどれくらい効果があるの?」「育乳マッサージで本当にバストアップできるの?」など、疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、育乳マッサージで得られる効果について詳しく解説していきます。バストアップのための正しいセルフケア方法も紹介しますので、バストに自信を持ちたい方はぜひ参考にしてください。
育乳マッサージをすればバストアップできる?
結論として、育乳マッサージだけでは「2カップ大きくなる」といった大幅なバストアップ効果は期待できません。しかし、コツコツと育乳マッサージを続けることで自然なボリュームアップやハリ感アップを目指せます。
バストは、出産時に母乳を分泌する「乳腺組織」と、乳腺を包み込むように存在する「脂肪組織」で構成されています。そして乳腺と脂肪を支えているのが「大胸筋」、バストと皮膚、大胸筋をつないでいるのが「クーパー靭帯」です。
育乳マッサージだけで乳腺や脂肪を直接増やすことはできませんが、大胸筋をほぐすことで上向きの綺麗なバストに近づけることができます。また、血行を促進させることでふっくらとしたハリが得られる可能性もあります。
育乳マッサージでバストアップ効果が期待できる理由
前述のとおり、育乳マッサージをコツコツ続けることでバストアップできる可能性があります。ここでは、マッサージでバストアップを目指せる理由を3つ紹介します。
血行が良くなりバストに十分な栄養が行き渡る
バストに必要な栄養素は、血液によって運ばれます。冷え性や血行不良の場合、食事からしっかり栄養を摂っていてもバストに行き届かないことがあります。育乳マッサージで血行を促すことでバストに必要な栄養が行き渡り、バストアップ効果が期待できるのです。
リラックス効果によりホルモンバランスが整う
育乳マッサージにはリラックス効果もあり、ホルモンバランスが整うことでバストアップにつながります。
乳腺は、卵巣から分泌される女性ホルモンによって発達します。しかし、ストレスがかかると女性ホルモンの分泌量は減ってしまいます。育乳マッサージによって心身の緊張がほぐれると、副交感神経が優位になり、ホルモンが分泌されやすくなります。その結果、乳腺が発達しバストアップにつながる可能性があります。
大胸筋が刺激され発達する
バストは大胸筋という筋肉によって支えられています。育乳マッサージの刺激によって新陳代謝が促されると、大胸筋が発達してバスト本来のボリュームが戻ってきます。また、育乳マッサージによって凝り固まった大胸筋をほぐすことで、バストが土台から持ち上がり、ツンと上を向いた綺麗な形に近づきます。
バストアップだけじゃない!育乳マッサージで得られる効果
育乳マッサージによって得られる効果は、バストアップだけではありません。ここでは、育乳マッサージで期待できる効果やメリットを3つ紹介します。
首やデコルテがきれいに見える
育乳マッサージでは、バスト周りだけではなく鎖骨や脇の下もほぐします。リンパマッサージによって身体の巡りがよくなると、バストに近い首やデコルテのリンパ液に含まれる老廃物も排出されやすくなります。その結果、むくみが解消し、バストだけでなく首やデコルテもきれいに見える効果が期待できます。
肩こり・首こり・頭痛の改善につながる
育乳マッサージによってバストを支える大胸筋をほぐすと、肩こりや首こり、頭痛の改善につながることもあります。
バストを支える大胸筋は、全身の筋肉のなかでも体積が大きく、肩から胸にかけて広がっています。大胸筋が硬くなると肩の筋肉にも過度な負担がかかり、肩こりを招いてしまうのです。また、肩が凝ると首まわりの緊張も強まり、頭部へと走る神経まで刺激されると、頭全体を締めつけられるような頭痛が生じることもあります。
育乳マッサージでバスト周りの筋肉をほぐすことで、肩こりや首こり、筋肉の緊張からくる頭痛が改善する可能性があります。
二の腕のむくみが解消する
胸のリンパマッサージによって二の腕のむくみが解消し、見た目がすっきりする効果も期待できます。脇の下には多くのリンパ節があり、乳房のリンパ節とつながっています。マッサージで脇の下にあるリンパ節の詰まりが改善すると、余分な水分や老廃物が流れやすくなり、二の腕のむくみがスッキリするのです。
自分で簡単にできる!育乳マッサージ方法
ここからは、1日10分ほどで簡単にできる育乳マッサージを4つ紹介します。1種類の育乳マッサージだけをおこなうのではなく、10分のあいだに2~3種類のマッサージを取り入れることで相乗効果が期待できます。
育乳マッサージは毎日続けることが大切ですが、余裕のない人は2日に1回でも構いません。無理のない範囲で育乳マッサージを習慣化してみましょう。
バストの高さやハリ感アップを目指す育乳マッサージ
- 両手をグーにして第二関節をバストの外側にあてる
- 身体の中央に向かってバストを寄せる
- バスト上部、バストトップ、アンダーバストの高さで1~2の動きを各3回ずつおこなう
- 手をパーに開き、両手首で外側から内側に向かってバストを押す
育乳マッサージを毎日コツコツ続けることで、バストのハリや感触に変化が出てくるでしょう。
老廃物の排出を促すリンパマッサージ
- 手と反対側の脇に親指以外の4本の指をあて、大きな円を描くようにバスト周辺をやさしくさする(左右1分ずつ)
- 親指以外の4本の指で、小さい円を描くようにバスト周辺を揉む。凝り固まっている硬い部分をゆっくりほぐすイメージで、気持ちいい程度の強さでおこなう(左右1分ずつ)
- バスト上下に両方の手のひらをあて、上の手は中央から脇へ、下の手は脇から中央へ向かってさする。バストの丸みに沿って、やさしくさするのがポイント(左右1分ずつ)
- 手のひらの中央をくぼませ、左右の手を交互に動かしてバストを下から持ち上げるようにやさしく叩く(左右1分ずつ)
リンパマッサージによって余分な水分や老廃物が排出されると、胸に十分な栄養が行き届き、バストアップが期待できます。
大胸筋の緊張を和らげる育乳マッサージ
- 親指を中に入れて拳をつくる。親指以外の4本の指はピッタリとつける。
- 指の第一関節と第二関節のあいだを使い、大胸筋(鎖骨の下あたり)に垂直に圧をかけるように小刻みに動かす。バストの奥の大胸筋をゆらゆら揺らすように、横にスライドさせながらマッサージするのがポイント。少しずつ位置を変えながら3か所マッサージする(各10回)
- ブラジャーのストラップのラインに沿って、人差し指と中指を小刻みに動かしながら小胸筋に圧をかける。筋肉が硬くなっているところを探し、位置を変えながら3か所マッサージする(各10回)
- 指で小胸筋を押さえながら、腕を外側に向かって大きくゆっくり10回まわす。凝りを感じる部分を探し、3か所ほど指の位置を変えながら腕を回す。
- 反対側のバストも1~4と同様におこなう
凝り固まった大胸筋や小胸筋をほぐすことで、垂れ乳を防げるだけではなく、肩こり・首こりの改善にもつながります。
肋間筋(ろっかんきん)をほぐして谷間をつくる育乳マッサージ
- 左手で右のバストを外側から支え、内側へ寄せる
- グーにした右手の第二関節を脇の下にあて、バストトップに向かって斜め上に引き上げる。左手もバストトップへ移動させていく
- 右手の位置を少し下にずらし、1~2と同じように引き上げる
- 各ラインを3回ずつ繰り返す
- 左のバストも1~4と同様におこなう
肋骨と肋骨の間にある肋間筋(ろっかんきん)の柔軟性を取り戻すことで、広がった肋骨が引き締まり、離れたバストの改善が期待できます。
プロ直伝!育乳のための正しいセルフケア
ここでは、育乳マッサージの効果をより高めるためのポイントを6つ紹介します。
育乳マッサージは入浴中やお風呂上がりがおすすめ
育乳マッサージはいつおこなっても構いませんが、効果を高めるには入浴中やお風呂上がりがおすすめです。入浴によって身体が温まると血液の流れが良くなり、バストアップに欠かせない栄養や女性ホルモンが全身に運ばれやすくなります。ぜひ、入浴中やお風呂上がりの育乳マッサージを毎日の習慣にしましょう。
マッサージの前にクリームやジェルを塗る
育乳マッサージの前に、クリームやジェル・オイルなどを塗りましょう。バストだけではなく、脇・鎖骨・肋骨までまんべんなくクリームを塗ることで滑りが良くなり、摩擦による肌の負担を軽減できます。ハリに効果的な成分が配合されているクリームを使用すると、弾力アップも期待できます。
育乳に役立つ栄養素を積極的に取り入れる
1日3食の栄養バランスのとれた食事を基本に、育乳に役立つ栄養素も取り入れましょう。育乳に良いとされている栄養素は、以下のとおりです。
栄養素 |
特徴 |
含まれる食べ物 |
---|---|---|
大豆イソフラボン |
|
大豆製品(大豆・納豆・豆腐など) |
ボロン |
|
果物類(りんご・ぶどう・梨など) |
タンパク質 |
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肉・魚・卵・乳製品・大豆製品など |
アミノ酸 |
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卵・肉・牛乳など |
ビタミンE |
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卵・アーモンド・カボチャ・アボカド、モロヘイヤなど |
ビタミンC |
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アセロラ・キウイ・赤パプリカ・キャベツ・ブロッコリーなど |
これらの栄養素は、摂取したからといって劇的なバストアップが叶うわけではありませんが、育乳をサポートする効果が期待できます。
十分な睡眠時間を確保する
十分な睡眠時間を確保して睡眠の質を上げることで、女性ホルモンは正常なリズムで分泌されます。その結果、バストを構成する乳腺も発達しやすくなります。
厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」によると、成人の適正な睡眠時間は1日6~8時間とされています。仕事や家事・育児で忙しい方も多いと思いますが、バストアップのためには6時間以上の睡眠を確保しましょう。
また、睡眠の質を上げるためには、「寝る前1時間はスマホ・PCの画面を見ない」「ぬるめのお湯に浸かり身体を温める」などを心がけることも大切です。
できるだけストレスを溜め込まない
過度なストレスを受けると女性ホルモンが正常に分泌されなくなり、バストアップにも支障をきたします。ストレスが溜まると睡眠の質も低下し、バストだけではなく、全身の健康に悪影響を及ぼす可能性もあります。
「ウォーキングやストレッチで身体を動かす」「趣味の時間を確保する」など、自分に合った方法でストレスを発散させることが大切です。また、日中に太陽の光を浴びることで、脳内伝達物質である「セロトニン」の分泌量が増え、精神の安定に役立ちます。
ブラジャーのサイズは定期的に測り直す
サイズの小さいブラジャーを着けていると血行が悪くなり、育乳に欠かせない女性ホルモンや栄養の運搬が滞ってしまいます。逆に、ブラジャーのサイズが大きいとバストが揺れ、クーパー靭帯に負担がかかる可能性があります。
体型や年齢の変化によってブラジャーのサイズは変化するため、定期的に測り直しましょう。
育乳マッサージをする際の注意点
ここでは、育乳マッサージをする前に知っておきたい注意点を2つ紹介します。
痛いと感じるほど力を入れない
「痛い」と感じるほど力強くマッサージすると、クーパー靭帯が傷つき、バストの形が崩れてしまう可能性があります。クーパー靭帯は一度切れると元に戻らないため、「心地よい」と感じる力でやさしくマッサージしましょう。
また、クーパー靭帯や乳腺などの大切な組織を傷つけないよう、バストそのものを揉むのではなく、バスト周りをマッサージすることが大切です。
傷や肌トラブルがある場合はマッサージを控える
バスト周りに傷や肌トラブルがある場合は、育乳マッサージを控えましょう。マッサージによる摩擦で、皮膚の炎症が悪化してしまう恐れがあるためです。また、生理中にバストを刺激すると生理の出血量が増える可能性があるため、生理1~2日目は育乳マッサージを控えることをおすすめします。
プロのマッサージで育乳を目指すならバストアップ専門サロンRococo(ロココ)
効率良くバストアップしたい方には、セルフケアに加えてプロの育乳マッサージを受けるのもおすすめです。
バストアップ専門サロンRococo(ロココ)では、3万人以上の施術実績から考案した独自のメソッドで、お客様それぞれのバスト悩みに合った施術を提供しています。
ここでは、Rococoの特徴を紹介していきます。
特徴1.知識豊富なセラピストがしっかりカウンセリング
Rococoのカウンセリングでは、バストの仕組みを知り尽くした経験豊富なセラピストが、お客様一人ひとりのお悩みに寄り添います。バストアップはもちろん、下垂ケア・離れバストケア・左右差ケアと、豊富なメニューから自分に合った施術を受けることができます。
また、施術だけでなく、マンツーマンのブラジャーカウンセリングに対応しているのもRococoならではの魅力です。ストラップを正しく調整して脇肉までしっかりカップにおさめることで、谷間の美しさもアップします。
特徴2.特許取得のマッサージ機によるバストケア
Rococoでは、オールハンド施術と特許取得のマッサージ機を組み合わせた施術をおこなっています。バストを支えるクーパー靭帯はコラーゲン線維で構成されているため、コラーゲンを増やすことでバストアップにつながります。
Rococoで導入しているマッサージ機は、疑似生体電流をバストの細胞に流し活性化させることで、コラーゲンの増加を促します。クーパー靱帯のコラーゲンが増えるとバストの弾力がアップし、本来の位置へと引き上がります。
特徴3.バストだけでなく「姿勢」にも着目
骨格が歪んでいると背中にバストが流れてしまうため、Rococoでは姿勢改善のサポートにも力を入れています。バストだけではなく、首や肩・背中・肩甲骨周りもしっかりケアすることで姿勢が改善し、後戻りしない美しいバストへと導きます。
まとめ
今回の記事では、育乳マッサージの効果について解説するとともに、正しいセルフケアの方法について紹介してきました。
育乳マッサージを毎日続けることで血行が促進され、弾力やハリ、自然なボリュームアップが期待できます。また、育乳マッサージによってバスト周辺のリンパの流れが良くなると、首やデコルテがきれいに見えるほか、二の腕のむくみが解消にもつながります。
入浴中やお風呂上がりに1日10分の育乳マッサージを取り入れ、理想のバストを目指しましょう。