column
コラム

豊胸手術の相場や値段は?【2023年最新】分かり易く徹底解説

バストサイズにコンプレックスを抱える女性が、サイズアップを求めてたどり着くのが「豊胸手術」という方法です。

最近では、傷跡が目立たず手軽に行える豊胸手術もあるため、手術を受けてみたいと考える女性が増えています。

ただ実際には、豊胸手術は費用がかなり高額になることと、さまざまなリスクから手術を受けることを躊躇してしまうケースも少なくありません。

この記事では、豊胸手術の値段の相場や最新情報を徹底解説します。

豊胸手術の値段の相場や最新情報を徹底解説

1カップサイズを上げたい時の豊胸手術の値段の相場

現在のバストサイズから1カップサイズを上げたい場合、豊胸手術でいくら位かかるのか、相場の値段を手術の種類別に紹介します。

豊胸手術の相場① シリコンバッグの値段

シリコンバッグ豊胸の場合、1カップのサイズアップにかかる値段は、45〜100万円が相場になっています。

この値段の違いは、シリコンバッグの大きさによるものではなく、バッグの種類(素材や形状)や施術内容(体のどこからシリコンバッグを挿入するか)によるものです。

豊胸手術の相場② 脂肪注入の値段

脂肪注入による豊胸手術の値段は、50〜150万円が相場とされています。この値段の違いは、採取した脂肪の加工費、技術料により生じるものです。

脂肪注入による豊胸手術では、1〜1.5カップのサイズアップが可能とされているため、1カップのサイズアップにかかる値段も50〜150万円が相場ということになります。

クリニックによっては2カップのサイズアップが可能としているところもありますが、脂肪注入は、多すぎるとしこりができたり、組織化するなどのリスクが高まるため、注意が必要です。

豊胸手術の相場③ ヒアルロン酸注入の値段

ヒアルロン酸注入による豊胸手術の値段は、60〜80万円が相場とされています。

ヒアルロン酸は、10ccで3〜4万円が相場で、1カップのサイズアップには片胸に100ccほど必要であるため、両胸で200ccになることからこの金額になります。

【主な豊胸手術の相場の値段 比較】

手術の種類 相場の値段
シリコンパック 45〜100万円
脂肪注入 50〜150万円
ヒアルロン酸注入 60~80万円

主な豊胸手術の特徴を解説

ここでは、現在の主な豊胸手術とされる3種類の施術の特徴について解説します。

主な豊胸手術とされる3種類の施術の特徴

シリコンバッグ

シリコンバッグ豊胸手術は、バストサイズや形にこだわりたい方におすすめの施術です。シリコンバッグ豊胸手術では、「脇の下」または「バストの下側」を切開してバッグを挿入し、一度に2カップ以上のサイズアップできます。

挿入するシリコンバッグは、形状や質感の異なるさまざまな種類があり、素材やサイズ(100〜800ccまで)を選び、理想のバストをつくることができます。

だいたい1カップのサイズアップをするのに100ccのシリコンバッグが必要です。施術の値段は、挿入するシリコンバッグの種類に左右されることが多く、とくに触り心地が自然なものほど高額になる傾向があります。

シリコンバッグには、表面がつるつるした「スムースタイプ」と、表面がざらざらした「テクスチャードタイプ」があり、被膜拘縮が起こりにくいテクスチャードタイプのシリコンバッグの方が値段が高くなります。

被膜拘縮とは、体の拒否反応のひとつです。シリコンバッグなどの異物が体内に入ってきた時、 それを取り囲むように薄い膜(被膜)ができ、それが異常に厚くなったり、収縮したりしてシリコンバッグの空間が狭くなった状態をいいます。

被膜拘縮が起こるとバストの感触が硬くなったり、外見が変形したりすることがあります。

脂肪注入

脂肪注入豊胸手術では、自分自身の脂肪を、お腹やお尻、太ももなどの気になる部分から吸引して加工し、それを胸に注入してバストアップを実現する施術です。

気になる部分の脂肪を吸引するため、部分痩せとバストアップが同時に叶うという理由から人気があります。

吸引する脂肪は、注入する前に老廃物や不純物を取り除く加工が必要で、その加工費や技術料により施術の値段が変動します。

また胸に注入された脂肪が全て生着するわけではなく、生着可能とされる脂肪の割合は、平均すると25%程度とそれほど高くありません。

だからといってたくさん脂肪を注入してしまうと、壊死してしこりの原因になるため、一度の施術で実現できるサイズアップは1〜1.5カップ程となっています。

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入による豊胸手術は、注射のみで行われ、手軽にバストアップができることから人気のある施術です。

ヒアルロン酸注入豊胸では、バスト周辺の何か所かに、吸収されにくいヒアルロン酸を注入し、バストのサイズアップを実現します。

施術にかかる時間は平均して約1時間程度で、ダウンタイムもほとんどないため「バストのプチ整形」とも呼ばれています。

ただこのヒアルロン酸注入による豊胸手術は日本以外の国では行われておらず、最近では日本でもこの施術を行わないクリニックが増え始めています。

豊胸手術のメリット・デメリット|種類別

豊胸手術は、バストのサイズアップができるメリットがありますが、さまざまなデメリットもあるため、豊胸手術を検討される方は事前にそれらを確認されることをおすすめします。

ここでは、豊胸手術の種類別にメリットとデメリットをくわしく解説します。

豊胸手術のメリット・デメリット

シリコンバッグのメリット・デメリット

シリコンバッグ豊胸手術のメリットとデメリットは次のとおりです。シリコンバッグによる豊胸手術は、大幅にサイズアップできるメリットがあるものの、ダウンタイムの長さや触り心地の硬さといったデメリットがあります。

シリコンバッグの材質はさまざまで、最近では破損しても超音波で検査しないと分からないものもあり、かえって危険性が高いと指摘する声も少なくありません。

またバッグの寿命とされる10年を過ぎると破損しやすくなること、年齢を重ねるとバストとバスト以外の部分の違和感が出てくることなどのデメリットも気になります。

メリット デメリット
シリコンバッグ豊胸手術
  • 確実にバストアップ可能
  • 大幅にサイズアップ可能
  • 持続期間が長い
  • 定期的なメンテナンスが必要
  • 破損の危険がある
  • 触り心地が硬い
  • 手術の痕が残る

脂肪注入のメリット・デメリット

脂肪注入による豊胸手術は、自分自身の脂肪を使うため拒否反応が起こりにくいことと、見た目や触り心地が自然で豊胸手術と知られにくいメリットがあります。

また気になる部分の脂肪を吸引するため、バストアップと部分痩せが同時に叶うことも大きなメリットといえるでしょう。

ただ、自分自身の脂肪であっても必ず定着するわけではなく、石灰化したり吸収されてしまったりする可能性も少なくありません。

「脂肪の吸引」と「脂肪の注入」という2つの工程があるため、施術の値段が高額になりやすいこともデメリットといえます。

メリット デメリット
脂肪注入豊胸手術
  • バストアップと部分痩せが可能
  • 拒否反応が起こりにくい
  • 見た目や触り心地が自然
  • 脂肪の少ない人には向かない
  • 脂肪が石灰化することがある
  • 大きくサイズアップはできない
  • 値段が高額になりやすい

ヒアルロン酸注入のメリット・デメリット

ヒアルロン酸注入による豊胸手術は、注射で行われるため手軽である一方、効果があまり持続しないことや触り心地の硬さを指摘する声が多く聞かれます。

ヒアルロン酸といえば、液状のものをイメージされる方が多いと思いますが、豊胸手術に用いられるヒアルロン酸はシリコンジェルのような、ほぼ固形に近いものなのです。

そのため、とくに元のバストに脂肪が少ない方の場合は、触ってみるとシリコンバッグと同じ位の硬さが感じられてしまいます。

また、注入するヒアルロン酸の粒子が小さければ体に吸収されやすいため効果が持続しにくく、粒子が大きいとしこりができたり、体が拒否反応を起こしたりするため、最近ではヒアルロン酸注入による豊胸手術をおすすめしないクリニックも増えています。

メリット デメリット
ヒアルロン酸注入豊胸手術
  • 切開せずにバストアップできる
  • ダウンタイムがほとんどない
  • 施術時間が短い
  • 触り心地が硬い
  • 効果があまり持続しない
  • しこりができることがある

豊胸手術の値段についてよくある質問

ここでは、豊胸手術の値段についてよくある質問をまとめてみました。

豊胸手術の値段についてよくある質問

豊胸手術の値段は手術費用のみ?

クリニックのホームページなどで公開されている豊胸手術の値段の中に、手術を受ける際に必要となる全ての内容が含まれるかどうかは、クリニックにより異なります。

そのため、カウンセリングを受ける時に、提示された豊胸手術の値段に手術料金以外の麻酔代や検診費用、また手術後の痛み止めや処方薬、検査費用などが含まれているかどうか確認することをおすすめします。

事前に確認しておかないと、後から追加料金が発生して慌てることになりかねませんので注意しましょう。

豊胸手術の値段が安すぎるのは怪しい?

豊胸手術は値段が高額になりがちですから、格安の値段が表示されていると魅力的に感じるかも知れません。

ネットの広告などでも、平均的な価格よりもずっと安い値段を表示しているクリニックがあります。

でも、値段があまりに安すぎる豊胸手術は、カウンセリングの際に高額な施術を勧められるケースが多いため、注意が必要です。

「脂肪注入豊胸」のケースを例に挙げると「広告に表示していた15万円の手術では0.5カップアップしますが、注入する脂肪の定着率は50%以下になります。

70万円の施術なら、2カップアップしますし、脂肪の定着率が90%以上で、しこりのリスクもありませんよ」というような説明がなされるそうです。

一般的に、脂肪注入による豊胸手術では脂肪の定着率は25%ほどといわれていますから、70万円の施術で定着率が90%以上ある、というのはにわかに信じがたいです。

実際に消費者生活センターにも「値段の安さにひかれてカウンセリングに行ったものの、高額な豊胸手術を契約してしまった」というケースがいくつも報告されています。

以上の理由から、表示されている豊胸手術の値段が相場よりも大きくかけ離れて安い場合は、事前にクリニックに確認するなどの注意が必要です。

表示されている豊胸手術の値段が相場よりも大きくかけ離れて安い場合は、事前にクリニックに確認

豊胸手術を受ける前には、十分検討しましょう

豊胸手術を受けたいとお考えの方は、施術を受けるべきかどうか、事前に十分に検討しましょう。これまでご紹介したように、豊胸手術を受けるには高額な費用がかかるだけでなく、施術費用にまつわるトラブルも起こっています。

さらにお体への負担も決して少ないものではありません。体にメスを入れるリスクも伴いますし、メスを入れない施術でも注入した脂肪やヒアルロン酸が石灰化したり、しこりになったりすれば手術で除去しなければなりません。

それらを踏まえて、豊胸手術が本当にベストな選択なのかを冷静に見きわめることが大切です。

体にメスを入れないバストアップならバストアップサロンがおすすめ

体にメスを入れないバストアップなら、バストアップサロンがおすすめです。体にメスを入れることは誰でも怖いですし、躊躇もするでしょう。それは自然な思考といえます。

また副作用や、手術を受けたことを周囲に知られてしまう心配もあります。

その上、高額な施術費用を支払わなければなりませんから、豊胸手術は経済的にも身体的にも、そして精神的にも負担が大きいと言わざるを得ません。

体にメスを入れることなく、また副作用の心配のないバストアップを目指すなら、バストアップサロンの施術をおすすめします。

まとめ

豊かなバストに憧れる人なら、一度は豊胸手術を受けることを考えるでしょう。でも実際には高額な手術費用や、体にメスを入れることへの恐怖、副作用に対する不安などから躊躇する人が多いようです。

しかも悪質なクリニックの場合、あたかも格安でバストアップできるかのような宣伝文句でお客さまを引き込み、高額な手術を勧めるケースがあるため、豊胸手術のリスクはさらに高いものになってます。

安全にバストアップを目指すならば、バストアップサロンという選択もあります。バストアップサロンの施術は副作用もありませんし、表示と異なる高額な施術を勧められる心配もありません。

バストアップサロンでバストのプロフェッショナルに身をゆだねれば、安全にバストアップが叶えられますよ。