ハリのあるおっぱいをつくるには？美乳の秘訣や垂れ胸を防ぐ方法をご紹介

バストアップしたい気持ちとは裏腹に、バストにハリがなくなってきていると悩んでいる方は少なくないようです。どうしたらふっくらハリのある美しいバストになれるのでしょうか。

年齢を重ねるとどうしてもバストのハリが失われがちになりますが、バストがボリュームダウンする理由はそれだけではありません。そのため、まずはハリがなくなっている原因を知ることが大切です。原因がわかればハリのあるおっぱいをつくる対策が見えてきますよ。

この記事では、バストのハリが失われる原因や生活習慣について解説していきます。さらに、垂れ胸を防ぐ方法やエステサロンでの施術についてもご紹介しますので、ハリのあるおっぱいをつくりたい方は、ぜひ参考にしてください。

ハリが失われて垂れ胸になる原因

はじめに、バストのハリが失われて垂れ胸になるおもな原因について紹介します。

加齢

バストが垂れる原因のひとつに加齢があります。加齢によりバストを構成している組織の働きが衰えると、バストアップに大切な女性ホルモンの減少や筋力の低下が起こります。特に、閉経前後は卵巣機能が低下して女性ホルモンのエストロゲンが急激に減ってしまうため、乳腺が萎縮してバストが垂れやすくなってしまうのです。

クーパー靭帯の損傷

クーパー靭帯は、乳腺と皮膚・大胸筋をつないでいる組織で、バストをピンと張った状態に保つ役割を担っています。そのため、クーパー靭帯が損傷するとバストが垂れてしまうのです。クーパー靭帯には収縮する機能がなく、一度伸びたり切れたりすると元に戻りません。バストの下垂を防ぐには、クーパー靭帯を守ることが重要となります。

ダイエット

ダイエットをすると、体の脂肪が落ちると同時にバストの脂肪も減ってしまいます。急激にバストの脂肪が減ると、皮膚がたるんでバストが垂れる要因となります。

また、食事制限によりバストに必要な栄養素が摂取できなくなることで、ホルモンバランスが乱れやすくなります。その結果、女性ホルモンが減少して垂れ胸になってしまうのです。

出産

出産によるバストの大きさの変化も垂れ胸になる原因です。妊娠中や出産後は乳腺が発達してバストが大きくなります。人によってはバストサイズが2カップほど大きくなるようです。

バストが大きくなることでクーパー靭帯が引き伸ばされたり、切れたりする可能性が出てきます。損傷したクーパー靭帯は元に戻らないため、バストの下垂を引き起こしてしまいます。

垂れ胸になる生活習慣

垂れ胸になってしまうことには、普段の生活習慣が大きく関わっています。ここでは、垂れ胸を引き起こす代表的な生活習慣をご紹介していきます。ご自身の生活習慣にあてはまることがないかチェックしてみましょう。

ブラジャーのサイズが合っていない

ブラジャーのサイズが合っていないとバストが垂れやすくなります。大き過ぎるブラジャーはカップの中でバストが動いてしまうため、揺れが生じてクーパー靭帯が損傷してしまいます。

また小さすぎるブラジャーはバストを圧迫して形が崩れやすくなります。どちらにしてもバストが垂れる原因になります。

姿勢が悪い

悪い姿勢は垂れ胸を引き起こします。なぜなら、猫背のような前かがみの姿勢が長く続くと、大胸筋が衰えてバストを支えきれなくなってしまうからです。

デスクワークでのパソコン作業やスマホの使用時間が長いと、知らず知らずのうちに姿勢が悪くなります。そのため、姿勢が悪いことが原因でバストが垂れている方も多いようです。

紫外線対策をしていない

紫外線対策をしていないことも垂れ胸になる生活習慣のひとつです。紫外線の影響によってコラーゲンやエラスチンが減少すると、皮膚のたるみにつながります。バストに紫外線対策をしていない場合、皮膚のたるみが生じて弾力が失われ、バストの下垂が生じてしまいます。

スポーツ時に普通のブラジャーを着けている

スポーツをしている時はバストが大きく揺れ、クーパー靭帯が伸びたり切れたりしやすくなります。そのため、普通のブラジャーを着用してスポーツするとクーパー靭帯が損傷して、バストの下垂を引き起こしてしまいます。

ノーブラで過ごしている時間が長い

ノーブラで過ごしている時間が長い方も、バストが垂れやすくなります。歩いたり座ったりというような普段の動作でもバストは揺れます。そのため、自宅でブラジャーを着けていないとバストが揺れてクーパー靭帯が傷つき、垂れ胸になる可能性が高くなります。

うつぶせ寝をしている

うつぶせ寝はバストに悪影響を与えてしまいます。なぜなら、うつぶせ寝をしていると自分の体重でバストを圧迫してしまうからです。横向きや仰向けでもバストへの影響がゼロというわけではありませんが、うつぶせ寝はバストに負担がかかりやすく、バストが垂れやすくなってしまいます。

偏った食事をしている

偏った食事もバストが垂れてしまう原因です。偏った食事によりバストに必要な栄養素が摂取できないと、皮膚や筋肉・脂肪を保つことができません。そのため、好き嫌いが多く栄養素が偏っている場合、バストの弾力がなくなったり皮膚が垂れたりして、バストの下垂が生じてしまいます。

垂れ胸を防ぐ方法

ここまで、バストが垂れる原因や生活習慣についてご紹介してきました。ここからは垂れ胸を防ぐ方法についてみていきましょう。

正しいサイズのブラジャーを着用する

バストの揺れを防ぐには、正しいサイズのブラジャーを着用することが大切です。バストの大きさは変動しやすいため、今着けているブラジャーが本当にバストに合っているか確認しましょう。

正しいサイズのブラジャーの選びのポイント

まずはバストの正しいサイズを測ることが必要です。以下の要領でバストを採寸してみてください。

【トップバストの採寸】

1. 素肌もしくは薄手のキャミソールを着用した状態で、バストトップと背中が水平になるようにメジャーをあてる
2. そのまま足を肩幅に開き、体を90度前に倒す
3. メジャーをバストトップの位置で交差させて採寸する
   ※バストをつぶさないようにふんわりとさせるのがポイント

【アンダーバストの採寸】

1. 背筋を伸ばして真っすぐに立ち、バストの真下にメジャーをあてる
2. そのままメジャーを交差させて採寸する
   ※アンダーバストは少しキュッと締めてしっかり測るのがポイント

次に正しいカップサイズを確認します。カップサイズは、トップサイズからアンダーバストを引いた寸法でわかります。

以下はカップサイズの一覧です。たとえば、トップサイズとアンダーバストの差が14cmであれば、Cカップになります。

次に正しいカップサイズを確認します。カップサイズは、トップサイズからアンダーバストを引いた寸法でわかります。以下はカップサイズの一覧です。たとえば、トップサイズとアンダーバストの差が14cmであれば、Cカップになります。

姿勢を改善する

姿勢の改善は、血流の悪化や大胸筋の衰えを防ぐことにつながります。椅子に座る際は、座骨を背面に当てて背筋を伸ばします。

また、足を組まないことが大切です。デスクワークでは肩を上げず、前かがみにならないようにしましょう。1時間に1回程度立ち上がって姿勢をリセットするのがおすすめです。

スポーツ時はスポーツブラを使用する

スポーツ時は、バストの揺れをサポートするスポーツブラを使用しましょう。クーパー靭帯を守ってバストが垂れるのを防ぎます。

ノーブラで過ごさない

自宅で過ごすときにノーブラで過ごさず、ブラジャーを着けることを習慣にしましょう。ワイヤーブラを着けるとリラックスできないという場合は、ワイヤーなしのブラジャーを選ぶのがおすすめです。

就寝時はナイトブラを着ける

就寝時はナイトブラを着けて、寝ているときの揺れからクーパー靭帯を守ることが大切です。ナイトブラは睡眠を妨げないようなホールド感で作られています。ストレッチ性もあり心地よく着用できるでしょう。

仰向けで寝る

寝るときはうつぶせや横向きではなく、仰向けで寝るのがおすすめです。仰向けでもバストへの負担がないというわけではありませんが、寝る姿勢の中でいちばんバストに負荷がかかりにくいといわれています。

バスト周りやデコルテにも日焼け止めを塗る

バスト周りやデコルテにも、しっかり日焼け止めを塗るようにしましょう。紫外線は衣類も通して皮膚に浸透します。UV効果のあるキャミソールなどを着用するのも効果的です。

バストアップに効果的な栄養素を摂る

バストアップに効果的な栄養素を摂ることも重要です。ハリのあるバストに欠かせないタンパク質はもちろん、糖質・脂質・ビタミン・ミネラルなど、バランスよく摂取することを心がけましょう。

美しくハリのあるおっぱいをつくるための秘訣

ここでは、美しくハリのあるおっぱいをつくるための秘訣をお伝えしていきます。ぜひ実践してみてください。

美乳マッサージをする

バストマッサージはバストアップに効果的です。おすすめの美乳マッサージを2つご紹介します。

バストの凝りをほぐすマッサージ

1. 人差し指と中指、薬指をそろえてバスト上の大胸筋にあてる
2. そのまま鎖骨下や脇の手前あたりをさする
   ※左右交互におこなう
3. 両手を肋骨にそえる
4. バストを持ち上げるように動かしたら、小指をアンダーバストにそえる
5. そのまま少し揺らす程度に凝りをほぐす

ハリをアップさせるマッサージ

1. 腕をクロスさせて左右のバストを持ち上げる
2. 手をバストの外側から内側に動かす
3. バストを横から中央に寄せて下から上に円を描くようにマッサージする
   ※カップの形をつぶさないようにやさしくおこなう

ハリのあるおっぱいをつくる筋トレをする

ハリのあるおっぱいをつくる筋トレを3つご紹介します。

合掌ポーズ

1. 背筋を伸ばして両手のひらを胸の前で合わせる
2. 息をゆっくり吐きながら両手のひらを押し合う
   ※胸筋に力を入れることを意識する
3. 10～15秒間押し合う
   ※1～3を5回程度繰り返す

膝つきプッシュアップ

1. 膝を床につけ、両手を肩幅より広い位置について四つん這いになる
2. 手のひらを45度内側に向けハの字をつくる
3. 肘を曲げ、胸が床につく手前まで下ろす
4. 胸に力を入れて体を持ち上げる
5. 3～4を10回おこなう
   ※セットの間に30秒間休憩を入れて3セットおこなう

エアチェストフライ

1. 背筋を伸ばして背もたれのない椅子に座る
2. 両腕を左右真っすぐに伸ばし、胸の前で両手を合わせる
3. 両腕を左右に開くように大きく腕を動かす
4. 両腕を伸ばしたまま閉じて開く動作を30回繰り返す
5. 10秒間休憩を入れて3セットおこなう

美乳をつくるヨガのポーズをとりいれる

ヨガのポーズもハリのあるおっぱいをつくるのにおすすめのエクササイズです。初心者でも簡単にできるおすすめのポーズを2つご紹介します。

コブラのポーズ

1. マットの上にうつぶせになる　※足の甲も床につける
2. 肩の下に手がくるように胸のやや下に手をつく
3. 息を吸いながら手でマットを押し、肘を伸ばして上半身を起こす
   ※胸を中心に上半身が心地よく伸びるのを意識しておこなうのがポイント
4. 息を吐きながらうつぶせの状態に戻す

魚のポーズ

1. 両足をそろえて伸ばし仰向けになる
2. 手のひらを床に向けてお尻の下に置く
3. 2の状態のまま脇を締める
4. 息を吸いながら胸を開き、肘で床を押して背中を反らせる
5. 頭の先を見上げるように喉を伸ばし、頭頂部を床につける
6. 5回呼吸したら肘を伸ばし、ゆっくりと元の仰向けの状態に戻る

バストアップクリームを使用する

バストアップクリームを使用するのもおすすめです。バストアップクリームには、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸やスクワランなど、バストアップにハリを出したり肌を柔らかくしたりする成分が含まれています。

特に、マッサージをおこなう際に使用すると効果的です。比較的安価なので手軽に使用できるでしょう。

バストアップサロンでハリのあるおっぱいをつくる

ハリのあるおっぱいは、バストアップサロンで効率良くつくることができます。サロンでは、プロによる手技とさまざまな美容機器を用いて施術をおこないます。バストアップサロンでの施術は、セルフケアよりも早く確実にバストアップを目指したい方に向いています。

バストアップサロンの施術法

ここからは、バストアップサロンでの代表的な施術をご紹介していきます。

ハンドマッサージ

ハンドマッサージとは、熟練のエステティシャンによっておこなうバストマッサージのことです。バスト周りだけではなく、首・肩・肩甲骨の凝りやリンパの詰まりをほぐします。ハンドマッサージには乳腺を刺激したり、流れたバストを元の位置に戻して形を整えたりするマッサージもあります。

光豊胸

光豊胸とは、IBEといった特殊な光を照射してハリのあるバストを目指す施術です。血行やリンパの流れが良くなることにより、乳腺やクーパー靭帯の強化が期待できます。また、光豊胸は、バストに大切なコラーゲンやエラスチンを生成する線維芽細胞にも刺激を与えるといわれています。

マイクロカレント

マイクロカレントとは生体疑似電流のことで、人間の体にある生体電流と似た電流を流す施術です。たまった老廃物の排出を促して代謝を高め、ハリのあるバストを目指します。また、脇や背中に流れた脂肪を移動させることもできるといわれており、バストの形を整える効果にも期待できます。

EMS

EMSは筋肉に電気刺激を与える施術です。バスト周りの大胸筋・小胸筋・広背筋などを鍛えて、ハリのある上向きのバストを目指すことができます。

特に、筋力が衰えているけれど筋トレが続かないという方におすすめです。エクササイズをおこなっている方もEMSの施術を受けるとより効果的に筋肉を鍛えられます。

まとめ

今回の記事では、ハリのあるおっぱいをつくるためのセルフケアやエステサロンでの施術についてご紹介してきましたが、試してみたい方法は見つかったでしょうか。バストケアをするのであれば、セルフケアをおこないながらエステサロンでの施術を受けてみるのもおすすめです。

また、バストがボリュームダウンする生活習慣にあてはまっている場合は、生活習慣の見直しからはじめてみるのもよいでしょう。ご自身のバストの状態を見極め、続けられる方法でハリのあるおっぱいを手に入れてください。