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10代はバストがもっとも成長する時期だといわれています。しかし、バストの変化には個人差があるため「周りの子よりバストが小さい」「まな板みたいなバストではずかしい」など、バスト悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
10代はバストアップに必要な女性ホルモンが急増するため、今はまだバストが小さいからといって落ち込むことはありません。食生活や生活習慣を見直したり、セルフケアをおこなったりすることでバストアップが叶いますよ。
また10代からバストケアを始めれば、20代や30代になってもたるみのないきれいなバストを保つことができるでしょう。この記事では、バストに悩む10代の方におすすめのバストアップ法やバストアップに役立つアイテムを紹介します。ぜひ試してみてください。
10代はバストアップに成功しやすい?
10代は初経(はじめての生理)が始まることでバストアップに必要な女性ホルモンが急増するため、バストアップに成功しやすい時期だといわれています。なぜ女性ホルモンが増えるとバストアップするのでしょうか。
バストを構成している主な組織は「大胸筋」「脂肪」「乳腺」「クーパー靭帯」「皮膚」です。その中で脂肪、乳腺、クーパー靭帯、皮膚は、女性ホルモンと大きく関係しています。
女性ホルモンが増えると脂肪や乳腺、クーパー靭帯が発達し、皮膚のハリや弾力を生み出すため、バストアップにつながるのです。
また女性ホルモンの分泌量は10代〜20代にピークを迎え、その後徐々に減少していきます。将来きれいなバストを維持するためには、10代の間に女性ホルモンの分泌量を増やすことが重要です。
10代から始めるバストアップ法
ここでは、10代から始めるバストアップ法について紹介します。毎日続けておこなうことでバストアップが期待できるでしょう。
バストアップ効果が期待できる栄養素を摂取する
バストの大きさには食生活も影響しています。バランスの悪い食事をしているとバストに必要な栄養が不足し、女性ホルモンの分泌量が減ってしまいます。そのため、10代からバストアップに効果的な栄養素を意識して摂取することが大切です。以下はバストアップ効果が期待できる栄養素です。
- 大豆イソフラボン
女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類があります。大豆イソフラボンは女性ホルモンの「エストロゲン」と似た働きをする栄養素です。エストロゲンは乳腺や脂肪組織を発達させるといわれています。
大豆イソフラボンを多く含む食べ物:豆腐・納豆・おから・味噌・きな粉など。 - タンパク質
タンパク質は大胸筋やクーパー靭帯の原料となる栄養素です。筋肉の80%はタンパク質からできており、クーパー靭帯をつくるコラーゲンを体内で合成するにはタンパク質が必要です。また、タンパク質には女性ホルモンを促進する働きも期待できます。
タンパク質を多く含む食べ物:鶏ささみ肉・豚もも肉・サンマ・鮭・牛乳・ヨーグルトなど。 - アミノ酸
アミノ酸とはタンパク質を構成するための栄養素です。そのため、アミノ酸を摂取することはバストアップに必要なタンパク質を増やすことにつながります。
アミノ酸を多く含む食べ物:鶏むね肉・牛豚レバー・チーズ・マグロ・カツオ・卵・豆乳など。 - ボロン
ボロンは「ホウ素」と呼ばれるミネラルの一種で、女性ホルモンの「エストロゲン」を活性化する栄養素です。エストロゲンを刺激して乳腺の発達や脂肪組織を増やす働きをします。
ボロンを多く含む食べ物:キャベツ・リンゴ・ぶどう・梨・海藻類・アーモンドなど。 - ビタミンE
ビタミンEは「トコフェロール」と呼ばれる脂溶性ビタミンの一種で、血行促進を助ける栄養素です。血行が良くなるとバストに必要な栄養が届きやすくなります。さらに抗酸化作用もあるため、バストのアンチエイジング効果も期待できます。
ビタミンEを多く含む食べ物:アボカド・かぼちゃ・うなぎ・アーモンド・オリーブオイルなど。 - ビタミンC
ビタミンCはコラーゲン生成を助ける働きをする栄養素です。クーパー靭帯を強化したり、バストを覆っている皮膚のハリや弾力を維持したりする効果が期待できます。また強い抗酸化作用があり、ビタミンEと同様にバストのアンチエイジングにも効果を発揮します。
ビタミンCを多く含む食べ物:赤ピーマン・黄ピーマン・キウイ・ブロッコリーなど。
質の高い睡眠をとる
バストアップしたいなら、質の高い睡眠をとることを心掛けましょう。質の高い睡眠をとると、女性ホルモンの分泌が正常におこなわれます。
0時〜6時の間を含むようにし、7〜8時間睡眠をとるのが理想的といわれていますが、特に重要なのは寝始めの3時間です。この時間帯に女性ホルモンが多く分泌されると考えられています。
ただし、深い眠り(ノンレム睡眠)に入ることが重要です。ストレスや心理的な不安があると眠りが浅くなるため、ストレスをためないようにしましょう。
大胸筋を鍛える
大胸筋はバスト全体を支える大切な筋肉です。大胸筋を鍛えることでバストが垂れにくくなり、バストアップにつながります。大胸筋を鍛えられるエクササイズを3つ紹介します。自宅で簡単にできるエクササイズのため、ぜひ取り入れてみてください。
腕立て伏せ
腕立て伏せは、大胸筋を鍛えるのにおすすめのエクササイズです。ジムに通うことなく自宅で簡単にできるため、腕立て伏せをルーティン化しましょう。以下は腕立て伏せの手順です。
- うつ伏せになる
- 脚を閉じたままつま先を床に立てる
- 肩の真下になるよう両手を床につける
- 腕とつま先で支えるようにして体を起こす ※背中・腕・腰は一直線になった状態
- 腕を曲げながら胸を床に近づける
- 胸が床につくギリギリのところで1秒間静止する
- 再び腕を伸ばしながら体を押し上げる
※胸を下ろすときは息を吸い、胸を押し上げるとき息を吐く
※10~20回を3セットおこなう
合掌ポーズ
合掌ポーズはどこでもおこなえるエクササイズです。スキマ時間や仕事の合間などにおこなうと良いでしょう。以下は合掌ポーズの手順です。
- 背筋を伸ばして胸を張る
- 肘を真横に開いて両手を胸の前で合わせる
- 息を止めないように左右の手のひらを15~20秒押し合う
※1~3を1セットとし、1日10セット程度おこなう
肩甲骨ストレッチ
肩甲骨ストレッチは立った状態でも座った状態でもできるエクササイズです。以下の手順おこないましょう。
- 右肩には右手、左肩には左手を乗せる
- 肩甲骨を意識して肩を大きく円を描くように後ろに10回まわす
- 同じ要領で肩を前に10回まわす
※2~3を1セットとし、1日3セットおこなう
バストマッサージをする
バストの周りにはリンパが多く集まっており、バストマッサージをおこなうことでリンパの流れがスムーズになります。新陳代謝が良くなり女性ホルモンの分泌が促進されるため、バストアップに効果的です。またバスト周りの筋肉がほぐれると、バストが垂れるのを防ぐ効果も期待できます。
バストマッサージのやり方
バストマッサージのやり方を紹介します。1日1回継続しておこなってください。
- 右手で左のバストの上部に手を当てる
- バストの上部から谷間を通ってバスト下、脇の下へと円を描くように30秒ほどやさしくさする
- 右手で左のバストを支える
- 左手をグーにして脇からバストを中心に寄せるように30秒ほどさすり上げる
- バストを下からやさしくたたくようにして上に持ち上げては元に戻すを30秒ほど繰り返す
- 反対側も同様に1~5をおこなう
バストマッサージの注意点
バストマッサージをおこなう際は以下の点に注意することが大切です。
- 強い力を加えない
強い力でマッサージをすると肌に負担がかかってしまいます。痛いと感じたら力加減が強い証拠です。リンパは軽くさするだけで十分ほぐれるため、やさしくマッサージするように心掛けましょう。 - 1日に何回もおこなわない
早くバストアップしたいからといって、1日に何回もマッサージをやり過ぎるのは逆効果です。過度なマッサージは、乳腺やクーパー靭帯などを痛めてしまう可能性があります。バストマッサージは1日に1回がベストです。 - 体調不良のときは無理しない
体調が悪いときにマッサージをおこなうと、体調を悪化させてしまう恐れがあります。バストマッサージは健康なときにおこなうようにしましょう。
バストアップにNGな生活習慣
バストアップには生活習慣が大きく関わってきます。ここでは、バストアップにNGな生活習慣を紹介します。普段の生活習慣がバストアップの妨げになっていないかチェックしてみてください。
睡眠不足
睡眠不足は、バストアップに大切な女性ホルモンの分泌を低下させてしまいます。「友人と夜中までチャットをしている」「SNSやゲームをしていて遅くまで起きている」という方は、意識して睡眠をとるようにしましょう。
ダイエット
無理なダイエットは、バストアップに必要な栄養素が不足する原因となります。また10代は成長期であるため、しっかり栄養を摂らなければホルモンバランスが乱れ、月経不調を引き起こす可能性もあります。痩せたい場合は、過度な食事制限をするよりも運動をしましょう。
姿勢の悪さ
姿勢の悪さはバストを支えている大胸筋が衰える原因の一つです。また、姿勢が悪いとバストの形も崩れやすくなります。10代のスマホの所有率は年々高くなっており、スマホの見過ぎで猫背になっているという方も多いでしょう。日頃から姿勢を正すよう意識することが大切です。
ブラジャーのサイズが合っていない
ブラジャーのサイズが合っていないとバストアップに悪い影響を及ぼします。なぜなら、小さいブラジャーでバストを締め付けていると、バストの成長を妨げてしまう可能性があるからです。
また大き過ぎるブラジャーを付けていると、バストが動くことでクーパー靭帯を損傷する恐れがあります。必ず自分のサイズに合ったブラジャーを着用するようにしましょう。
カップ付きインナーの着用
10代からカップ付きインナーを着用していると、バストが大きくてもバストの脂肪が脇や背中に流れてバストが小さくなってしまいます。バストの下垂や型崩れする原因となるため、カップ付きインナーの長時間使用は避けましょう。
バストアップに役立つアイテム
10代から取り入れられるバストアップに役立つアイテムを紹介します。バストアップしたい方は、ぜひ取り入れてみてください。
サプリメント
サプリメントはバストアップ効果が期待できる栄養素を補うためのアイテムです。継続して飲むことで、バストアップを目指します。代表的な成分は「イソフラボン」「プラセンタ」「エラスチン」などです。
- イソフラボン:女性ホルモンの働きを促す
- プラセンタ:女性ホルモンのバランスを整える
- エラスチン:クーパー靭帯を修復する効果が期待できる
ナイトブラ
日中に着用するブラジャーだけでなく、就寝用のナイトブラもバストアップに役立つアイテムです。ナイトブラはバストの脂肪が流れにくいような設計になっており、就寝中の動きからバストを守るための機能が備わっています。夜もしっかりバストケアをおこなうことで、バストアップを目指すことができるでしょう。
ナイトブラを使用するメリット
ナイトブラがバストアップに効果があるのか気になっている方もいるでしょう。ここでは、ナイトブラを使用するメリットについて解説します。
バストの型崩れを防げる
ナイトブラのメリットはバストの型崩れを防げることです。寝ている間は寝返りをうったり横を向いたりしていて、バストの脂肪が脇や背中に流れてしまいます。さらにバストが揺れるとクーパー靭帯が伸びてしまう可能性もあります。
クーパー靭帯の損傷はバストが下垂する原因です。ナイトブラを着用することでバストを支えるクーパー靭帯の損傷を防ぎ、きれいな形のバストをキープすることができます。
寝心地が良くなる
就寝中にバストが動いてなかなか眠れないということはありませんか。ナイトブラは締め付け感がなく着心地が良いことが特徴です。
そのためナイトブラを着用すると、就寝中のバストの動きが気にならずに寝心地が良くなります。睡眠の質が高まることでバストアップ効果も期待できるでしょう。
失敗しないナイトブラの選び方
ここからは、失敗しないナイトブラの選び方についてお伝えします。ナイトブラの効果を得られるように正しいナイトブラを選びましょう。
自分のバストサイズに合っているものを選ぶ
日中に着用するブラジャーと同様に、ナイトブラも自分のサイズに合ったものを選ぶことが大切です。10代はバストの成長過程にあるため、定期的にサイズを確認し、合わなくなったら買い替えるようにしてください。
また、ナイトブラはサイズ展開がS・M・L・LLなどの表記になっていて、サイズの基準がメーカーによって異なります。サイズ表記だけで判断ができない場合は、公式ホームページで問い合わせてみると良いでしょう。
ホールド力のあるものを選ぶ
バストの横流れを防ぐには、ホールド力のあるものを選ばなければなりません。素材の伸縮性があり脇高設計になっているものや、バストの上まで覆うタイプのナイトブラがおすすめです。購入する前に機能性をしっかりチェックしてください。
苦しくない着用感のものを選ぶ
就寝中に使用するナイトブラは、苦しくない着用感のものを選びましょう。特に素材に注目してください。伸縮性があることはもちろん、通気性や肌触りも大切です。敏感肌の方は、肌にやさしい天然素材を選ぶと良いでしょう。
まとめ
10代は女性ホルモンが増え始める時期で、バストが成長している段階です。今バストが小さくても、バストケアをおこなうことでバストアップを目指せますよ。まずは、女性ホルモンの分泌を妨げる生活習慣を見直しましょう。
睡眠不足や姿勢の悪さは意識することで改善できます。またバストアップに効果的な栄養素を摂取することも大切です。女性ホルモンの分泌を促す食べ物を積極的に摂りましょう。
今回紹介したバストマッサージもぜひ試してみてください。10代からバストケアをすることで、バストアップはもちろんバストの型崩れを防ぎ、きれいな形のバストをキープできるでしょう。