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漢方はホルモンバランスを整える働きをするため、バストアップに効果的だといわれています。また天然の生薬が使用されており、女性の身体にやさしいこともメリットの一つです。身体に負担が少ない漢方薬でバストアップを目指せるならうれしいですよね。
ただし、漢方薬を服用したからといってすぐにバストアップできるわけではありません。効果を実感するには長期間服用することが必要です。特に漢方は自分の体質に合ったものを選ぶことが大切です。
この記事では、バストアップ効果が期待できる漢方について、メリットとデメリット、さらに漢方医学のツボ押しについても紹介しています。漢方でバストアップを目指したい方は、ぜひ参考にしてください。
漢方はバストアップに効果がある?
バストアップには女性ホルモンの分泌量が影響しています。そのため、女性ホルモンのバランスを整えて分泌量を増やす効果が期待できる漢方薬を服用することで、バストアップを目指せるのです。
女性ホルモンの分泌量が増えるとバストアップに役立つ理由は、バストの構造と働きにあります。以下はバストを構成している重要な組織です。それぞれの働きと女性ホルモンとの関係について見ていきましょう。
大胸筋
バストを支えるための筋肉で、胸全体に広がっています。女性ホルモンの分泌量と関係しているわけではありませんが、バストを支えるのに必要不可欠な組織です。
乳腺
母乳を分泌する役割をもつ、管状になった組織です。女性ホルモンの分泌量が増えると乳腺が発達してバストアップにつながります。
クーパー靭帯
コラーゲンで構成された束上の組織で、乳腺・大胸筋を・皮膚をつなぎ、バストをきれいな形に保つ重要な役割を担っています。
脂肪
バストの約90%を構成しており、バストアップに欠かせない組織です。女性ホルモンには脂肪をため込む働きがあり、脂肪が増えることでバストアップにつながります。
皮膚
バストを覆っている組織です。コラーゲンやエラスチンが増加すると皮膚にハリと弾力が生まれ、見た目にきれいなバストを保つことができます。コラーゲンやエラスチンは、女性ホルモンの分泌量が増えると増加する傾向にあります。
バストアップ効果が期待できる漢方とは
漢方薬とはいくつかの生薬が組み合わされたもので、それぞれ効能に特徴があります。特に、痩せている人、肥満体質の人、疲れやすい人など、体質に合うものを選ぶことで、効果を得やすくなります。
ここでは、バストアップ効果が期待できる4つの漢方薬について紹介します。漢方薬を飲もうか検討している方は、ぜひ参考にしてください。
桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)
桂枝茯苓丸は、血の巡りを良くすることで女性ホルモンのバランスを整えます。生理痛や生理不順、更年期障害、下半身の冷え、肩こり、めまい、のぼせなどの改善に効果を発揮します。比較的体力があり、体格がしっかりしているタイプの人に向いている漢方薬です。
【組成】
桂皮(ケイヒ)・芍薬(シャクヤク)・茯苓(ブクリョウ)・桃仁(トウニン)・牡丹皮(ボタンピ)
加味逍遙散(かみしょうようさん)
加味逍遙散は、血の巡りを良くして体を温める一方で、のぼせなどの上半身の熱さを緩和させます。また、女性ホルモンバランスを整える効果も期待できます。
手足の冷えやのぼせ、生理痛、生理不順、更年期障害、不眠などに適しています。体が虚弱体質で疲れやすい人に向いている漢方薬です。
【組成】
柴胡(サイコ)・芍薬(シャクヤク)・蒼朮(ソウジュツ)・当帰(トウキ)・茯苓(ブクリョウ)・山梔子(サンシシ)・牡丹皮(ボタンピ)・甘草(カンゾウ)・生姜(ショウキョウ)・薄荷(ハッカ)
当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)
当帰芍薬散は、血行を良くして体を温め、女性ホルモンバランスを整えます。体の疲れや貧血、足腰の冷え、生理痛や生理不順、更年期障害などの改善に使われています。体力がなく、筋肉の少ない痩せたタイプの人に向いている漢方薬です。
【組成】
当帰(トウキ)・川きゅう(センキュウ)・芍薬(シャクヤク)・蒼朮(ソウジュツ)または白朮(ビャクジュツ)・沢瀉(タクシャ)・茯苓(ブクリョウ)
桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
桃核承気湯は、血行を良くして女性ホルモンバランスを整えます。また、不安やイライラをしずめて気分を落ち着かせる効果も期待できます。
生理不順や重い生理痛、不安やイライラ、腰痛、肩こり、めまいなどの症状改善に用いられます。体力のある体格のしっかりした肥満体質の人に向いている漢方薬です。
【組成】
大黄(ダイオウ)・芒硝(ボウショウ)・桃仁(トウニン)・桂皮(ケイヒ)・甘草(カンゾウ)
漢方のメリット
漢方薬ですぐにバストアップができるわけではありませんが、漢方にしかないメリットがあります。ここからは漢方のメリットについて解説します。
身体にやさしい
漢方薬は自然界にある植物や鉱物などの生薬でできているため、副作用のリスクが少なく身体にやさしいことがメリットです。誰でも気軽に取り入れられるでしょう。
さらに漢方薬を継続して服用することで、体質を根本的に改善する効果も期待できます。女性ホルモンバランスを整え、身体の内側から自然なバストアップを目指せます。
また、西洋薬と併用して服用することもできます。ただし飲み合わせが悪い場合もあるため、必ずかかりつけ医や薬剤師に相談することが必要です。
女性特有の悩みもケアできる
漢方は医薬品としてさまざまな症状への効果が認められており、女性ホルモンのバランスが整うことで女性特有の悩みにも効果を発揮します。特に生理痛や生理不順などがある方に漢方薬はおすすめです。
また、生理によるイライラなどの症状にも漢方薬は役立ちます。更年期障害は早い方だと40代前半で症状を自覚する方もいるようです。バストアップと同時に生理悩みや更年期などの症状改善が期待できることも漢方のメリットでしょう。
漢方のデメリット
ここからは、漢方薬のデメリットについて見ていきましょう。
即効性がない
漢方薬は即効性がなく、効果を実感するまでに時間がかかることがデメリットです。1カ月服用しても効果を実感できないということもあるようで、3カ月〜半年は飲み続けるのが良いとされています。
そのため、できるだけ早くバストアップしたいという方には向いていません。また、漢方薬は体質に合うものを選ぶ必要があるため、選ぶのが難しいという一面もあります。
体質に合わないと副作用のリスクがある
漢方は西洋薬と比べると、比較的副作用のリスクが少ないのが特徴です。しかし、副作用がないわけではありません。体質に合わない場合は副作用が出ることがあります。
代表的な副作用の症状は、胃の不快感や下痢、肝機能値の異常などです。その他、発疹や発赤、かゆみといった症状が出ることもあります。
漢方でバストアップに向いている人
漢方薬には向き不向きがあります。漢方薬でのバストアップに向いているのは以下のような方です。
- 身体にやさしい方法でバストアップしたい
- バストアップと同時に体の不調も改善もしたい
- 女性特有の悩みも解消したい
漢方薬は自然由来の生薬のため、継続して長期間安心して服用したいという方におすすめです。特に女性特有の悩みを抱えている場合、バストアップと同時に生理痛などのつらい症状の緩和も期待できるでしょう。
漢方は薬局と専門店どちらがおすすめ?
漢方をドラッグストアなどの薬局と、漢方薬局と呼ばれる専門店、どちらで購入したら良いのか迷う方もいるでしょう。ドラッグストアで購入できる市販薬と専門店で調剤される漢方薬の大きな違いは、生薬の成分量です。
市販の漢方薬は副作用のリスクを軽減するために、生薬の成分量が少なくなっています。ただし、必ずしも副作用が出ないというわけではありません。
一方で専門店では、一人ひとりの体質に合わせて配合量を調整できることが特徴です。そのため市販薬よりも高い効果を得やすく、副作用のリスクも軽減することができます。
漢方薬を気軽に試してみたいという方は、薬局で購入すると良いでしょう。しかし、副作用が気になる、成分量がしっかり入った漢方薬が欲しい方は、専門店で購入するのがおすすめです。
漢方医学のツボ押しもバストアップに効果的
漢方医学のツボ押しもバストアップに効果があるといわれています。ツボとは、気(エネルギー)と血(血液)が流れる通り道の中の要所要所にあるポイントのようなものです。ツボを刺激して気血の流れを良くすることで、身体の不調を整えます。
ツボの中にはバストアップに効果的な場所がいくつか存在しています。ツボ押しをすることで血液の流れが良くなり、女性ホルモンの分泌を促すことにつながるのです。
バストアップに効果的なツボ
ここでは、バストアップに効果的なツボを紹介します。短時間で簡単にできるため、毎日のバストアップケアにぜひ役立ててください。
乳根(にゅうこん)
乳根は女性ホルモンの分泌を促す効果が期待できるツボです。乳頭から指2本分まっすぐ下がったところにあります。以下の要領でツボ押しを行います。
- 中指を上に置く
- ツボの下にある筋肉に薬指と小指を置く
- そのまま中指、薬指、小指でバストを3秒押す
※押すときは息を吐き、ツボから指を離すときは息を吸うのがポイント
※10回繰り返す
壇中(だんちゅう)
壇中は女性ホルモンの分泌を活発にする効果が期待できるツボです。位置は左右のバストトップを結んだ中央部分にあります。
親指を使って3秒間押しましょう。痛気持ち良いくらいの強さで、呼吸に合わせてゆっくり押すのがポイントです。
中府(ちゅうふ)
中府はバストのリンパの流れを良くするといわれているツボです。母乳を出しやすくするツボとしても知られています。
鎖骨下のくぼみから親指分下がった、腕の付け根部分にあります。以下の要領でツボ押しをおこないましょう。
- 親指を使って円を描くようにマッサージする
- ツボを押して3秒止める
※20回繰り返す
淵腋(えんえき)
淵腋は血行を促進させ、体を温める効果があるとされているツボです。脇の下、乳頭から10㎝外側の肋骨と肋骨の間に位置しています。以下の要領でツボ押しを行います。
- 親指を置いて深く息を吸う
- 息を吐きながら親指で3秒ツボを押す
※10回繰り返す
ツボ押しのポイント
ツボ押しの効果を高めて効率よくバストアップするには、以下の3つのポイントを意識しておこないましょう。
リラックスした状態でおこなう
リラックスしているとツボ押しの効果を高められます。特に体が温まって血行が良くなっている入浴中や入浴後におこなうのがおすすめです。また、就寝前は体がリラックスしているため、ベッドに入っておこなうのも良いでしょう。
痛気持ち良い程度の力で押す
ツボ押しするときは、少し痛いと感じるくらいの強さで押すのが効果的です。ネイルが長くて押せない、上手く力を入れられないという場合は、ツボ押し用のグッズを使うのもおすすめです。ただし、強く押しすぎるのはNGです。
継続する
ツボ押しは数回試しただけで効果を実感できるものではありません。毎日継続しておこなうことで、徐々に効果を得ることができます。まずは押しやすいツボからはじめてみましょう。慣れてきたら違うツボ押しを試してみると良いですよ。
ツボ押しの注意点
ツボ押しは気軽にできるバストアップケアですが、間違ったタイミングでおこなうと身体に負担をかけてしまう可能性があります。ここでは、ツボ押しの注意点について解説します。
体調が悪いときはおこなわない
体の具合が悪いときにツボ押しをおこなうと身体に負担をかけてしまうこともあるため、避けるのが無難です。例えば、熱がある、頭痛があるといったときにツボ押しをおこなうと、症状が悪化してしまう可能性があります。
飲酒後はおこなわない
すでにアルコールで血行が良くなっている上にツボ押しをすると、酔いがさらにまわってしまうため危険です。お酒を飲んだ後は、ツボ押しをおこなわないよう注意してください。
妊娠中はおこなわない
妊娠中の体は非常にデリケートです。そのため、妊娠中のツボ押しは控えるのがおすすめです。どうしてもツボ押しをしたい場合は、医師に相談してからおこないましょう。
早くバストアップしたいならバストアップサロンがおすすめ
画像引用:Rococo(ロココ)公式HP
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まとめ
漢方薬は自然由来の生薬を用いており、身体にやさしいことが特徴です。血流を良くし女性ホルモンバランスを整えることで、バストアップが期待できます。また、漢方医学に基づいたツボ押しもおすすめです。
ただし、どちらも効果を実感できるようになるには時間がかかります。特に、漢方ではバストの形を整えることができません。「早くバストアップしたい」「バストの形を整えたい」場合は、バストアップ専門サロンで施術を受けるのがおすすめです。
漢方で女性ホルモンバランスを整えながら、プロの施術を並行して受けてみてはいかがでしょうか。自分のバスト悩みを解決できる方法で、理想のバストを手に入れましょう。