豊胸は確実にバストのサイズアップができる方法ですが、周りにバレる恐れがあるため施術を受けるのをためらう人は少なくありません。豊胸してバストが大きくなったら嬉しいはずなのに、豊胸がバレるかもしれないという不安と常に隣り合わせなんて憂うつですよね。この記事では豊胸は本当にバレるのか、豊胸がバレる理由や注意点を徹底解説します。
豊胸はバレる?
豊胸したことが周りにバレることはあるのでしょうか。バレるとしたら、どんな状況でしょうか。
実は豊胸をお考えの方からクリニックに寄せられる相談で最も多いのが「豊胸したことがバレる心配がないか」というものだそうです。豊胸手術の方法や内容によっては周囲にバレる恐れがあるため、豊胸がどのようなものか事前に知っておくことをおすすめします。
豊胸の種類
現在日本のクリニックでおこなわれている主な豊胸手術は、ヒアルロン酸注入、脂肪注入、シリコンバッグ挿入の3種類です。それぞれの施術で特徴や費用の相場、メリット・デメリットが異なるため、どの豊胸術を選べば良いか分からない方という方も少なくないでしょう。
ここでは、それぞれの特徴や費用などをくわしく紹介します。豊胸をお考えの方はご自分に合う施術を選ぶ際の参考になさってください。
①ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入による豊胸とは、豊胸専用の大きな粒子のヒアルロン酸を乳腺下に注入し、バストにハリを持たせたり、バストのサイズアップを目指す施術のことです。片胸100㏄のヒアルロン酸注入で1カップほどバストが大きくなりますが、アメリカやフランスではヒアルロン酸注入による豊胸は禁止されており、日本美容外科学会の診療方針でも注意喚起されているため、施術をお考えの方は十分検討されることをおすすめします。
ヒアルロン酸注入の費用の相場
20~80万円(100ccのヒアルロン酸注入で1カップのバストアップを目指す場合)
メリット
メスを使わない施術のため、ダウンタイムが短く傷痕が残らないのがメリットです。
デメリット
ヒアルロン酸注入のデメリットのひとつは、注入したヒアルロン酸が体内に吸収されてしまうため、効果が半年〜2年ほどでなくなってしまうことです。またヒアルロン酸を注入する場所を間違えると、バストのさわり心地が硬くなってしまったり、最悪の場合血管を塞いでしまい壊死が起こることもあります。
この他にも、一度に大量のヒアルロン酸を注入すると、体がヒアルロン酸を異物と認識して被膜を作り(これを異物反応といいます)硬いしこりになる恐れがあることも深刻なデメリットといえるでしょう。しこりができるとバストの形が崩れてしまい、豊胸がバレる可能性も高くなるため注意が必要です。
②脂肪注入
脂肪注入による豊胸は、自分のお腹周りや太ももなどから採取・加工した脂肪をバストに注入してバストアップを目指す施術で、豊胸と同時に部分痩せができると人気の施術です。自分の脂肪を注入するため、異物を挿入することに抵抗がある方にとっては比較的安心感を持って受けられる点も人気の理由といえるでしょう。
脂肪注入の費用の相場
50~150万円が一般的な相場ですが、脂肪を数か所から吸引した場合や活性化しやすい状態で注入する場合は180万円ほどかかることもあります。脂肪吸引と注入2つの施術が同時に行われるため、費用が高額になりやすいです。
メリット
自分の脂肪を注入するため拒否反応が出にくく、見た目やさわり心地も元から存在したような自然なバストに仕上がります。レントゲンや乳がん検査はもちろん、授乳にも支障はありません。不純物などを取り除いて濃縮し、定着しやすい状態にした脂肪を注入するため、うまく定着すれば効果が半永久的に続く点は他の豊胸手術にはないメリットといえるでしょう。
デメリット
痩せている方でバストに注入する脂肪の採取が難しい場合、脂肪注入による豊胸はできません。また、注入した脂肪の全てが定着するとは限らないため、脂肪を注入した分バストが大きくなるわけではありません。
脂肪の定着率は個人差もありますが、クリニックの技術力によってもかなり違いが生まれます。定着しなかった脂肪がしこりとなって硬くなる場合もあり、バストの見た目が歪になることで周囲に豊胸がバレる恐れがある点も注意が必要です。
③シリコンバッグ
シリコンバッグ豊胸とは、シリコンバッグをバストに挿入してバストを大きくする施術のことで、ヒアルロン酸注入や脂肪注入より大きくサイズアップしたい方に人気があります。実際にシリコンバッグ挿入では2サイズ以上バストを大きくすることが可能です。
シリコンバッグを挿入できる位置は大胸筋下・乳腺下・大胸筋筋膜下など数か所あり、施術を受ける方のバストの形によって決まります。切開する場所は脇の下か乳房の下から選択します。
シリコンバッグ豊胸の費用の相場
シリコンバッグ豊胸の施術費用は、30〜130万円が相場といわれています。この費用の幅はシリコンバッグの大きさではなく、挿入するシリコンバッグの種類や形、挿入する場所などによるものです。
メリット
シリコンバッグ豊胸の最も大きなメリットは、体型に関係なく2サイズ以上のサイズアップが可能であることです。またバストが下垂気味であったり、左右の大きさが違うなどのコンプレックスをお持ちの方でも、シリコンバッグの種類や挿入場所を変えることによってバストを理想の形に仕上げることができます。
デメリット
シリコンバッグ豊胸のデメリットは、基本的に10年を目安にシリコンバッグの交換が必要なことです。クリニックによっては破損などのトラブルが起こらない限り交換の必要はないとしているところもあるため、施術をお考えの方は事前に確認してみましょう。
また脇の下を切開してシリコンバッグを挿入する場合は傷痕が目立ちにくいメリットがあるものの、手探りでの施術となるため血管や神経を傷つける恐れがあります。乳房の下を切開してシリコンバッグを挿入する場合は、血管や神経を避けて施術を行える反面、仰向けになると傷が見えて豊胸がバレる恐れがあるのがデメリットです。
シリコンバッグを挿入する場所により異なるメリット・デメリットがあるため、表にまとめます。
挿入方法 | 乳腺下法 | 大胸筋下法 | 大胸筋幕下法 |
---|---|---|---|
シリコンバッグの挿入場所 | 大胸筋の外側 | 大胸筋の内側 | 大胸筋の筋膜内 |
メリット | 痛み、腫れが少なく自然な仕上がり | 異物反応が起こる可能性が低い | 自然な仕上がりでバストの形が崩れにくい |
デメリット | 異物反応によりバストが硬くなる恐れがある | シリコンバッグの歪みが見え、豊胸がバレる恐れがある | 術後の痛みが強く出る |
豊胸がバレる理由
せっかく豊胸手術によって理想のバストになったのに、周囲にバレるのではないかと毎日不安を抱えて暮らしたくはありませんよね。豊胸したことはどのような理由から周囲にバレるのでしょうか。
調べてみると豊胸している胸にはいくつかの特徴があり、それによって周囲にバレる恐れがあることが分かりました。ここでは豊胸がバレる理由についてくわしく解説します。
①触り心地に違和感
シリコンバッグ挿入による豊胸手術は、シリコンバッグを挿入する場所が皮膚に近いほどシリコンバッグの感触が伝わりやすくなるため、外気が冷たいと胸が不自然に冷たく感じて豊胸がバレる恐れがあります。ヒアルロン酸豊胸の場合は、ヒアルロン酸を大量に注入すると胸が不自然に硬くなり、触った感触で豊胸がバレる可能性があるため、注意が必要です。
②傷痕がある
シリコンバッグ豊胸の場合、腋の下や胸の下にシリコンバッグを挿入する際の傷痕が残ってしまうため、豊胸がバレる恐れがあります。腋の下を切開した場合は脇のシワに合わせて切開を行うため傷痕が目立ちにくいですが、胸の下を切開した場合、仰向けに寝たりするとどうしても傷痕が見えてしまい、バレる可能性は高くなるでしょう。脂肪注入やヒアルロン酸注入の場合も傷痕はできますが、注射や専用器具による小さなものですからシリコンバッグと比べてバレる心配は少ないといえます。
③仰向けで寝た時の胸が不自然
シリコンバッグ挿入による豊胸手術では、バッグの種類によっては仰向けに寝た際に胸の形が不自然に見え、豊胸がバレる恐れがあります。自然な胸の場合、仰向けに寝れば胸は自然に横に流れますが、シリコンバッグが挿入された胸では形がそのまま維持されてしまうため、不自然な印象を与えてしまうのです。このような事態を避けるには、施術を受ける前にクリニックとしっかり話し合って素材を決めるようにしましょう。
④バストが急に大きくなった
バストが急に大きくなった場合、豊胸手術を受けたことがバレる可能性が高いです。1サイズ程度の変化であれば補正下着による変化だと説明できますが、突然2サイズ以上バストが大きくなればどうしても豊胸したと疑われてしまうでしょう。豊胸が周囲にバレるのを避けるためには、施術の前からバストが大きく見える補正下着を着けたり、体型が分かりづらい服装をすることをおすすめします。
⑤バストに段差がある
シリコンバッグ挿入による豊胸手術の場合、シリコンバッグが破損したり異物反応が起こったときにバストに凹みや歪み、シワなどができ、周囲にバレることがあります。挿入したシリコンバッグのトラブルによってバストに段差ができた場合には、手術で取り除かなければいけないケースが少なくありません。
⑥バストの谷間がY字になっている
バストの谷間がY字になっている場合、豊胸がバレる可能性が高くなります。自然な胸の場合、谷間はI型になることが多いです。しかしシリコンバッグ豊胸の手術を受けると、バストの内部の脂肪の流れが変わり胸を寄せた時の谷間の形がY字になりやすい傾向があるのです。とくに大きくサイズアップした場合はY字の谷間ができやすいため、豊胸がバレるのを防ぐためには大きすぎないサイズのシリコンバッグを選ぶと良いでしょう。
⑦LEDライトを当てると光る
シリコンバッグ豊胸の施術を受けた場合、シリコンバッグの種類や挿入した場所によってはLEDライトを当てた時にシリコンバッグが光ってしまい、豊胸がバレることがあります。シリコンバッグは光を通しやすい性質を持っているため、皮膚に近い場所にシリコンバッグがあると白く光ってしまうのです。LEDライトで豊胸が周囲にバレるのを防ぐには、手術を受ける前にシリコンバッグの選び方をクリニックに相談すると良いでしょう。
⑧レントゲン
豊胸手術を受けた方がレントゲン検査を受ける場合、豊胸がバレるのではないか、またレントゲン検査を受けても良いのか、と悩むケースは少なくありません。どの豊胸手術を受けた場合でもレントゲン検査を受けることは可能ですが、シリコンバッグはレントゲンに写り込んでしまう可能性が高く、事前に医師に申告する必要があります。
脂肪注入やヒアルロン酸注入による豊胸でも、基本的にレントゲン検査に影響は出ませんが、バスト内にしこりができてしまっていると白い影のように写ることがあるため、誤診を避けるために事前に申告するのが安心です。このようにレントゲン検査では豊胸手術について申告する必要があるため、豊胸がバレる可能性があります。
⑨マンモグラフィー
豊胸手術を受けるとマンモグラフィーが受けられないことがあるため、豊胸したことがバレる可能性があります。マンモグラフィーとは、バストを板で挟み圧迫しておこなう乳がん検査です。シリコンバッグ豊胸の施術を受けた方の場合、バッグが破損する恐れがあるため、クリニックによっては検査を断られることがあります。
また脂肪注入による豊胸の場合、脂肪の定着に半年ほどかかるため、その間はマンモグラフィー検査を受けるのを避けた方が良いでしょう。ヒアルロン酸豊胸の場合は、バスト内部にしこりがあると検査で潰れてしまう恐れがあるため、状態によっては検査が受けられないこともあります。豊胸がバレるのを防ぐには、マンモグラフィーが受けられるかどうか事前に確認しておくと安心です。
豊胸がバレるのを防ぐには?
豊胸がバレるのを防ぐにはどうすれば良いのでしょうか。実際に「豊胸はしたいけれど豊胸がバレるのは絶対に嫌」と思っている方は多いでしょう。ここではそれぞれの豊胸術の特徴やメリット・デメリットを考慮した上で、周囲に豊胸がバレるのを防ぐ方法を紹介します。
仕上がりが自然な豊胸術を選ぶ
豊胸が周囲にバレるのを防ぐために、仕上がりが自然な豊胸術を選ぶことをおすすめします。最もバレる確率が低いのは脂肪注入による豊胸です。
自分の脂肪を採取して注入することで、見た目もさわり心地も自然のバストに近くなるため、バレる可能性は低いでしょう。ただ脂肪を吸引する箇所には施術直後に内出血や腫れなどの症状が見られますし、注入した脂肪のうちバストに定着しなかった脂肪などが石灰化する可能性があります。
豊胸はバレるリスクがある
豊胸には周囲にバレるリスクがあります。とくに大きくサイズアップする場合はバレる可能性が高いでしょう。
さわり心地や見た目、動き方が自然のものと異なるためにバレるケースも多いです。またレントゲンやMRI、マンモグラフィーなどの検査に支障が出る恐れがあるため、豊胸をお考えの方は慎重に決断されることをおすすめします。
バストケアサロンなら自然なバストアップが可能
バストケアサロンなら自然なバストアップが可能です。バストの大きさにお悩みの方の中には、本来バストにあるべきお肉が背中や脇に流れてしまったためにボリュームがないケースも少なくありません。
また悪い生活習慣によってバストが小さく見えてしまったり、十分に成長できていなかったりすることもあるのです。バストケアサロンではバストの専門家の施術でバストをあるべき場所に戻したり、血行を促進してバストの成長を促したりして理想のバストを目指すことができます。
まとめ
バストの大きさや形にお悩みを抱える方の多くは、豊胸を検討されたことがあるでしょう。でも周囲に豊胸がバレるかも知れないことや、デメリットについて理解を深めることで躊躇してしまうケースは少なくありません。豊胸後にバストの形が崩れたり、見た目や触り心地などのデメリットを実感して豊胸を後悔する方も多くいらっしゃいます。
自然なバストアップをお望みでしたら、まずはバストケアサロンでご相談されてはどうでしょうか。施術を受けた方の多くがバストの変化に大変満足されています。ご自分のバストの可能性を諦める前に、一度バストの専門家に委ねてみましょう。