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「バストの大きさに左右差がある」とお悩みですか?実はバストの大きさが左右で異なると感じている人は意外と少なくありません。
バストのサイズが左右で極端に違うと、見た目が気になりますし、ブラ選びも難しく感じるなど悩みの種となるものです。「どうすれば左右差を解消することができるのだろう」と真剣に悩んでいる人もいることでしょう。
バストの形を整えるひとつの方法としてよく知られているのが筋トレです。
では、筋トレでバストの左右差を改善することができるのでしょうか。
本記事ではバストの左右差を筋トレで改善できるのか、そもそもなぜバストに左右差が生じてしまうのかといった疑問にお答えします。
バストの左右差があるのは普通のこと
バストのサイズに左右差があると、何か異常があるのだろうかと不安に感じる人もいるようです。
しかし、バストのサイズが左右で異なるからといって、問題があるわけではないので安心してください。
基本的にバストは左右差があるものだからです。
私たちの体は、左右で筋肉の付き方や骨格が異なります。
例えば、手のひらは左右同じ大きさに見えても、比べてみると若干大きさが異なることに気づく人が多いでしょう。左手の薬指に入る指輪が右の薬指には入らないということがあるように、指の太さも異なります。
足の大きさも左右同じに思えても、靴を選ぶときに片方の足が少しゆるい、きついといったことはよくあるものです。
バストについても同様で、乳腺の発達や脂肪の付き方、筋肉の付き方などが左右で異なることによって大きさに違いが生じます。
バストの左右差が生じる原因
なぜ、バストには左右差が生じるのでしょうか。原因をみていきましょう。
利き手の筋肉が発達するから
文字を書く、重たい荷物を抱える、家事をこなすなど日常生活のなかで利き手を使うシーンは多くあります。
そのため、利き手側の腕の筋肉が発達しやすく、右腕と左腕では筋肉の付き方が変わってくるのは珍しいことではありません。
これは、バストの土台となる大胸筋も同様です。利き手側の大胸筋のほうが発達しやすい傾向にあり、それがバストの左右差につながります。
左右どちらかに負担をかけている
利き手かどうかにかかわりなく、いつもバッグを片方の手で持つ、通勤時に片方の手でつり革を持つなどのクセがあると、それも片側だけの筋肉の発達につながります。
そうすると、大胸筋や小胸筋というバストの筋肉の付き方に左右差が生じ、バストの大きさや形、バストトップの位置などが左右で異なる原因となります。
体の歪み
体の歪みもバストの左右差の原因となります。いつも片側の肩ばかりにバッグをかける、座ったときに足を組む、片側に重心をかけて立つなどのクセがあると、体に歪みが生じやすいので注意が必要です。
また、猫背などの悪い姿勢がクセになっている場合も、体が歪みやすい状態にあります。
体が歪んでいるということは、背骨や骨盤などを支える筋力のバランスが崩れている状態にあります。バストに左右差が生じるだけでなく、体のさまざまな不調につながるので早めに対処することが大切です。
左右どちらかで授乳している
「赤ちゃんを右側に抱えるほうがおっぱいを飲ませやすい」「左側のほうが母乳が出やすい」などの理由で、片側ばかりで授乳していると、それがバストの左右差につながることもあります。
とはいえ、授乳によるバストの左右差は一時的なもので、赤ちゃんが卒乳すれば自然と目立たなくなるのが一般的です。
卒乳から一定期間経過したものの左右差が元に戻らないようであれば、上記に挙げたほかの原因を疑ってみましょう。
バストの左右差は筋トレで改善できる?
バストアップやバストの形を整えるのに効果的といわれるのが筋トレです。とはいえ、バストの左右差解消に筋トレが効果的なのか疑問に感じる方もいることでしょう。
実際のところ、どうなのでしょうか。
筋トレで小さいバストのボリュームアップは期待できる
バストサイズに左右差が生じる原因として挙げられるのが、左右で筋肉の付き方が異なることです。小さいほうのバストは筋肉量が少なく、それがバストサイズに影響しています。
そのため、小さいほうのバストの筋肉を筋トレで鍛えると、大胸筋などがアップしてバストの大きさのバランスを整えられると考えられます。
ただし、バストが小さい側だけ筋トレをおこなうのではなく、両方の筋肉を鍛えるのがおすすめです。バストが大きいほうも一緒に筋トレすることで、バストの筋肉の付き方に左右差が生じ、片胸が垂れてしまうといった事態が生じるのを防ぐことができます。
とはいえ、左右を同じように筋トレしているだけでは、左右差の改善は見込めないでしょう。
バストの左右差をなくすには、バストが小さい側は筋トレの回数を増やすなどして負荷を大きくすることが大切です。
バストの左右差は悪化することも
バストに左右差があると、ブラを着用したときに左右でバストの支えられ方が変わってくることがあります。
小さいほうのバストがサイズの合っていないカップ内で大きく揺れると、バストを支えるクーパー靱帯がダメージを受けるかもしれません。
クーパー靱帯がダメージを受けると、バストを支えたり、バストの形状をキープしたりするのが難しくなり、下垂の原因となってしまいます。
その結果、バストの左右差がますます大きくなることが考えられるため、早めに対策を講じておくのがおすすめです。
バストの左右差改善に効果的な筋トレ
バストの左右差改善には、大胸筋と小胸筋といった胸の筋肉を鍛える筋トレをおこなうのが良いといわれています。
筋トレをしたからといって、すぐにバストの左右差が解消されることはないものの、継続しておこなうことでバストが小さいほうの胸の筋肉も鍛えることができます。そして、それが左右差改善につながると期待できるでしょう。
以下の筋トレは比較的簡単にできるので、定期的におこなってみてください。
プッシュアップ
いわゆる腕立て伏せです。大胸筋と小胸筋を鍛えるのに効果的な筋トレなので、バストアップに良いとされています。
- 四つん這いになる。
- 両手を肩幅より広げて床に付き、腕を伸ばす。
- 背中から足まで一直線になったら、ゆっくりとヒジを曲げて胸を地面に近づけていく。
- ゆっくりとヒジを伸ばして、元の姿勢に戻す。
「ヒジを曲げて、伸ばす」の動作を複数回繰り返す。
足を伸ばしておこなうのが難しければ、ヒザをついておこなうと良いでしょう。この場合、ひざに体重が分散されるため、大胸筋に負荷をかけるのを意識しながらおこなうことが大切です。
ダンベルフライ
ダンベルを使った大胸筋を鍛える筋トレです。ダンベルがない場合は、水を入れたペットボトルなどで代用できます。
- 両手にダンベルを持ち、トレーニングベンチに仰向けになる。
- ダンベルを持った手のひらが向かい合わせになるように、両手を真っ直ぐに持ち上げる。
- 胸を開くようにして、ヒジを少し曲げつつダンベルを下ろす。
- 床と上腕が平行になる手前まで胸を開いたら、元の位置にダンベルを戻す。
2~4の動きを複数回、繰り返す。
※トレーニングベンチがなければ、長椅子やマットレスに仰向けになると良いでしょう。
合掌のポーズ
道具不要で、いつでもどこでもできる筋トレです。呼吸を意識しつつおこないましょう。
- 胸の前で両手を合わせて合掌のポーズをする。
- 息を少しずつ吐きながら両手に力をグッと入れる
- 息を吐き切ったら、今度は指先を下に向けて力を入れ、少しずつ息を吐く。
- 両手を合わせたまま、右胸の前に持ってきて、時間をかけて息を吐き切る。
- 両手を合わせたまま、左胸の前に持ってきて、時間をかけて息を吐き切る。
背筋を伸ばした姿勢で、背骨が丸まらないように注意しながらおこないましょう。しっかりと胸の筋肉に負荷をかけつつおこなうのがポイントです。
バストの左右差には体の歪みにアプローチするトレーニングも効果的
体の歪みもバストの左右差につながるので、体幹を鍛える筋トレをおこなうのもおすすめです。左右の筋力バランスを整えることで、バストの左右差の改善も期待できます。
バックエクステンション
猫背などの悪い姿勢の矯正に良い、主に背筋を鍛える筋トレです。
- うつ伏せになる。
- 手を頭の後ろに回して、肩からヒジまでが真っ直ぐになるようにする。
- 2の姿勢から上半身を上に上げてキープする(15秒間)。このときに、息を止めない。
- 元の姿勢に戻す。
※2~4を5回程度繰り返す。
無理すると腰を傷める原因になるので、上半身を上げるときは無理しないようにしましょう。
プランク
体幹を鍛えるとともに、お腹の引き締めにも良い筋トレです。簡単に見えますが、意外ときついので最初は短い時間からやってみると良いでしょう。
- うつ伏せになる。
- 両ヒジを床につき、つま先を立てて腰を上げる。(前腕とつま先で体を支えるイメージ)
- このとき、お尻が上がったりせず、頭からかかとまでが一直線になるようにする。
- 3の姿勢を30秒間キープする。
休憩を挟みながら、複数回おこないましょう。
ヒップリフト
お尻の筋肉をメインに鍛える体幹トレーニングです。自然な呼吸を意識しつつ、お尻に力を入れておこないましょう。
- 仰向けになる。
- 足を立てて少し開く。(ヒザは90度になるように曲げる)
- お尻を床から浮かせ、ヒザからお腹まで一直線になるようにする。
- 3の姿勢のまま15~30秒間キープする。
- ゆっくりとお尻を床につく。
※3~5の動きを複数回繰り返す。
ハードドック
お腹や腰回りを鍛えるのに良い筋トレです。お腹に力を入れながら、ゆっくりとした動作を意識しましょう。
- 四つん這いになる。
- 息を吸いつつ右手と左足をまっすぐに伸ばし、左手と右ヒザでしっかりと体を支える。
- 息を吐き、背中を丸めつつ伸ばした右手と左足をお腹に寄せる。
- 2~3を30秒間程度繰り返す。
- 今度は反対の手足で同様におこなう。
※左右30秒間ずつを3セットおこなう。
サイドブランク
上半身の側面の筋肉を鍛える筋トレです。うつ伏せでおこなうプランクを横側両サイドでおこないます。
- 体の右側にして寝転ぶ。
- 右ヒジを曲げて肩の真下にくるようにし、腰を持ち上げて右の前腕で体を支える。
- このときに頭から足まで一直線になるようにする。
- 3の姿勢のまま30秒間程度キープする。
- 今度は左側を下にして同様に30秒間程度キープする。
※休憩を挟みつつ、左右交互に2~3回程度繰り返す。
30秒間キープが難しい場合は、最初は10秒間くらいからはじめ、徐々に時間を延ばしていくのがおすすめです。
バスト左右差改善のために筋トレ以外でできること
筋トレ以外にも、バストの左右差改善のためにできることはあります。ちょっとした積み重ねがバストの変化につながるので、以下に挙げることを気長に続けてみましょう。
バストマッサージをする
小さいほうのバストを中心にバストマッサージをおこなうのは、バストの左右差解消におすすめです。
バストマッサージでは乳腺を刺激したり、背中や脇に流れてしまった脂肪をバストに集めて定着させたりすることで、バストアップを目指します。
お風呂上がりなどにバストアップクリームやオイルなどを塗って、滑りをよくしたうえでマッサージすると良いでしょう。
体を左右バランス良く使うよう意識する
どうしても利き手側の腕を使う機会が多いので、意識して反対側の手も使うようにしてみるのもおすすめの方法です。
箸を使う、字をかくといったことは利き手でしかできなくても、引き出しの開閉や掃除機をかけるといったことは反対側の手でやることができるかもしれません。
また、バッグを片側だけで持ったり、体の片側に重心をかけるなど、体が歪みやすい生活を送っている場合も同様です。体の歪みを予防するために、できるだけ体の片側のみに負荷をかけるのは控えましょう。
正しい姿勢を意識する
悪い姿勢も体の歪みにつながります。背筋を伸ばして正しい姿勢をキープするよう意識しましょう。
特にスマートフォンやPCの画面を見ているときは、猫背になりやすいので注意が必要です。デスクワークの方は、時々ストレッチをおこなうなどして意識して姿勢を正すようおすすめします。
バストアップサロンに通う
セルフでのバストケアには即効性が期待できません。
筋トレやマッサージを頑張っているのに思うような効果が得られなかったり、セルフでのケアを継続するのが面倒に感じたりすることもありますよね。
また、やり方自体が正しいのか不安に感じたりすることもあるのではないでしょうか。
そんな場合におすすめなのが、バストアップサロンに通うことです。
バストアップサロンでは悩みに応じたメニューが用意されており、バストの左右差などの悩みを解消するためのメソッドがあります。プロにお任せすることで、自分のバストに自信がもてるようになりますよ。
バストアップ専門サロン「Rococo(ロココ)」でも、『左右差バスト改善コース』をご用意しています。
バストケアをおこないつつ歪んだ体を矯正することでバストの左右差を改善していくことができるので、左右差で悩んでいる方はお気軽にご相談ください。
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まとめ
基本的にバストは左右差があるものですが、それでも1カップ以上の違いがあると気になりますし、バストの形崩れも心配です。
バストの左右差でお悩みの方は、本記事を参考に大胸筋や小胸筋を鍛える筋トレや、体の歪みにアプローチできるトレーニングをお試ししてみてはいかがでしょうか。
また、バストマッサージをおこなったり、バストアップサロンに通うのも良いでしょう。すぐに効果が実感できなかったとしても、諦めずに継続してみるようおすすめします。