
バストの形が崩れる原因の1つに「反り腰」があります。
今回は、骨盤が前傾した姿勢である反り腰とバストの関係、反り腰の改善方法について解説していきます。反り腰でお悩みの方は是非参考にしてみて下さい。
【反り腰とはどんな状態?】
お腹の前にある筋肉(大腰筋、大腿直筋)が硬くなることによって股関節やお腹の前を前方に引っ張っている状態です。そして、引っ張られることにより身体が前に傾き、その状態から無理矢理腰を沿って身体を起こすので、腰が過剰に沿ってしまっている状態です。
つまり、反り腰の原因は、股関節やおなかの筋肉が硬くなってしまっていることにあります。
【筋肉はなぜ硬くなってしまうのか】
筋肉は長時間収縮し続けていると硬くなってしまいます。毎日何時間も同じ姿勢をしていると筋肉はその長さのまま固まってしまいます。
つまり、反り腰になる方は、お腹の前の筋肉を長時間収縮させ続けるようなことをやっているという事になります。デスクワークのお仕事や、前かがみで作業をし続ける状態が続くとなりやすくなります。
【反り腰による悪影響】
反り腰では、骨盤が前傾することで肋骨が前に突き出し、開いたように見えます。
バストの土台である肋骨が歪むとバストの形も崩れやすく、肋骨下部が開くとくびれもなくなり寸胴体型になってしまいます。
そしてバストトップとアンダーバストの差がなくなり、サイズはあるはずなのにお胸が目立たない、存在感がないように見えてしまう状態になっていきます。
また、反り腰の人が姿勢を良くしようと胸を張った結果、お腹が突き出て肋骨が開き、離れ胸を引き起こしてしまいます。反り腰で猫背にならないように気をつけている人ほど要注意です。
このように、バストの形を整えるために、反り腰は改善する必要があります。
【反り腰を改善する方法】
- 硬くなった大腰筋、大腿直筋をストレッチ
- 後ろの伸びてしまったお尻の筋肉(大臀筋)を鍛え、収縮させることによって、骨盤を正常な状態へ戻す
上記以外でできること
- 正しい姿勢を意識する
- 体幹の筋力を強化する
- 長時間同じ姿勢を避ける
- 凝り固まった筋肉をほぐす
具体的には、次のような方法があります。
- 仰向けで寝ると腰が浮くため、腰と敷布団の間にタオルを挟む
- 椅子に深く腰掛け、足の裏を床につけ、膝の角度が90度になるようにする
- 前かがみになったり、背もたれに深く腰掛けたりしない
- 顎を引き、肩の力を抜き、お腹を引っ込め、お尻を締める
- ヒールなどのかかとの高い靴は控える
- 腹式呼吸を行うドローイングや背骨の柔軟性を高めるキャットバックなどのストレッチを行う
- 肩甲骨まわり・背中・太ももの前・太ももの後ろの筋肉をほぐす