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バストアップ用のプロテインの特徴とは?バストケアのプロが分かりやすく解説

バストアップ用のプロテインの特徴とは?バストケアのプロが分かりやすく解説

いまプロテイン市場は「利用者の認知度向上」や「コロナ太り解消需要」を背景に前年比二桁成長が続く、プロテインブームとなっています(※)。

そんな中、バストアップ用のプロテインの新商品も多数発売されており、その特徴や実際の効果について気になっている方も多いのではないでしょうか、

そこでこの記事では、プロテインがバストアップに効果的な理由やプロテインの選び方、プロテインを飲むタイミングなどについて詳しく解説していきます。

※参照:富士経済グループ「拡大加速する、たんぱく補給食品市場を調査」
https://www.fuji-keizai.co.jp/press/detail.html?cid=21110&view_type=1

バストアップ用のプロテインとは

バストアップ用のプロテインとは

プロテインとは「タンパク質を主成分とする栄養補助食品」です。

最近ではさまざまな種類のプロテインが発売されており、バストアップ効果を謳う商品もありますが、バストアッププロテインの明確な定義はありません。

ただ、バストアップ用のプロテインは大豆を原料としたソイプロテインを使用しているものが多い印象です。

プロテインの原料は主に「牛乳」と「大豆」ですが、牛乳はさらに「ホエイ」と「カゼイン」の2種類に分けられます。

プロテインの種類 ソイプロテイン ホエイプロテイン カゼインプロテイン
原料 大豆由来 牛乳由来 牛乳由来
体への吸収速度 遅い 早い 遅い

ソイプロテインには女性ホルモンと似た働きをする成分「イソフラボン」が含まれ、女性ホルモンの分泌が促されます。女性ホルモンが増えれば、バストの内側にある管状の組織「乳腺」の発達が期待でき、バストアップにもつながるとされているのです。

またバストアップ用のプロテインには、肌の調子を整えるプラセンタやコラーゲンなどの美容成分が含まれているのも特徴です。

バストアップ用のプロテインに期待できる効果

バストアップ用のプロテインに期待できる効果

バストアップ用にプロテインを活用する女性が増えていますが、なぜプロテインがバストアップに効果的なのでしょうか。

プロテインがバストアップに効果的な理由は主に次の4つです。

  • 脂肪の蓄積
  • バストを支える組織「クーパー靭帯」の強化
  • 大胸筋の増強
  • 乳腺組織の発達

順番にチェックしていきましょう。

脂肪の蓄積

バストは脂肪が約90%以上を占めますが、やせ型で胸が小さい方はバストの大部分を構成する脂肪が不足している可能性が高いです。

そこでおすすめしたいのがプロテイン。栄養価の高いプロテインを摂ることで脂肪の蓄積が促され、豊かなバストを目指せるでしょう。

バストを支える組織「クーパー靭帯」の強化

脂肪や乳腺を支えている靭帯のことを「クーパー靭帯」といいますが、このクーパー靭帯を構成しているのはタンパク質の一種であるコラーゲンです。

プロテインに含まれる良質なタンパク質はクーパー靭帯の材料源となり、バストの下垂予防に繋がります。

クーパー靭帯が強化されることで、ハリのある若々しいバストを目指せるでしょう。

大胸筋の増強

大胸筋とは前胸部に位置する厚い扇状形の筋肉で、バストの土台となっています。肩甲骨を支えている筋肉でもあり、美しい姿勢を維持するのにも欠かせない筋肉です。

プロテインを摂れば、効率的な大胸筋の増強が期待できます。体の内側からバストを盛り上げてくれたり、美しい姿勢の維持により胸が垂れ下がるのを防いでくれたり、結果的にバストのボリュームアップをサポートできるでしょう。

せっかくプロテインを摂取するなら、大胸筋トレーニングもあわせて行うのがおすすめです。大胸筋トレーニングをすると、バスト全体が引き上がると同時に、バストの新陳代謝も促されます。新陳代謝が促進すれば血流がよくなり、バストの成長に必要な酸素や栄養素も行き渡りやすくなります。

バストのボリュームアップのため、そして将来の垂れ胸を防ぐために、プロテイン摂取と大胸筋トレーニングはセットで行いましょう。

乳腺組織の発達

大豆を原料としたソイプロテインには女性ホルモンと似た働きをする成分「イソフラボン」が含まれ、女性ホルモンの分泌が促されます。

女性ホルモンが増えれば、乳腺組織の発達が期待でき、バストアップにもつながるとされています。

乳腺の発達はバストアップの鍵です。

乳腺は妊娠したときに母乳を作る箇所で、本来の役割は母乳を分泌することにあります。妊娠期間中に発達することで脂肪も大きくなり、バストも大きくなるのが特徴です。

妊娠していないときであっても女性ホルモンの分泌により乳腺は発達するため、乳腺の発達を促すことでバストを豊かにする作用が期待できます。

プロテインの種類・選び方

プロテインは「ソイプロテイン」「ホエイプロテイン」「カゼインプロテイン」に分けられますが、目的によってどのプロテインが適しているのかは異なります。

プロテインの種類ごとの特徴やおすすめな人をまとめました。

プロテインの種類 ソイプロテイン ホエイプロテイン カゼインプロテイン
原料 大豆由来 牛乳由来 牛乳由来
体への吸収速度 遅い 早い 遅い
特徴 女性ホルモンと似た働きをするイソフラボン含まれる 素早く栄養補給ができる 腹持ちが良い
おすすめな人 乳腺を発達させたい人 大胸筋の筋量アップを狙う人 ダイエットとバストアップの両立を目指す人

それぞれ解説していきます。

ソイプロテイン:乳腺を発達させたい方におすすめ

乳腺を発達させてバストのボリュームアップを狙う方はソイプロテインを選びましょう。

ソイプロテインに含まれるイソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをし、バストのボリュームアップが期待できます。ほかにも、肌や髪にハリやツヤをもたらす効果が期待できるのもうれしいポイントです。

ただし過剰に摂取するとホルモンバランスの乱れを引き起こす恐れがあるため、商品ごとの用法容量はしっかり守りましょう。

参考までに成人男性・女性の1日のタンパク質の推奨摂取量をまとめました。

【1日のタンパク質の推奨摂取量】

男性 女性
18〜29歳 レベルⅠ 75~115g レベルⅠ 57~88g
レベルⅡ 86~133g レベルⅡ 65~100g
レベルⅢ 99~153g レベルⅢ 75~115g
30〜49歳 レベルⅠ 75~115g レベルⅠ 57~88g
レベルⅡ 88~135g レベルⅡ 67~103g
レベルⅢ 99~153g レベルⅢ 76~118g

【身体活動レベル】

  • レベルI…生活の大部分が座位で、静的な活動が中心
  • レベルII…座位中心の仕事だが、職場内での移動や立位での作業・接客等、あるいは通勤・買物・家事、軽いスポーツ等のいずれかを含む
  • レベルIII…移動や立位の多い仕事への従事者。あるいは、スポーツなど余暇における活発な運動習慣をもっている

出典:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020 年版)」

https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf

食事によるタンパク質摂取も考慮しながら、上記の摂取量を目標にプロテインを活用しましょう。

ホエイプロテイン:大胸筋の筋肉アップを狙う方におすすめ

大胸筋の筋肉量をアップさせてバストの土台を強化し、体の内側からバストを盛り上げたい方はホエイプロテインを選びましょう。

ホエイプロテインは胃にとどまらずに小腸で素早く吸収されるのが特徴です。そのため効率よくタンパク質を補えて、筋トレ前後の筋肉修復にも適しています。

健やかな体に欠かせない必須アミノ酸がバランス良く含まれていることや、味が淡白で飲みやすいこともホエイプロテインの魅力です。栄養価が高いため、やせ型で胸の脂肪が足りていない方にもぴったりでしょう。

カゼインプロテイン:ダイエットとバストアップの両立を目指す方におすすめ

ダイエットとバストアップの両立を目指す方にはカゼインプロテインがおすすめです。

カゼインプロテインは水に溶けにくいことから体内への吸収スピードが遅く、満腹感が長く続きます。数回に分けて摂取すれば、無理なく食欲もコントロールできるでしょう。

バストアップ用プロテインの注意点

バストアップ用プロテインの注意点

ここで、プロテイン摂取の注意点についてお伝えします。

バストアッププロテインの明確な定義はない

バストアッププロテインの明確な定義はありません。

「育乳プロテイン」「バスト用プロテイン」などと表記がある商品はソイプロテインであることが多い、という認識程度にとどめておきましょう。

商品名に惑わされず、各商品の原料や配合成分に注目して自分に合ったプロテインを選ぶことが大切です。

効果はあくまでも「内側からのサポート」

プロテインに期待できる効果は、あくまでも内側からのサポートです。

間接的にバストアップ効果が期待できるだけで、短期間で劇的な変化があらわれるわけではありません。

即効性は求めず、少しずつ体が変化してくるのを楽しみながら気長に続けましょう。

過剰摂取は厳禁

プロテインの主成分はタンパク質ですが、糖質や脂質も少量含まれます。

プロテインの過剰摂取は、カロリー過多・糖分過多につながるので注意が必要です。

カロリーや含まれる糖分量なども意識し、食事量に合わせながら上手にプロテインを活用しましょう。

バストアップ用のプロテインがおすすめな人

バストアップ用のプロテインがおすすめな人

プロテインは次のような方におすすめです。

  • 栄養不足によるバストのボリューム不足をカバーしたい方
  • 手軽にバストケアを続けたい方
  • ダイエットもかねてプロテインを飲みたい方

順番にチェックしていきましょう。

栄養不足によるバストのボリューム不足をカバーしたい方

「忙しくて食事をしっかりとれていない」
「少食で1日1〜2食しか食べられない」

このように、栄養不足からくるバストのボリューム不足が気になる方は、こまめにプロテインを摂取するとよいでしょう。

プロテインは手間なく栄養を摂取できるため、忙しい方でも取り入れやすいです。

手軽にバストケアを続けたい方

「劇的な変化は期待しないけど、毎日できる範囲でバストケアをおこないたい」など、自分のペースでバストケアを続けたい方にもプロテインは最適です。

不足しがちなタンパク質を手軽に補えるプロテインは、バストにも健康にも良い影響をもたらします。

摂取しても罪悪感がないため、間食の代わりにするのもよいでしょう。

ダイエットもかねてプロテインを飲みたい方

「ダイエットしながらバストアップしたい」
「ダイエットしたいけど胸は落としたくない」

という方も、ぜひプロテインを活用してみてください。

1日の食事のうち1〜2回をプロテインに置き換えれば、無理なくカロリー制限・糖質制限ができます。バストの成長に必要な栄養素を補いつつダイエットができるので、魅力的なボディになれるでしょう。

プロテインを飲むタイミング

プロテインを飲むタイミング

プロテインはいつ摂取するとよいのでしょうか?おすすめの摂取タイミングは次のとおりです。

  • 起床した直後
  • 運動の直後(30分以内)
  • 空腹を感じたとき
  • 就寝の30分〜1時間前

順番にチェックしていきましょう。

起床した直後

起床直後は栄養を体内に吸収しやすい状態にあるため、プロテイン摂取することで効率よくタンパク質を補えます。

忙しい朝でも手軽に栄養を摂取できるため、起床後のプロテイン摂取を習慣化してみてはいかがでしょうか。

運動の直後(30分以内)

運動の直後は、傷ついた筋組織を修復すべく、身体がタンパク質を吸収しやすい状態にあります。

とくに大胸筋の筋肉量をアップさせて胸を大きくしたい方は、大胸筋トレーニング後のプロテイン摂取を意識してみてください。

運動後30分以内は「回復のゴールデンタイム」ともいわれていて、このタイミングでプロテインを摂取すると効率よく大胸筋の筋肉量をアップさせることができます。

空腹を感じたとき

栄養を吸収しやすい「空腹時」もプロテインを摂取するのに適したタイミングです。

また空腹時の食事は血糖値が上がりやすく、血糖値が急上昇するほど脂肪を溜め込みやすくなるとされていますが、タンパク質は血糖値の急上昇を抑えてくれるためダイエットに役立ちます。

就寝の30分〜1時間前

就寝前にプロテインを摂取すると、筋肉の合成を促進できます。

タンパク質を効率よく補えるように、就寝の30分〜1時間前にプロテインを飲むのもよいでしょう。就寝前にプロテインを摂取する場合は、消化吸収がゆるやかで胃に負担をかけにくいカゼインプロテインがおすすめです。

プロテインを活用して豊かなバストを目指そう

プロテインを活用して豊かなバストを目指そう

プロテインに含まれる良質なタンパク質は、バストを構成する筋肉や乳腺の素となるため積極的に摂取するのをおすすめします。

タンパク質を十分に補うことで、美容や健康にも良い影響をもたらすでしょう。

「すぐにでもバストアップしたい」ということでしたら、バストアップサロンも検討してみてください。

当店でも、全国2万人以上のバストのお悩みを解消してきた特別なバストアップ施術をご用意していますので、興味がある方はどうぞお気軽にご相談ください。