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近頃、インターネットや美容情報誌に「肩こりの症状があるに人はバストアップしにくい」という話題がのぼることがあります。現代のライフスタイルでは、デスクワークや長時間のスマートフォン使用などで首や肩に負担がかかり、肩こりに悩む方は少なくありません。
肩こり自体もつらい症状ですが、バストにも影響を及ぼす可能性があると聞いて「できるだけ早く解消したい」と考える方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、肩こりがバストアップの妨げになる理由をはじめに、すぐに実践できる肩こり改善ストレッチや食事や生活習慣での工夫について詳しく解説していきます。
肩こりを改善しながらバストアップも目指したい方は、ぜひ参考にしてください。
肩こりがバストアップの妨げになるといわれる理由
肩こりは、首や肩の筋肉が緊張して血流が滞ることにより引き起こされます。そのため、単なる肩まわりの不快感程度に考えてしまいがちです。
しかし、肩こりにともなう血行不良や姿勢の崩れ、リンパの滞りなどがバストの形や発達にも少なからず影響しているといわれています。
ここからは、なぜ肩こりにともなうこれらの要因がバストアップの妨げになるのか、詳しく解説していきます。
血液の流れが滞り栄養が届きにくくなる
肩こりによって肩や首まわりの血液の流れが滞ると、バストに必要な栄養や酸素が十分に届かなくなってしまいます。
その結果、ハリや弾力のあるバストをつくるための材料が不足し、バストアップの妨げになると考えられています。
姿勢が崩れることでバストが垂れやすくなる
肩こりに悩む人の多くは、デスクワークやスマーとフォンの操作などが原因で、肩が前に入った「巻き肩」や背中が丸まった「猫背」の姿勢になりがちです。
このような姿勢を続けていると、胸の筋肉やクーパー靭帯にも負担をかけ、バストを支える力が弱まってしまいます。そのため、バストが下垂しやすくなったり形が崩れたりして、見た目のボリュームダウンにもつながっていくのです。
老廃物が滞ることでバストが育ちにくくなる
肩こりによる血行不良やリンパの流れの停滞は、バスト周辺に老廃物が溜まりやすい環境をつくりだしてしまいます。
老廃物がうまく排出されない状態では、健康な細胞や組織が作られにくくなり、結果的にバストの発達が妨げられる可能性があります。
バストアップの敵!肩こり改善におすすめのストレッチ
肩こりを放置すると筋肉の緊張がますます強くなり、血流やリンパの流れが滞ってバストのハリや形に悪影響を与える可能性があります。
ここでは、肩こりをやわらげながらバストアップにもつながるおすすめのストレッチを紹介します。
すき間時間や就寝前の習慣にすることで、しなやかな肩まわりと美しいバストラインを目指しましょう。
肩甲骨をはがすストレッチ
肩こり緩和に特に効果的な、肩甲骨まわりの筋肉をほぐして血流を促すストレッチです。肩甲骨の可動域が広がることで、胸の筋肉も働きやすくなります。
- 両ひじを曲げて肩より上に上げ、V字になるようにする
(手はグーを作って鎖骨あたりに置く) - 息をゆっくり吐きながら両ひじをゆっくり後ろに引き、肩甲骨を寄せる
- 肩甲骨を寄せた状態で両ひじを下げ、力を抜く
※5回繰り返す
朝起きたときやデスクワークの合間など、1日に複数回おこなうのがおすすめです。肩甲骨を引き寄せるときは、肋骨から肩甲骨を「はがす」イメージでおこないましょう。
肩甲骨をほぐすストレッチ
胸や肩周辺の筋肉を柔らかくして血流を良くするストレッチです。肩の動きがスムーズになることで、巻き肩や猫背の改善にも役立ちます。
- 床に座って両ひじを曲げて胸の前で合わせ、指先を肩に置く
- 息を吸いながら、両ひじをゆっくりと頭の横まで引き上げる
- 息をゆっくり吐きながら、両ひじを背中で合わせるように胸を大きく開き、ひじを下ろす
※10回繰り返す
呼吸をしながら、ひじで大きな円を描くように動かすのがポイントです。
胸と背中のストレッチ
胸の筋肉と背中の筋肉を交互に伸ばすことにより、肩甲骨の可動域を広げ、猫背や巻き肩の改善を目指すストレッチです。血流が良くなり、胸まわりの筋肉が働きやすくなります。
- 頭の後ろで両手を組み、ゆっくり息を吸いながらひじを後ろ開く
- 息を吸い切ったら、今度はゆっくり息を吐きながらひじを内側に向かって閉じる
※2~3回繰り返す
ひじを内側に閉じるときは、首から腰まで背骨を丸めるようなイメージでおこないましょう。
体側のストレッチ
腕の付け根から肋骨にかけての体側をゆっくり伸ばすストレッチです。
体側が硬いと肩甲骨の可動域が狭くなり、肩こりを招きやすくなります。ほぐして肩まわりの動きをラクにしましょう。
- 床に座って両腕を真上に伸ばす
右手と左手の手首をクロスして手のひら同士を合わせる - 上半身を小さく左右に揺らし、ひじを軽く曲げて耳の横から頭の後ろへ動かす
- ひじを伸ばして、体を左右に大きく動かしつつ体側を伸ばす(両腕で頭をはさむイメージ)
- 指先を正面に向け直し、さらに大きく左右に体をしならせて伸ばす
- 手を反対に組みなおして01.~04を同様におこなう
首と肩のストレッチ
首まわりの筋肉をゆるめ、肩こりを和らげるのに効果的なストレッチです。
- 左手を頭の上から回し、右側のこめかみあたりにそっと当てる
- そのまま頭だけを左側へゆっくり倒し、深呼吸しながら10秒ほどキープする
- 反対側も同様におこなう
頭を倒すときは、首から上だけを動かすイメージで体全体が傾かないように意識しましょう。
朝起きた直後や就寝前、デスクワークの合間など、リラックスしたタイミングにおこなうのがおすすめです。
腕伸ばしストレッチ
背伸びをするような動きで肩甲骨や背中の筋肉(菱形筋など)をしっかり動かし、肩こり改善につなげるストレッチです。
- 背筋をまっすぐにして椅子に座る
- 両手を組んで頭上にまっすぐ伸ばし、肩甲骨が引き上がるのを意識する
- 息を吸いながら天井へ腕をさらに伸ばすイメージで背伸びをする
- 息を吐きながら、ゆっくりと腕を下ろす
※10回繰り返す
バストアップの敵!肩こりを改善する食事のポイント
「肩こりと食事は関係ないのでは?」と思われがちですが、毎日の食生活は血流や筋肉の状態に大きく影響します。
糖質や脂質が多い食事を続けていると、血液の流れが悪くなり、老廃物が溜まりやすくなることで肩こりなどの不調を招きやすくなります。
バストアップの妨げとなる肩こりを改善するには、ストレッチでアプローチするだけではなく、体を内側から整える「食」の見直しも大切です。
特に、筋肉疲労の回復や血行促進、神経機能の維持に役立つ栄養素を意識して摂ることがポイントです。
ここからは、肩こり対策におすすめの栄養素と、それぞれの栄養素が多く含まれる食材を紹介していきます。
ビタミンB群
ビタミンB群はエネルギー代謝を助け、筋肉疲労や神経疲労の回復を促すとされています。
ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える際に必要で、疲労物質の分解をサポートします。また、ビタミンB12は血液をつくり神経機能を正常に保つ働きがあるため、肩こりやしびれの改善に役立ち、バストアップを妨げない体づくりにも効果が期待できます。
ビタミンB1を多く含む食材
- 豚肉
- うなぎ
- 大豆
- 玄米 など
ビタミンB12を多く含む食材
- レバー
- 青魚(サンマ・イワシなど)
- 貝類(アサリ・シジミなど)
ビタミンC
ビタミンCは、コラーゲンの生成や抗酸化作用により筋肉を疲労から守り、ビタミンEの働きを高める栄養素です。
風邪予防のイメージが強いですが、血管や筋肉を健やかに保ち、バストのハリを支える土台づくりにも役立つため、バストアップを目指す方にもおすすめのビタミンです。
ビタミンCを多く含む食材
- ブロッコリー
- 赤ピーマン
- キウイ
- イチゴ など
ビタミンE
ビタミンEには、毛細血管を広げて血流を促進し、筋肉の緊張をやわらげる作用があります。
肩こりだけではなく冷え対策にも役立ち、巡りのよい体をつくることでバストアップをサポートします。
ビタミンEを多く含む食材
- かぼちゃ
- アーモンド
- ヘーゼルナッツ
- うなぎ
- アボカド
- 大豆 など
クエン酸
筋肉の疲労物質(乳酸)の分解を助け、新陳代謝を活発にする働きがあります。代謝が整うことで、肩こりの緩和や体全体の巡りをサポートする効果にも期待できます。
酸味のある食材に多く含まれるので、食欲がないときにも取り入れ摂取しやすいのが特徴です。
クエン酸を多く含む食材
- 梅干し
- イチゴ
- 柑橘類(レモン・グレープフルーツなど)
- 酢 など
マグネシウム
マグネシウムは筋肉の収縮・弛緩に関わるミネラルで、足りないと筋肉のこわばりやけいれんが起きやすくなります。
血流の改善や神経の安定にも役立ち、肩こり対策にも効果的です。
胸まわりの筋肉の緊張を緩和し血流を促すことで、バストアップにもよい影響を与えるとされています。
マグネシウムを多く含む食材
- 海藻類(ワカメ・昆布など)
- 大豆製品(豆腐・納豆など)
- ナッツ類 など
バストアップの敵!肩こり改善のための日常生活の工夫
日常生活のなかで習慣としていることが首や肩の負担となり、慢性的な肩こりの原因になることがあります。
肩こりは血流の悪化や筋肉のこわばりを招き、結果的にバストアップを妨げる要因にもなりかねません。
そのため、運動や食事だけではなく、普段の生活習慣も見直すことが大切です。
ここでは、バストアップをサポートしながら肩こりを改善するためポイントについて紹介していきます。
正しい姿勢を意識する
肩こりのある人は、巻き肩や猫背の姿勢になりやすく、それが慢性的な肩こりやバストアップの妨げることにつながります。
日頃から背筋を伸ばし、正しい姿勢を意識して肩まわりの筋肉のこわばりを防ぎましょう。
デスクワークでパソコンを使う場合はモニターの位置を目線に合わせる、スマートフォンもできるだけ顔の高さで使用するなど、首や肩に負担をかけない工夫が効果的です。
また、長時間同じ姿勢で作業を続けると血流が滞りやすくなるため、1時間に1回は軽くストレッチや深呼吸をするのがおすすめです。
体を冷やさない
体を冷やすと血流が悪くなり、肩こりが悪化しやすくなります。
冷たい飲み物や食べ物の摂りすぎ、夏場にエアコンの温度を低く設定しすぎること、肌の露出が多い服装などは体を冷やす要因となるため注意しましょう。
体を温める飲み物・食べ物を選び、1日の終わりには湯船につかって血流を促進するのがおすすめです。
オフィスワークの場合は、ブランケットやカーディガンなどを利用して冷え対策をおこないましょう。
体を冷やさないことでバストに必要な栄養や酸素が行き届きやすくなり、結果的にバストアップにもつながります。
水分をしっかりと補給する
肩こりの原因である血行不良を改善するには、水分をしっかり補給することも大切です。なぜなら、水分が不足すると血液がドロドロになり、栄養や酸素が全身に行き渡りにくくなるからです。
体内に十分な水分があると血液の巡りがスムーズになり、肩こりの改善やバストアップに必要な栄養の運搬にも役立ちます。ただし、水分といってもカフェインやアルコールには利尿作用があるため、摂りすぎると逆に体内の水分が失われやすくなります。
コーヒーや紅茶などのカフェイン飲料やお酒の量はほどほどにし、できるだけ常温の水やノンカフェインのお茶を選ぶようにしましょう。
サイズの合ったブラを着ける
意外と見落としがちなのが、身につける下着が原因となる肩こりです。
特に、ブラジャーのサイズが合っていないと、肩こりだけではなくバストアップの妨げにもなるため注意が必要です。
たとえば、肩ひも・ワイヤーの食い込みやアンダーベルトの締めつけすぎは、血流を妨げるだけではなく、肩や背中の筋肉にも負担をかけてしまいます。
逆に、カップが大きすぎたりアンダーベルトがゆるすぎたりすると、バストを正しく支えられず、肩への負担やバストの形崩れ・ボリュームダウンにつながることもあります。
自分のバストに合ったサイズ・デザインを見直し、必要であればランジェリー専門店などでフィッティングを受けるなどして調整しましょう。
正しいサイズのブラは、肩こりを防ぐだけではなく、バストアップにもつながります。
動きやすい衣類を着用する
締めつけ感の強い衣類は血行不良や筋肉の硬直を招きやすく、肩こりの原因になります。
首まわりやウエスト、腕の付け根がきついものや、伸縮性のない生地は体の動きを妨げるため避けましょう。
体にやさしく動きやすい服装を選ぶことで、肩や背中の筋肉がリラックスしやすくなり、結果的にバストへの血流や栄養供給がスムーズになって、バストアップにもプラスに働きます。
アクセサリー選びを工夫する
肩こりとアクセサリーは一見無関係に思えますが、大ぶりで重いブレスレットや腕時計、ネックレスなどが肩や首に負担をかけ、肩こりを引き起こすことがあります。
「肩こりがひどいな」と思っていたら、重たい腕時計やアクセサリーが原因だったというケースも珍しくありません。
肩こりで悩んでいる場合は、ファッション性だけではなく重さやフィット感にも注目し、軽くて体に負担の少ないアクセサリーを選ぶようにしましょう。
このような工夫が血流の滞りを防ぎ、肩や首の負担を減らすことにつながります。
ストレスを溜めない
ストレスを溜め込まないことも、肩こりを改善するうえで大切なポイントです。
強いストレスを感じているとき、心は常に緊張状態にあるものです。心と体は密接につながっているため、精神的な緊張は体の筋肉のこわばりにもつながり、肩こりなどの不調を招きやすくなります。
さらに、ストレスが続くと交感神経が優位になり、血流が滞ってしまうこともあります。これにより、肩こりを悪化させるだけでなく、バストへ十分な栄養や酸素が運ばれにくくなり、バストアップの妨げとなる可能性があるのです。
肩こりの改善やバストアップを目指すためにも、日常生活にリラックスできる時間を設けたり、趣味や軽い運動で気分転換したりするなど、自分に合ったストレス解消法を見つけましょう。
まとめ
肩こりは血流の滞りや筋肉のこわばりを引き起こし、バストへ栄養や酸素が届きにくくなることでバストアップの妨げとなることがあります。
そのため、バストアップを目指すのであれば、まずは肩こりを改善することが大切です。
今回の記事で紹介したストレッチをできる範囲でおこない、肩こり改善をサポートする食事を心がけましょう。また、日常生活においても、肩こりの予防・改善のための工夫をすることで症状の軽減が期待できます。
ちょっとした習慣を続けることで、バストに必要な栄養や酸素が届きやすくなり、美しいバストラインや自然なバストアップにつながっていきます。ぜひ、できることから取り組んでみてください。
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バストだけでなく、肩・首・背中にもアプローチしてバストアップを目指しますので、肩こりの解消にもつながるでしょう。
バストアップしながら肩こりから解放されたい!という方は、お気軽にご相談ください。