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成長期を終えて大人になってからも、ふっくらとしたボリュームのある胸に憧れる女性は少なくありません。しかし、「バストケアをいろいろ試したけれど、思うように胸のサイズが変わらない」「やっぱり大人になってから胸を大きくするのは難しい」と感じている方も多いのではないでしょうか。
確かに大人になってから胸を大きくするのは容易ではありませんが、ご自身のバストの状態に合った適切なケアをおこなえば、理想の胸に近づける可能性は十分にあります。
この記事では、胸が大きくなる仕組みと成長を妨げる原因について解説するとともに、大人の胸を大きくするための方法について詳しく紹介していきます。「今からでも胸を大きくしたい」と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
大人になってからでも胸は大きくなる?
思春期のように自然にホルモンの分泌が活発になることはありませんが、胸の土台や組織にアプローチすることで、大人になってからでも胸を大きくすることは可能です。たとえば、胸の土台となる筋肉にフォーカスしたケアやトレーニングをおこなえば、胸が垂れるのを防ぎ、ハリのある美しいバストラインを維持することができるでしょう。
胸が大きくなる仕組み
思春期に胸が大きくなるのは、胸の成長に欠かせない女性ホルモンが大量に分泌されるからです。女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2種類があり、それぞれ胸を大きくするための大切な役割があります。
- エストロゲン: 乳腺組織の成長を促す
- プロゲステロン: 発達した乳腺にふくらみやハリを与える
この2つの女性ホルモンが働くことで乳腺が発達し、その周りにある脂肪量が自然に増加するため胸は大きく成長するのです。また、女性ホルモンは思春期だけではなく、生涯にわたって分泌され続けます。分泌量は減っていきますが、ホルモンバランスを整えれば大人になってからでもサイズアップや美しいバストラインを目指すことができます。
大人の胸が大きくなるタイミング
大人になると、自然に胸が大きくなることは期待できません。しかし、大人特有の「胸が大きくなる時期」というものがあります。
ここでは、大人の胸が大きくなるタイミングについて解説していきます。
ホルモンバランスの変化
生理前の1〜2週間前になると、女性ホルモンのプロゲステロンが多く分泌されます。そのため、生理前から生理中は胸が張り、バストサイズが大きくなる傾向にあります。ただし、一時的なホルモンの分泌のため、生理が終われば元のサイズに戻ります。
体重が増加したとき
バストの9割は脂肪でできており、脂肪は胸が大きくなるための大切な組織だといえます。体重が増えると胸の脂肪も比例して増えることから、バストアップにも期待ができます。ただし、体全体に脂肪がつくとボディラインにメリハリがなくなり、胸がそれほど大きく見えない可能性があります。
妊娠・出産時期
妊娠・出産時期は、母乳を作るために女性ホルモンが非常に多く分泌されます。さらに、授乳期には、プロラクチンと呼ばれる母乳分泌ホルモンも加わり乳腺がより発達するため、胸のサイズが1〜2カップほど大きくなる傾向にあります。一般的に授乳期が終わると元のサイズに戻りますが、大きく張った胸がしぼむことで、ハリがなくなったり型崩れが起きたりすることも多くみられます。
大人の胸の成長を妨げる原因
胸の成長には、普段の生活習慣が大きく関わっています。そのため、何気ない習慣がバストアップに悪影響を与えているかもしれません。
ここでは、胸の成長を妨げるおもな原因を5つ紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
睡眠の質の悪さ
睡眠の質の悪さは、ホルモンバランスが乱れる要因です。大人になってからの胸の成長には、ホルモンバランスが正常に分泌されることが特に重要となるため、睡眠が不十分だと胸の成長を妨げてしまいます。また、新陳代謝の低下や胸周りの筋力の衰えにもつながります。
偏った食事
偏った食事を続けていると、胸の組織に必要な栄養素を十分に得ることができず、成長を妨げてしまいます。また、ホルモンの生成に必要な栄養素が不足すると、ホルモンバランスの乱れを引き起こす可能性があります。
過度なダイエット
過度なダイエットも胸の成長を妨げる要因のひとつです。胸に栄養が行き届かなくなることはもちろん、急激に体重が減ることで胸の脂肪が減少し、ボリュームダウンや型崩れを招く恐れが出てきます。また、体に必要な栄養が不足して、ホルモンバランスも乱れやすくなります。
悪い姿勢
悪い姿勢は胸の成長に悪影響を及ぼします。なぜなら、猫背や前かがみのような姿勢を続けていると、胸を支える大胸筋や背筋の動きが少なくなり筋力が衰えてしまうからです。その結果、胸の下垂や型崩れが起こります。また、胸周りの血管が圧迫されて血行不良が起こり、胸の成長に必要な栄養やホルモンも届かなくなってしまいます。
サイズの合わないブラジャーの着用
サイズの合わないブラジャーの着用は、胸の形や成長に大きな影響を与えます。小さすぎるブラジャーは胸を圧迫し、血行不良を引き起こします。反対に大きすぎるブラジャーは胸をしっかり支えることができず、下垂や型崩れにつながります。
自宅で胸を大きくするには
胸を大きくしたいと考えている方は、普段の生活習慣を変えることも大切です。ここでは、日常生活のなかで胸の成長をサポートする5つのポイントを紹介します。
良質な睡眠をとる
質の良い睡眠は胸の成長に欠かせません。女性ホルモンは睡眠中に多く分泌されるため、毎日7〜8時間はしっかり睡眠をとるように心がけましょう。特に、寝始めの3時間は女性ホルモンの分泌が活発になるといわれています。そのため、この時間帯に深いノンレム睡眠をとることで、胸の成長に良い環境をつくることができます。
食生活を見直す
胸を大きくしたいと考えている方にとって、バランスの取れた食生活は重要な要素のひとつです。胸の組織の元となるたんぱく質やアミノ酸、女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンやボロン、血行をサポートするビタミンEなどの栄養素を積極的に取り入れましょう。以下はこれらの栄養素を多く含む食物です。
- タンパク質: 鶏ささみ肉・鮭・さんま・牛乳・卵
- アミノ酸: マグロ・カツオ・鶏むね肉・チーズ・豆乳
- 大豆イソフラボン: 豆腐・納豆・味噌・油揚げ・きな粉
- ボロン: ぶどう・リンゴ・キャベツ・ブロッコリー・アーモンド
- ビタミンE: うなぎ・アボカド・アーモンド・かぼちゃ・オリーブオイル
姿勢を改善する
正しい姿勢は美しい胸の形を保ち、成長をサポートします。特に、スマホやパソコンを一日中使用している方は、気づかないうちに前かがみの姿勢になりがちです。姿勢の癖を改善するのは難しいことですが、日頃から意識して背筋を伸ばし、姿勢を正すよう心がけましょう。
ブラジャーを使い分ける
揺れや衝撃から胸を守ることも大切です。運動するときにはスポーツブラ、就寝時にはナイトブラを使うなど、シーンに適したブラジャーを使い分けましょう。また、家でくつろぐときに楽だからとノーブラで過ごすのではなく、ノンワイヤーでホールド力のあるブラジャーを着けるのがおすすめです。
バストにフィットしたブラジャーを着用する
正しいブラジャー選びは、美しいバストラインの維持に欠かせません。胸にフィットするブラジャーを着用することで下垂や型崩れを防ぎ、理想的な位置に整えることができます。胸のサイズは年齢とともに変わるため、半年〜1年を目安に採寸して、ブラジャーのサイズが合っているのか見直すことが必要です。
正しいブラジャーの選び方
ブラジャー選びに大切なことは、胸のサイズに合っていることと、カップが胸の形状に合っていることです。試着する際は以下のポイントをチェックしましょう。
- ワイヤーがバージスラインやバストの形にフィットしている
- アンダーバストが前後で水平になっている
- ストラップがゆるかったり食い込んだりしていない
- カップが浮いたり圧迫されたりしていない
- 動いたときに違和感やズレがない
また、胸の悩みに適した種類のブラジャーを選ぶことも大切です。たとえば、下垂が気になる方は、胸全体を包み込みながらしっかり引き上げるタイプが適しています。また、胸が左右で離れている、脂肪が脇や背中に流れやすいという方は、脇寄せ機能や厚めのパットが入ったものがおすすめです。
大人の胸を大きくするためのセルフケア
胸を大きくするには、自宅でのセルフケアを継続しておこなうことも効果的です。
ここでは、初心者の方でも無理なくできるマッサージやトレーニングを紹介します。
バストマッサージ
バストマッサージは、やさしく胸周りをケアするセルフケア方法のひとつです。日々のセルフケア習慣として取り入れやすく、胸周りの緊張を和らげて気分をリラックスさせるのにも効果的です。
胸周りのリンパマッサージ
- 両手を胸の下にあてる
- 胸の中心から外側に向かって小さな円を描くようにマッサージする
※1分ほど繰り返しおこなう
胸を持ち上げるマッサージ
- 手を反対側の胸の下にあてる
- そのままやさしく胸を持ち上げるように押し上げる
- 軽く円を描くように動かして筋肉を刺激する
- 反対側の胸も同様におこなう
※左右それぞれ1分ずつおこなう
トレーニング
トレーニングでは、胸を支えている筋肉を強化してボリュームアップを目指します。無理のないペースで毎日続けましょう。
膝付きプッシュアップ
- 膝をついた状態で床に手をつく
(手は肩幅よりも10cmほど外側の位置におく)
- 体を真っすぐにする
- ゆっくりと腕を曲げ、体を下げる(背中を曲げないように)
- 体が床につく手前でとめる
- 腕を伸ばして体を上げる
※3~5を10回程度繰り返す
インクラインダンベルフライ
- 背もたれのある椅子やソファを使用してインクラインの体勢をつくる
(インクラインの体勢=背中が30~45度程度傾いた状態)
- 両手にダンベルを持ち、腕を上に伸ばす
(ダンベルが向かい合わせになるようにする)
- 肩甲骨を寄せるようにダンベルをゆっくりと横に下ろす
- 胸が開ききった状態まで下ろしたらゆっくりと元の位置に戻す
※10回3セットを目安におこなう
必ずグラつかない丈夫な椅子を選びましょう。ダンベルが無い場合は、代わりにペットボトルを使用してもOKです。
大人の胸を大きくするにはバストアップサロンもおすすめ
胸を大きくしたい方には、セルフケアに加えてバストアップサロンのケアを取り入れるのもおすすめです。ここからは、バストアップサロンの代表的な施術をみていきましょう。
ハンドマッサージ
プロのエステティシャンによるハンドマッサージは、凝り固まった胸周りの筋肉をやさしくほぐし、心地良い刺激を与えます。 血行やリンパの流れをサポートすることで、胸を大きくするための環境をつくります。また、下垂した胸や、背中や脇などに移動してしまった脂肪を正しい位置に整える効果にも期待できます。
光豊胸
光豊胸とは、特殊な光を胸周りに照射する施術です。光の刺激により血行やリンパの流れを促し、バストアップを目指します。また、胸のハリやふくらみの維持に必要なコラーゲンやヒアルロン酸の生成を促進する効果にも期待できるといわれています。
EMS
EMS(Electrical Muscle Stimulation)は、微弱な電気刺激を与えて筋肉を収縮させる施術です。トレーニングが苦手な方も、マシンの力によって大胸筋や小胸筋・広背筋などの胸周りの筋肉の強化に期待できます。胸全体の土台をしっかりと強くすることで、下垂を防いでハリのある上向きの胸に整えます。
マイクロカレント
マイクロカレントは、体内に流れている生体電流に近い微弱な電流を流す施術です。心地よい電流の刺激が、血行やリンパの流れを促して代謝をサポートします。また、手袋を使用した施術では、脇や背中に移動してしまった脂肪を元の位置に戻して、胸のボリュームアップに働きかけます。
バストアップサロンに向いている人
セルフケアは胸を大きくするための効果的な方法のひとつではありますが、効果を実感するまでには時間がかかります。また、運動が苦手な方はトレーニングを続けることが難しいかもしれません。そのような方には、バストアップサロンでの施術がおすすめです。
また、施術中にリラクゼーション効果も得られるため、ストレスや疲労を抱えている方にも適しています。プロのスタッフが胸の状態を見ながら最適な施術を提案してくれるため、体験プランなどを利用して、ご自身に合った施術を試してみましょう。
バストアップ専門サロン「Rococo(ロココ)」では、バストの美しさに影響する「姿勢」と「コラーゲン」に注目した独自のメソッドで、「切らない・痛くない・ダウンタイムがない」施術を提供しており、10代から50代まで、幅広い年代の女性のお客様にご支持いただいています。
バストサイズや左右差・下垂・ハリなど、さまざまなお悩みに対応しておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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まとめ
今回の記事では、大人になってから胸を大きくするために大切な生活習慣や自宅でできるセルフケア、さらにバストアップサロンでの施術についても解説しきました。大人の胸を大きくするには、女性ホルモンの分泌を妨げないように生活習慣を見直し、改善することが大切です。
また、大人になると体の筋肉は自然と衰えてきます。ハリのある美しいバストラインを維持するために、トレーニングやバストサロンのケアを取り入れて胸周りの筋肉を強化・維持するようにしましょう。
バストケアの積み重ねが胸を大きくすることにつながります。バストに良い生活を心がけて、ふっくらしたボリュームのある美しい胸を手に入れてください。