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エクソソーム豊胸とは?特徴やメリット・デメリット、他の手術との違いなど解説

エクソソーム豊胸とは?特徴やメリット・デメリット、他の手術との違いなど解説

エクソソーム豊胸は、高い脂肪定着率や自然な仕上がり、ダウンタイムの短さなどから注目を集めています。しかし、まだ新しい豊胸術であるため「ほかの施術とどう違うのか」「ダウンタイムや料金はどれくらいかかるのか」など、詳しいことを知りたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、エクソソーム豊胸の特徴やメリット・デメリット、ダウンタイム、ほかの豊胸手術との違いについて詳しく解説していきます。

エクソソーム豊胸とは

エクソソーム豊胸とは

エクソソーム豊胸は、自分の身体から採取した脂肪を精製・濃縮し、「エクソソーム」と呼ばれる成分を加えてバストに注入する脂肪注入豊胸術です。

エクソソームとは、細胞間の情報伝達を担う微小な物質で、組織の再生や修復を促す働きがあることから医療や美容の分野で注目されています。

従来の脂肪注入法では、注入した脂肪の一部が体内に吸収されやすく、希望通りのボリュームが得られないことがありました。

エクソソーム豊胸は、脂肪と一緒にエクソソームを注入することで血管の再生が促され、脂肪の定着率アップが見込めることが特徴です。

エクソソーム豊胸のメリット

エクソソーム豊胸のメリット

エクソソーム豊胸には、以下のようにさまざまなメリットがあります。

  • 2カップ程度のバストアップができる可能性がある
  • ほかの脂肪注入豊胸術に比べて定着率が高い
  • 自然な見た目と触り心地に仕上がる
  • しこりのリスクが低い
  • バストアップと同時に太ももやお腹の部分痩せができる

ここでは、それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。

2カップ程度のバストアップができる可能性がある

通常の脂肪注入豊胸では脂肪の定着率が30〜50%程度とされており、大幅なサイズアップが望めないことがあります。

一方、エクソソーム豊胸は脂肪の定着を促進できるため、2カップ程度のサイズアップを目指すことができます。

バストが2カップ大きくなると、ウエストとのメリハリが強調されて、スタイル全体がより女性らしく華やかな印象に変わります。

ほかの脂肪注入豊胸術に比べて定着率が高い

従来の脂肪注入豊胸術は、採取した脂肪に水分や油分・血液成分・死活細胞といった不純物が含まれていることが多く、そのまま注入しても定着率があまり高くありません。

一方、エクソソーム豊胸では、脂肪をていねいに精製してエクソソーム製剤を加えることにより、血管の再生を促して脂肪細胞への酸素や栄養の供給をサポートします。その結果、脂肪の定着率が向上し、一度の施術でも理想のバストを維持しやすいのが大きな魅力です。

一度脂肪が定着すれば効果は半永久的に持続するため、繰り返し施術を受けたり、定期的に通院したりする必要もありません。
ただし、脂肪の定着率は体質や医師の技術力によって異なるため、実際に施術を受けてみないと結果が分からないことを理解しておく必要があります。

自然な見た目と触り心地に仕上がる

エクソソーム豊胸では自分の脂肪を利用するため、シリコンバッグなどの人工物を挿入する豊胸術に比べて自然な仕上がりになります。触ったときの柔らかさや形状も、本来のバストに近づけやすいことが大きな特徴です。

エクソソーム豊胸は、「仰向けになったときのバストの動きが自然」「手で触れたときのやわらかさに違和感がない」など、見た目だけではなく、触り心地にもナチュラルさを求める方に向いています。

しこりのリスクが低い

脂肪注入豊胸術でしこりができるおもな原因は、注入された脂肪の一部が壊死してしまうことです。
これは、脂肪に混ざった不純物が血流を妨げ、十分な栄養や酸素が届かないことで引き起こされます。

エクソソーム豊胸では、不純物をていねいに取り除いた脂肪を使用し、さらにエクソソームの作用によって血管の再生が促されます。その結果、脂肪細胞への栄養供給がスムーズになり、壊死やしこりの発生を抑えられるのです。

バストアップと同時に太ももやお腹の部分痩せができる

エクソソーム豊胸では、太ももやお腹・二の腕などから脂肪を採取するため、部分痩せができるのもメリットのひとつです。

一般的なダイエットでは特定部位の脂肪をピンポイントで落とすのは難しいですが、エクソソーム豊胸であれば、気になる部位の脂肪を取り除きながらバストのボリュームアップが実現できます。

「バストは大きくしたいけど、ボディラインはスッキリさせたい」という方にとって、理想の体型を目指しやすい施術といえるでしょう。

エクソソーム豊胸のデメリット

エクソソーム豊胸のデメリット

エクソソーム豊胸には、自然な仕上がりや高い定着率といったメリットがある一方で以下のようなデメリットもあります。

  • エクソソームの種類によって効果が異なる
  • 3カップ以上のバストアップは期待できない
  • 痩せている人は施術を受けられないことがある
  • ダウンタイムや合併症のリスクがゼロではない

施術を検討する際は、デメリットについてもよく理解しておきましょう。

エクソソームの種類によって効果が異なる

豊胸で使用されるエクソソームには、脂肪細胞由来・胎盤由来・乳歯歯髄由来など、さまざまな種類があり、それぞれ期待できる効果が異なります。

また、バストアップ効果を得るためには、どの種類であってもエクソソームの含有量が十分であることが重要です。

製品によっては有効成分が少ないものもあるため、クリニックで使用されている製剤の品質や濃度をよく確認しておきましょう。

3カップ以上のバストアップは期待できない

エクソソーム豊胸は、自分の脂肪を使用することで自然な仕上がりになりますが、3カップ以上の大幅なバストアップは難しいとされています。

脂肪を過剰に注入すると、細胞が壊死してしこりが生じるリスクが高まるため、多くのクリニックでは1回の施術で1〜2カップ程度のサイズアップを目安としています。

3カップ以上のバストアップを希望する場合は、シリコンバッグを用いた豊胸術のほうが適している可能性があります。

痩せている人は施術を受けられないことがある

エクソソーム豊胸では自分の身体から採取した脂肪を使うため、体脂肪が極端に少ない人は施術を受けられないことがあります。た

だし、エクソソーム豊胸では大量の脂肪採取を必要としないため、極端に痩せていなければ問題なく受けられるケースが多いようです。

「痩せ型なので施術を受けられるかどうか不安」という方は、医師とのカウンセリングで適応の有無を確認してみましょう。

ダウンタイムや合併症のリスクがゼロではない

エクソソームには回復をサポートする働きがあるとされていますが、ダウンタイムを完全にゼロにすることはできません。ダウンタイムの症状や程度には個人差があり、体質や医師の技術によって回復期間が異なることもあります。

また、エクソソーム豊胸は、しこりなどの合併症が起こりにくいとされていますが、リスクを100%回避できるわけではない点も理解しておく必要があります。できるだけダウンタイムやリスクを軽減したい場合は、エクソソーム豊胸の施術経験が豊富で、技術力の高い医師を選ぶことが重要です。

なお、エクソソーム豊胸のダウンタイムの症状については、記事の後半で詳しく解説します。

エクソソーム豊胸の費用相場

エクソソーム豊胸の費用相場

エクソソーム豊胸の施術料金はクリニックによって異なりますが、費用の相場は130万円~160万円です。

ただし、クリニックによっては脂肪の採取や麻酔・内服薬・消耗品・カウンセリング・診察などに別途料金が発生することもあるため、カウンセリングで費用の総額や内訳を確認することをおすすめします。

また、エクソソーム豊胸は、使用するエクソソームの品質や医師の技術力によって仕上がりや定着率・安全性が大きく左右される施術です。

そのため、料金の安さだけで判断せず、医師の実績や症例数、使用製剤の安全性や品質なども総合的に比較して、自分に合ったクリニックを選ぶことが大切です。

エクソソーム豊胸のダウンタイム

エクソソーム豊胸のダウンタイム

エクソソーム豊胸のダウンタイムの症状は、脂肪を採取した部位とバストの両方にあらわれます。

一般的には、痛み・腫れ・内出血・むくみなどの症状がみられますが、多くは1週間程度で軽快し、内出血も2週間ほどで目立たなくなることがほとんどです。ただし、脂肪採取部位のむくみや内出血が完全に落ち着くまでには、1か月程度かかるケースもあります。

また、エクソソームには細胞の修復や再生を促す働きがあり、施術後の回復をサポートする効果に期待されています。一部のクリニックでは、エクソソーム点滴を併用することでダウンタイムをさらに軽減できることもあります。

シリコンバッグを挿入する手術とは異なり、エクソソーム豊胸では切開を必要としないため、目立つ傷が残る心配はほとんどありません。

エクソソーム豊胸とほかの豊胸術の違い

エクソソーム豊胸に興味があるという方のなかには、「ほかの豊胸術と比較してからじっくり決めたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。エクソソーム豊胸とほかの豊胸術の違いは、以下の一覧表のとおりです。

種類 エクソソーム豊胸 コンデンスリッチ豊胸 セルチャー豊胸(脂肪幹細胞培養豊胸) ピュアグラフト豊胸(濃縮脂肪注入法) シリコンバッグ豊胸
施術方法 採取した脂肪から死活・老化細胞を除去し、エクソソームを加えてバストに注入(脂肪を濃縮する場合もあり) 採取した脂肪から死活・老化細胞を除去し、濃縮した脂肪をバストに注入 採取した脂肪から幹細胞を抽出・培養し、脂肪と一緒にバストに注入 採取した脂肪から死活・老化細胞を除去し、純度の高い脂肪細胞を精製してバストに注入 皮膚を切開してバストにシリコンバッグを挿入
特徴
  • 脂肪の定着率が高い
  • しこりのリスクが低い
  • ダウンタイムを軽減できる
  • 脂肪の定着率が高い
  • しこりのリスクが低い
  • しこりのリスクが低い
  • 幹細胞の培養に1~2か月かかる
  • 施術費用を抑えられる
  • しこりになりやすい
  • 痩せ型で脂肪が少ない人でも施術可能
  • 見た目や感触に多少の違和感がある
サイズアップの目安 1~2カップ 1~2カップ 1~2カップ 1~1.5カップ 3カップ以上も可能
脂肪の定着率
費用相場 約130~160万円 約90〜130万円 約180〜300万円 約60〜80万円 約50万~100万円

脂肪注入豊胸術では自分の脂肪を使用するため、仕上がりが自然で術後の痛みや異物感も比較的少ないのが特徴です。さらに、一度脂肪が定着すれば効果が半永久的に続く点も大きな魅力だといえます。

ただし、1回の施術で期待できるサイズアップはおおよそ1〜2カップ程度にとどまり、3カップ以上の大幅なバストアップを望む方には不向きでしょう。

一方、シリコンバッグ豊胸であれば3カップ以上のサイズアップも可能ですが、挿入したシリコンバッグは年月とともに劣化します。そのため、定期的な経過観察が必要となり、施術後10年程度での再手術をするケースが多くみられます。

豊胸を希望される方は、それぞれの豊胸術の特徴やメリット・デメリットを理解したうえで、医師と相談しながら自分に合った方法を選びましょう。

ダウンタイムなしで自然な美バストを目指したい方はバストアップサロンがおすすめ

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「バストアップしたいけど、ダウンタイムやリスクが不安」「できるだけ費用を抑えたい」という方は、ダウンタイムなしで自然なバストをつくれるバストアップ専門サロンを検討してみてはいかがでしょうか。

バストアップ専門サロン「Rococo(ロココ)」では、累計10万人以上の施術実績から生まれた独自のバストアップメソッドによる施術により、痛みやダウンタイムをともなわずに理想のふんわりバストを目指せます。

また、Rococoではバストアップだけではなく、姿勢に着目したケアもおこなっているのが特徴です。骨格に歪みがあるとバストにあるべき脂肪が脇や背中についてしまいがちです。Rococoでは、首・肩・背中・肩甲骨周りにアプローチして姿勢改善を図ることで後戻りしにくいバストへと導きます。

お客様一人ひとりに寄り添ったていねいなカウンセリングをおこなっていますので、「自然にバストを育てたい」「後戻りしないバストを手に入れたい」という方は、ぜひお気軽にRococoまでお問い合わせください。

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まとめ

エクソソーム豊胸は、脂肪の定着率を高めながら自然な見た目と触り心地を実現できる最新の脂肪注入豊胸術

今回の記事では、最近話題を集めているエクソソーム豊胸について詳しく紹介してきました。

エクソソーム豊胸は、脂肪の定着率を高めながら自然な見た目と触り心地を実現できる最新の脂肪注入豊胸術です。
しこりのリスクやダウンタイムを抑えながら1~2カップ程度のバストアップが目指せるため、「ナチュラルにサイズアップしたい」「部分痩せも叶えたい」と考える方には魅力的な選択肢となるでしょう。

ただし、エクソソーム豊胸はまだ新しい技術であり、製剤の品質や医師の技術力によって仕上がりに差が出ることを理解しておくことが必要です。

ほかの豊胸術にもいえることですが、美容施術による豊胸にはダウンタイムや合併症のリスクがあるため、バストアップを目指す方は慎重に検討することをおすすめします。

ぜひこの記事を参考に、ご自身にあったバストアップの方法を見つけてください。