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年齢を重ねると、ウエストや二の腕など体のあらゆる部分に脂肪がつきやすくなる一方で、バストはボリュームやハリがなくなり、下垂しやすくなってきます。そのため、バストアップしながら、気になる部分をダイエットして引き締めたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、断食や偏った食事など、やみくもなダイエットは体重と一緒に胸のボリュームを減らしてしまうことがあります。バストアップしながら痩せるには、筋トレやストレッチなどをおこない、バランス良く食べることも大切です。
この記事では、胸を残しながら痩せるためのトレーニングやストレッチの方法、食事などについて解説していきます。さらに、バストアップとダイエットの両立を妨げる生活習慣についても詳しく紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
バストアップとダイエットは両立できる?
胸の大部分は脂肪で構成されています。食事制限や運動による一般的なダイエットでは、体全体の脂肪を燃焼させてしまうため、バストの脂肪も減ってしまう可能性があります。
そのため、胸のボリュームは落としたくないという人は、正しい方法でダイエットすることが大切です。食事の量や脂質、塩分などを調整したうえで必要な栄養素を摂取し、さらに胸筋を鍛えるトレーニングやバストマッサージなどを取り入れれば、バストアップしながらダイエットすることができるでしょう。
バストアップしながらダイエットを成功させる方法
ここからは、胸のボリュームを維持しながらダイエットを成功させる方法について紹介していきます。
大胸筋を鍛える
バストを支えている大胸筋を鍛えることで、ダイエットによるバストのボリュームダウンを防ぐ効果に期待できます。
バストアップには、特に大胸筋の上部と内側に負荷を与えて鍛えることが大切です。また、鍛えられた大胸筋はバストが垂れるのを防ぎ、ハリと高さのある美しいバストラインを維持する役割も果たします。
バストマッサージをする
バストマッサージも、バストアップが期待できる方法のひとつです。なぜなら、マッサージによって乳腺が刺激され発達すると、乳腺のまわりにある脂肪も増えるからです。そのため、乳腺を活性化させるマッサージをおこなうことがバストアップの鍵となります。
また、バストマッサージはバストまわりの筋肉の凝りをほぐして血行を良くするため、バストに必要な栄養が届きやすくなる効果も発揮します。
過剰な食事制限をしない
過剰な食事制限は、バストに必要な栄養素の不足を招き、乳腺の弱化や脂肪減少につながります。バストを大きくするには、乳腺の働きを高め、乳腺組織や筋肉をつくるための栄養素を摂取することが必要です。
バストの組織を活性化する栄養素を意識しながら、特定の食材に偏らないバランスの良い食事を心がけましょう。後ほど、バストアップに効果があるとされる栄養素についても紹介していきます。
姿勢を正す
バストアップには姿勢を正すことも重要です。猫背や巻き肩のような姿勢は、血行不良や筋肉の衰えを招きます。そのため、悪い姿勢を放置していると、バストの下垂や型崩れを引き起こしてしまうのです。
また骨盤がゆがんでおなかまわりに脂肪がついたり、代謝が悪くなることで太りやすくなったりもします。悪い姿勢はバストアップとダイエットどちらにも悪影響をもたらすため、正しい姿勢を身につけるようにしましょう。
バストアップとダイエットに効果的なトレーニング
バストアップとダイエットを両立させるには、胸を支えている大胸筋や、体の後ろ側にある広背筋を鍛えることが大切です。ここからは、バストアップとダイエットに効果的なトレーニングを5つ紹介していきます。
ダイヤモンドプッシュアップ
大胸筋の強化と二の腕の引き締め効果に期待できるトレーニングです。
- 両手の親指と人差し指同士をつけてひし形をつくり、床に手をつく
- 頭からかかとまで一直線になるように背筋を伸ばす
- 肩甲骨を寄せ、両肘を曲げた状態で体を下ろす
- 床から拳1つ分のところまで下ろしたら体を持ち上げる
※10回1セットとし、3セットを目安におこなう
ディップス
自宅で椅子を使ってできる、大胸筋と上腕三頭筋を鍛えるトレーニングです。
- 椅子を背中側に置きしゃがむ
- 両腕を後ろに伸ばし、椅子の縁に両手をつく
- 太ももと床が平行になるまで体を持ち上げる(両肘は伸ばしておく)
- そのまま両肘を真後ろに曲げてお尻を床に近づける(脇が開かないように意識する)
- 3の状態に戻す
※20回を目安におこなう
ペットボトルプレス
ペットボトルを使って大胸筋を鍛えるトレーニングです。
- 水を500ml~1L入れたペットボトルを2本用意する
- 仰向けに寝た状態でペットボトルを両手に持つ
- 両膝を立てて、両腕を胸の上まで伸ばす
- ゆっくりと肘を曲げて両腕を胸の横まで下ろす(胸の筋肉を意識する)
- 3の状態に戻し、3~4を繰り返す
※10~15回1セットとし、2~3セットおこなう
バックエクステンション
上体を反らして広背筋を鍛えるトレーニングです。
- 床にうつ伏せになる
- 両手を後ろに伸ばして、足先と肩を持ち上げて体を反らす
- そのままの状態で2呼吸したら、息を吐きながらうつ伏せに戻る
- 次に両手で両足先をつかみ、息を吸いながら足先を持ち上げて体を反らす
- そのままの状態で2呼吸したら、息を吐きながらうつ伏せに戻る
※10回を1セットとし、3セットを目安におこなう
※背中を反らすときは、反動をつけたり無理に反らしたりしないように注意する
バックスクイーズ
広背筋と僧帽筋・脊柱起立筋を鍛えるトレーニングです。肩甲骨まわりの血行が良くなることで胸が開きやすくなるため、バストが本来あるべき位置にキープできます。
- 床にうつ伏せになる
- 両足を肩幅程度に開き、つま先を立てる
- 顔を少し浮かせて両手を前に伸ばす
(手のひらを下に向けて床から10cmほど浮かせ、お尻の筋肉に負荷がかかっていることを意識する) - 呼吸しながら両肘を曲げて上体を起こし、肩甲骨を寄せる
- 息を吸いながら3の状態に戻る
※3~7を10回繰り返しおこなう
バストアップに効果的なマッサージ
バストマッサージは、バストまわりの凝りをほぐして血液循環を良くします。また、乳腺が刺激されることにより、バストアップに効果を発揮します。ここでは、バストアップにおすすめのマッサージを4つ紹介していきます。
バストまわりの血流を良くするマッサージ
- 腕を前に伸ばし、右手を左の肘に当てる
- 肘から脇の下を通って、バストの上部に向かって10回さする
- 反対側も同様におこなう
- 次に右手で左の肩甲骨から脇の下を通ってバスト上部を10回さする
- 反対側も同様におこなう
- 右手親指以外の4本の指を脇の下に入れて10秒間もみほぐす
(リンパ節の凝りをほぐすことを意識しておこなうのがポイント) - 反対側も同様におこなう
- 2と3をもう一度おこなう
バストのハリをアップさせるマッサージ
- 胸の下で両手をクロスさせる
- そのまま左右のバストを持ち上げるように手のひらを当てる
- 左右の手をバストの外側から内側に動かす
- 次に下から上に動かす
- 最後に円を描くように動かす
- 3~5を5分かけておこなう
※バストを動かすときは強い力をかけないように注意する
※1日3セットを目安におこなう
バストをふっくらさせるマッサージ
- 両手をグーにする
- バストの脇側に両手の甲をそれぞれ当てる
- そのままアンダーバストを通り、バストの中心へ円を描くようにまわす
- グーにした両手の甲をもう一度バストの脇側に当てる
- バストを中心に寄せるように、両サイドからぎゅっと押し込む
- 3~5を3分かけておこなう
※胸に痛みを強く感じる場合は時間を短くする
※1日3セットを目安におこなう
メリハリのあるバストを目指すマッサージ
- 右手でグーにして左鎖骨下の中心に置く
- 鎖骨に沿って円を描きながら外側に向かって動かす
- 脇の下までほぐしたら、右手の指先を左側の鎖骨に当てる
- そのまま鎖骨の中心から脇の下に向かってなでるように動かす
- 反対側も同様におこなう
※ほぐすときに痛いと感じるときは少し力を弱める
※1日3セットを目安におこなう
バストアップとダイエットを両立させる食事
バストアップもダイエットも成功させるには、バストアップに必要な栄養素をしっかり摂取することが大切です。バストアップに効果的といわれている代表的な栄養素と、それらを多く含む食べ物を紹介しますので、ぜひ毎日の食事に取り入れてみてください。
- タンパク質: 鶏ささみ肉・鮭・サンマ・卵・ヨーグルトなど
- 大豆イソフラボン: 豆腐・味噌・納豆・豆乳・油揚げなど
- ボロン: わかめ・キャベツ・リンゴ・ぶどう・ナッツ類 など
- ビタミンE: かぼちゃ・アボカド・モロヘイヤ・ほうれん草・アーモンドなど
- ビタミンC: レモン・いちご・ピーマン・ブロッコリー・さつまいもなど
また、水分をしっかり摂ると血流が良くなり、栄養素がバストに届きやすくなります。バストアップ効果を高めるには、1日1.5〜2リットルの水を飲むのが理想的です。
姿勢を良くする方法
姿勢改善もバストアップには欠かせない要素です。ここでは、正しい姿勢を保つ方法について解説していきます。
正しい立ち方
正しい立ち方とは、体に負担がかかりにくい姿勢のことをいいます。正しい立ち方のポイントは以下のとおりです。
- 背骨が自然なS字カーブになるように、背中と首は力を抜く
- 視線が前を向くように、あごを少し上げる
- 膝はまっすぐに伸ばす
- 両足は肩幅よりもやや狭い程度に開く
- つま先はまっすぐ前に向ける(かかととつま先が一直線になるようにする)
- 足裏全体で地面を踏むように立つ
- かかとから首までが直線になるように意識する
正しい座り方
デスクワークの人は座っている時間が長いため、正しい姿勢で座ることが大切です。以下のポイントを参考に、正しい座り方を身につけましょう。
- 座骨を座面に当てる
- 深く座り背筋を伸ばす
- 膝が90度になるように曲げて足裏を地面につける
- 頭は重心をキープしてあごを引く
座面が低すぎて膝が90度にならない場合は、椅子の高さを調整することが必要です。また、椅子と膝裏のあいだに隙間がないと、血流が悪くなり足がむくむ原因になります。必ず、椅子と膝裏のあいだには指が入るくらいの隙間をあけるようにしましょう。
正しい歩き方
歩く姿勢が崩れていると、背中・腰・肩など、体のさまざまな部位に負担がかかってしまいます。以下のポイントを意識して歩いてみましょう。
- 重心は後ろにかける
- 歩幅は肩幅を目安にする
- 足はかかとから着地させる
- 歩くときは足の後側の筋肉を意識する
- 腕は後ろ側だけに振る
姿勢改善ストレッチ
ここからは、姿勢を改善させるおすすめのストレッチを4つ紹介していきます。
ソラシックツイスト
- 頭を枕に乗せて横になる
- 両足を重ねて軽く曲げる
- 両腕を胸の前でまっすぐ伸ばし、手のひらを合わせる
(背中が丸くならないように、膝の間にクッションを挟んでもOK) - 口から息を吐きながら下腹部を引き締める
- 鼻から息を吸いながら、胸をねじるように上の手を天井に向けて伸ばす
(目線は指先を追うように見る) - 指先が天井に向いたら、手のひらを天井に向けて曲げる
- そのまま、背中側に腕を下ろす(骨盤が床に対して垂直の状態をキープする)
- 口から息を吐きながらゆっくりと腕を3の状態に戻す
- 5~7の動作を繰り返し10回おこなう
- 反対側も同様におこなう
キャットストレッチ
- 肩の真下に手首、股関節の下に膝がくるように四つん這いになる
- 息を吐きながら背中を丸める
(お尻から頭に向かって背骨を1つずつ動かすイメージで) - 背中と肋骨の横側に呼吸を入れるように息を吸う
- 息を吐きながら1の状態に戻る
(お尻から頭に向かって背骨を1つずつ動かすイメージで)
※10回を1セットに2~3セット目安におこなう
肩まわりストレッチ
- まっすぐ立つ
- 両腕を前に出す
- 左右の肩甲骨がくっつくように肘を後ろに曲げる
- 2~3を繰り返す
※6回を目安におこなう
※大きく動かすイメージでおこなうと効果的
天突きストレッチ
- 足を肩幅に開く
- 背筋を伸ばしておなかをへこませる
- そのまま指を組んで頭の上にあげる
- 手のひらが真上を向くように返す(腕はできるだけ伸ばすように)
- そのまま15秒間キープする
※2セットを目安におこなう
バストアップとダイエットの両立を妨げる生活習慣
普段の生活習慣のなかには、バストアップとダイエットに悪影響を及ぼす行動もあります。ここでは、バストアップとダイエットの両立を妨げる生活習慣について紹介していきます。当てはまっている場合は、しっかり改善していきましょう。
睡眠不足
バストアップに必要な女性ホルモンは睡眠中にもっとも分泌されるため、睡眠不足になると女性ホルモンの分泌量が減ってしまいます。
女性ホルモンは、睡眠後の3時間の間に多く分泌されるといわれており、このあいだに質の良い睡眠(ノンレム睡眠)をとることが重要です。睡眠不足だと自覚のある方は、十分な睡眠をとるように心がけましょう。
バストの揺れ
就寝中やスポーツをする際のバストの揺れは、バストを支えて形を保っているクーパー靭帯に損傷を与える原因になります。寝ているときの寝返りやうつぶせ寝、軽い運動であっても、クーパー靭帯に負担をかけてしまいます。
一度傷つい傷ついたクーパー靭帯はもとに戻らないため、ナイトブラやスポーツブラなどを使用して、バストの揺れを防ぐことが大切です。
ストレス
ストレスによって自律神経が乱れると呼吸が浅くなるため、バストの下垂を招く可能性があります。なぜなら、浅い呼吸では肋骨がふくまらず、肋骨まわりの筋肉である大胸筋が弱まってしまうからです。
また、ストレスを感じると交感神経が活発になるため、睡眠の質を下げる原因にもなります。趣味の時間を楽しむ、ゆっくり湯船につかるなど、できるだけストレスをためないように過ごしましょう。
冷え
冷えは血行不良を引き起こすため、バストアップに必要な栄養が届きにくくなります。また、体温の低下はホルモンバランスが乱れる原因でもあり、女性ホルモンの分泌を妨げてバストのボリュームダウンへとつながります。
血行が良くなるストレッチやウォーキングなどを、できる範囲で毎日おこなうようにしましょう。暑い季節でも、冷たい飲み物や食べ物を頻繁に摂るのは避け、体を冷やさないことが大切です。
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まとめ
今回の記事では、バストアップとダイエットは両立できるのか、胸を残しながら痩せるためのポイントについて詳しく解説してきました。
バストアップとダイエットは相反することのように思われるかもしれませんが、バストまわりの筋肉を鍛えたり、食事を見直したりすることで、どちらも叶えられる可能性があります。また、姿勢が悪い方は、姿勢改善することでバストアップはもちろん、痩せやすい体質に近づける効果も期待できます。
セルフケアでのバストアップやダイエットは効果がでるまでに時間が必要なため、「早くバストアップしたい」「きれいに痩せたい」という方もいらっしゃると思います。そのような方は、専門のサロンでプロによる施術を受けるのもひとつの方法です。
今回紹介したバストアップとダイエットを両立するための方法を参考に、ぜひ理想とするのボディラインを実現してください。