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魅力的なデコルテは、洋服を美しく着こなすための重要なポイントのひとつです。
しかし、加齢や生活習慣の影響を受けやすいため、デコルテのボリュームやハリ不足に悩んでいる方も少なくありません。しかし、正しくセルフケアをおこなうことで、デコルテが痩せてしまう「削げ胸」の改善や予防に期待ができます。
今回の記事では、デコルテが痩せる原因や削げ胸を改善する方法について詳しく紹介していきます。
「デコルテが痩せてきてバストが小さく見えてしまう」「デコルテを胸元からふっくらさせるにはどうしたらいい?」とお悩みの方は、ぜひ最後までお読みください。
デコルテとは胸のどの部分?
デコルテはフランス語で「襟ぐりが深い」という意味があり、首から胸元、肩にかけての部分を指します。もともとはファッション用語で、首元から胸にかけて大きく開いたネックラインを意味していました。
現在では、首元・胸元が開いた服を着たときに露出する部分を指す言葉として広く使われています。
デコルテが痩せるとどうなる?
デコルテが痩せてしまうと、以下のように見た目にさまざまな影響があらわれます。
- バストが小さく見える
- 鎖骨が浮いてガリガリに見える
- 実年齢よりも老けた印象になる
- 胸元が開いた服を着ると貧相に見える
それぞれの影響について詳しく解説していきます。
バストが小さく見える
デコルテ部分の脂肪が減ると、バスト全体のボリューム感がなくなり、実勢のバストサイズより小さく見えてしまうことがあります。デコルテが痩せることでブラのカップ上部が浮き、パカパカすることもあるでしょう。
鎖骨が浮いてガリガリに見える
鎖骨まわりからバスト上部が痩せている状態を「削げ胸」といいます。削げ胸の状態になると、実際のバストサイズより小さく見えるだけでなく、鎖骨が浮いてガリガリに見えてしまうこともあります。
顔のすぐ下にあるデコルテは他人からも目につきやすく、ボリュームが大きく減ると不健康な印象を与えかねません。
実年齢よりも老けた印象になる
バストの上部分であるデコルテがふっくらしていると、バストが立体的に見えて若々しさを演出してくれます。しかし、デコルテまわりのボリュームやハリが失われると、骨やしわが目立ってしまうのです。
また、バストにボリュームがあったとしても、デコルテが痩せているとバストが垂れたように見え、実年齢よりも老けた印象になることもあります。
胸元が開いた服を着ると貧相に見える
デコルテのボリュームが少ないと、胸元が開いた服を着たときに貧相な印象を与えることがあります。「胸元の開いた服が似合わない」「着たいのに自信がもてない」と感じて、ファッションの幅が狭まってしまうこともあるでしょう。
デコルテが痩せる原因
デコルテが痩せると、実際のバストサイズより小さくみえるほか、ガリガリに見えたり実年齢より老けた印象を与えたりすることがあると紹介してきました。
それでは、なぜデコルテのボリュームが失われてしまうのでしょうか。
デコルテが痩せるおもな原因は、以下のとおりです。
- 生まれつきの骨格・脂肪がつきにくい体質
- 加齢による肌の弾力低下
- 出産や授乳の影響
- 不良姿勢
- 紫外線ダメージ
- 間違ったダイエット・筋トレ
それぞれの原因について詳しくみていきましょう。
生まれつきの骨格・脂肪がつきにくい体質
デコルテが痩せる原因のひとつとして、生まれつきの骨格や体質が考えられます。骨格タイプは、全体的にメリハリがある「ストレート」、上半身が華奢な「ウェーブ」、骨や関節がしっかりした「ナチュラル」の3種類にわけられます。
なかでもウェーブタイプの方は上半身の厚みが少なく、バスト位置も低めです。下半身に脂肪がつきやすい一方、体重が増えても上半身は華奢なままで、デコルテのボリュームが出にくい傾向があります。
そのほか、上から見たときに胴体が平たく見える平胴体型(ひらどうたいけい)の方もデコルテまわりのボリュームが出にくいといわれています。
また、骨格タイプにかかわらず、遺伝的に脂肪がつきにくい体質の方は、デコルテやバストも痩せて見えることが多いです。
加齢による肌の弾力低下
20代~30代前半まではデコルテのボリュームが保たれていても、30代後半から40代にかけてデコルテのボリューム不足を実感し始める方が多くなってきます。
これは、肌の弾力やハリを保つための女性ホルモン「エストロゲン」「エラスチン」の生成量が年齢とともに減少するためです。特に、デコルテは皮脂の分泌量が少なく皮膚も薄いことから、ほかの部分に比べて弾力やハリが失われやすい傾向があります。
また、加齢によって乳腺組織が委縮するほか、バストを支える大胸筋や小胸筋も衰えてきます。その結果、バストが少しずつ下垂し、デコルテが削げてしまうのです。
出産や授乳の影響
出産や授乳でバストに負担がかかると、デコルテが痩せてしまうことがあります。
妊娠中や授乳中は乳腺の発達によってバストが大きくなりますが、この時期にホールド力の弱いブラを使用すると、バスト全体を支えるクーパー靭帯が伸びたり切れたりすることがあります。その結果、デコルテまわりのボリュームが失われてしまうのです。
不良姿勢
日頃の悪い姿勢も、デコルテが痩せる原因のひとつです。
たとえば、背中が丸まった猫背の姿勢になると首からデコルテの血流が悪化し、必要な栄養が行き届きにくくなります。すると、デコルテのボリュームダウンにつながるだけでなく、肩こりや首こりを引き起こすこともあります。
なかでも、パソコンやスマートフォンの使用時間が長い方は姿勢が崩れやすいため、正しい姿勢を保つように注意することが必要です。
紫外線ダメージ
デコルテは直射日光が当たりやすいうえ、汗や服の摩擦によって日焼け止めが落ちやすい部分でもあります。
そのため、デコルテが見える服や水着を着たときに紫外線対策をしっかりしていないと、肌のハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチンが破壊され、デコルテのボリュームが失われてしまいます。紫外線を浴びるとシワやたるみ・シミもできやすくなり、見た目年齢が上がる原因にもなります。
間違ったダイエット・筋トレ
間違ったダイエットや筋トレも、デコルテのボリュームダウンにつながることがあります。
過度な食事制限をすると栄養不足に陥り、十分な栄養が全身に行き届かなくなります。その結果、デコルテやバストが痩せ、げっそりとした印象になってしまうのです。
また、バストアップのために大胸筋や小胸筋のトレーニングをやりすぎると、バストの脂肪が燃焼し、かえってバストやデコルテのボリュームダウンにつながることもあります。
デコルテから胸元をふっくらさせる方法
デコルテが痩せてしまっても、毎日のセルフケアをおこなうことで、胸元からふっくらした立体的なバストを目指すことができます。
デコルテ痩せを改善・予防する方法は、以下のとおりです。
- 紫外線対策を徹底する
- デコルテも毎日保湿する
- 正しい姿勢を意識する
- 削げ胸の改善に効果的なマッサージを取り入れる
- 生活習慣を見直す
- 正しいサイズのブラを選ぶ
それぞれの方法について詳しく解説していきます。
紫外線対策を徹底する
外出時は、顔だけでなくデコルテの紫外線対策も徹底しましょう。
紫外線は上から降り注ぐだけでなく、地面や空気中に含まれる分子・粒子に当たることで、あらゆる方向に反射します。つまり、日傘をさしたり日陰で過ごしたりしていても、紫外線によるダメージを受けてしまうのです。
服に日焼け止めクリームがつくのが気になる場合は、無色タイプの商品を取り入れるのがおすすめです。デコルテ部分は汗で日焼け止めが流れやすいため、水に強いウォータープルーフタイプを選びましょう。
また、日焼け止めの効果を十分に発揮させるためには、2~3時間ごとに塗り直すことも大切です。スプレータイプの日焼け止めであれば、持ち運びや塗り直しにも便利です。
デコルテも毎日保湿する
デコルテ部分は、ほかの部位に比べて皮脂の分泌量が少なく乾燥しやすい部位です。肌が乾燥するとハリや弾力不足につながるため、顔と同じようにデコルテも毎日の保湿を欠かさないようにしましょう。
化粧水や乳液・クリームなどでデコルテを保湿することにより、ハリ感やツヤがアップし、顔色が明るく見える効果にも期待できます。さらに、デコルテの保湿ケアを徹底することで乾燥による小じわの予防にもつながります。
また、洗浄力が強すぎるボディソープはデコルテの乾燥を招くため、マイルドな洗浄力のものでやさしく洗うことも大切です。
正しい姿勢を意識する
デコルテを胸元からふっくらさせるためには、日頃から正しい姿勢を意識し、血行不良を防ぎましょう。
立っているときは、横から見たときに耳・肩・骨盤・膝・くるぶしが一直線上になるように意識するのがポイントです。
デスクワークの際は椅子に深く腰かけ、骨盤を立てて背筋を伸ばしましょう。膝裏と椅子の間にはこぶし1個分のすき間をつくり、膝と腰の角度は90度に保つように意識してください。
削げ胸の改善に効果的なマッサージを取り入れる
削げ胸を改善するためには、バストまわりの筋肉をほぐすマッサージを取り入れるのも効果的です。ここでは、大胸筋をほぐすデコルテマッサージを紹介します。
- 指の腹を使い、外から内に円を描くようにバストの上部をやさしくほぐす
(皮膚表面ではなく、皮膚の下にある筋肉を動かすイメージ) - 反対側のバストも同じようにほぐす
- 片腕を上にあげ、腕の付け根をもう片方の手でつかむ
(4本の指と親指で大胸筋をしっかり挟むのがポイント) - 腕を後ろに大きく回す(30回)
- 反対側も3~4と同様におこなう(30回)
- 握りこぶしをつくり、関節部分でデコルテをグーッと押す
(肋骨と肋骨の間の筋肉に関節を当て、少しずつ位置をずらしながらほぐしていく) - 反対側も6と同様におこなう
- 再び腕の付け根をつかみ、外から内へ20回程度引き寄せる
(腕の付け根から大胸筋を引き離すイメージで) - 反対側も8と同様におこなう
- 仕上げに指の腹全体でバスト上部をほぐす
バストまわりのマッサージをおこなうことで、凝り固まった筋肉がほぐれて血行促進につながります。血行が良くなるとバストやデコルテ周辺に必要な栄養が行き届き、ボリュームアップを目指すことができます。
生活習慣を見直す
デコルテのボリュームアップを目指すためには、生活習慣を見直すことも大切です。
睡眠が不足すると肌の修復が妨げられ、デコルテの乾燥やハリ不足につながります。仕事や家事・育児などで忙しい方もいらっしゃると思いますが、できるだけ6時間以上の睡眠時間を確保しましょう。
また、デコルテに必要な栄養を届けるためには、1日3食の栄養バランスのとれた食事を意識することも大切です。特に、筋肉の原料となるタンパク質、女性ホルモンの分泌をサポートする大豆イソフラボンを積極的に摂取しましょう。タンパク質は肉や魚・卵・乳製品などに、大豆イソフラボンは大豆や豆腐・豆乳などの大豆製品に多く含まれています。
なお、ストレスが蓄積するとホルモンバランスが乱れ、バストやデコルテ周辺に必要な栄養が行き届かなくなるため、適度なストレス発散も大切です。
正しいサイズのブラを選ぶ
実際のバストよりも大きいブラを着用すると、バストの脂肪が脇や背中に流れやすく、デコルテまわりのボリュームも減ってしまいます。逆に小さすぎるブラを着けると、血行が悪化してバストに必要な栄養が行き届かなくなります。
バストサイズは、出産・授乳や加齢、生活習慣などによって変化します。1年に1回はバストサイズを測り直し、正しいサイズのブラを着用しましょう。
デコルテのボリュームアップを目指すならバストアップサロンもおすすめ
セルフケアにおこなうことによって削げ胸の改善が期待できますが、効果を実感できるまでに時間がかかることがあります。そのため、効率良くデコルテのボリュームアップを目指したい方には、バストアップサロンもおすすめです。
バストアップ専門サロン「Rococo(ロココ)」では、バストのプロであるエステティシャンのハンドマッサージに加えて、「ナノカレント」という微弱な擬似生体電流を発する美容機を使用した施術をおこなっています。疑似生体電流が真皮層に浸透することでコラーゲンの増幅を促し、バストのハリ・ツヤアップが期待できます。
初回限定の特別割引もご用意していますので、デコルテからふっくらしたバストを目指したい方は、ぜひRococoのメニューをお試しください。
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まとめ
今回の記事では、デコルテが痩せてしまう原因や、削げ胸を改善・予防する方法について紹介してきました。デコルテが痩せる原因には、加齢や出産・授乳のほか、紫外線ダメージや不良姿勢・間違ったダイエット・筋トレなどが挙げられます。
しかし、姿勢や生活習慣を改善することで削げ胸の改善や予防につながり、デコルテからふっくらしたバストに近づくことができます。
今回ご紹介したデコルテマッサージを参考に、ぜひ毎日のケアを実践してみてください。