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骨格ウェーブの胸の特徴は?お悩み別の育乳・バストアップ方法も解説

骨格ウェーブの胸の特徴は?お悩み別の育乳・バストアップ方法も解説

骨格ウェーブの方は、体形のもつ特徴から胸が小さくみられがちです。そのため「もっと胸元にボリュームがほしい」「女性らしい谷間のあるバストになりたい」と、胸が小さいことを気にしている方も多いのではないでしょうか。

その一方で、骨格ウェーブは女性らしい曲線的なボディラインという魅力的な側面をもち合わせています。ウエストのくびれが出やすいため、胸にボリュームがつけば、メリハリのある体形にスタイルアップさせられます。

この記事では、骨格ウェーブの胸の特徴や悩み別のバストアップ方法などについて解説していきます。胸の小ささで悩んでいる骨格ウェーブの方は、ぜひ参考にしてください。

骨格ウェーブとは

骨格ウェーブとは

骨格ウェーブとは、骨格診断により分類された骨格タイプのひとつです。骨格ウェーブは体の厚みが少なく、華奢で曲線的な体形をしています。そのため、女性らしいフェミニンな印象の女性が多くみられます。

また、おしりや太ももに脂肪がつきやすく、下半身がしっかりしている傾向にあります。上半身は華奢で下半身が太りやすいため、その見た目から「洋梨体型」とも呼ばれています。

骨格ウェーブの診断方法

下記の質問をチェックしてみましょう。「B」が多い方は、骨格ウェーブの可能性が高いです。

A B C
首の特徴 短め 長め 太めで大きい
鎖骨の特徴 目立たない 細めで目立つ 太めで大きい
手の特徴 手の平に厚みがあり手首が丸い 手の平は薄く手首が平たい 手が大きめで筋が目立つ
ウエストの特徴 位置が高めでくびれは目立ちにくい 位置が低めでくびれが目立つ 平均的
ヒップの特徴 立体的・盛り上がっている 平面的・なだらか 平面的・骨盤は厚みがある
背中の特徴 筋肉質でハリがある 筋肉がなく薄い 骨が目立つ
太もも 太め 細め 太さは目立たたない
膝下の特徴 細め 太め すねの骨が大きい
腕の特徴 筋肉質で弾力がある 筋肉が少なく柔らかい 細く関節が目立つ
足の特徴 小さめ 普通 大きめ

骨格ウェーブの胸の特徴

骨格ウェーブの胸の特徴

骨格ウェーブの胸にはいくつかの特徴があります。ここでは、骨格ウェーブに多い胸の特徴について解説していきます。

胸が小さく見られる

骨格ウェーブの方は、胸が小さく見られる傾向にあります。なぜなら、上半身の骨格が細く筋肉や脂肪がつきにくいため、胸にボリュームが出にくいからです。また下半身がしっかりしているため、体形のバランスにより胸の存在感が薄れてしまうことも、胸が小さく見える原因だと考えられます。

胸下にボリュームが出る

骨格ウェーブは、肌質が柔らかく胸を支える筋肉も少ないため、バストが動きやすく胸下にボリュームが出やすい傾向があります。もともと胸の位置が下にあるわけではありませんが、ボリューム位置が下がることで胸の位置が低く見えてしまうのです。また姿勢の悪い方は、胸周りの筋力が衰えてより胸が垂れやすくなります。

デコルテが華奢に見える

骨格ウェーブの方は上半身に肉がつきにくいため、デコルテが華奢に見えてしまいます。そのため、鎖骨が目立ちやすいことも特徴に挙げられます。デコルテが華奢だとスレンダーでスタイルが良く見える一方で、胸元が貧相に見えやすくなります。

胸が垂れやすい

骨格ウェーブは、肌質が柔らかいことに加えて乳房の脂肪が多めであるため、胸が垂れやすい傾向にあります。デコルテから胸にかけてのラインがそげ気味で、しずく型と呼ばれる胸の形になっている人も多くみられます。

谷間ができにくい

谷間をつくるには、胸にある程度のボリュームが必要です。骨格ウェーブの場合、胸の脂肪が流れやすくボリュームが出ないため、谷間ができにくいといわれています。そのため、谷間ができないことで悩まれている骨格ウェーブの方も多いようです。

骨格ウェーブにおすすめの育乳・バストアップ方法

骨格ウェーブにおすすめの育乳・バストアップ方法

骨格ウェーブの方は、胸にボリュームが出にくく小さく見られがちです。しかし、マッサージや筋トレなど、セルフケアをおこなうことで改善することが期待できます。ここからは、骨格ウェーブにおすすめの育乳・バストアップ方法について紹介していきます。

補正(育乳)ブラジャーを着用する

バストアップをするために、補正(育乳)ブラジャーを着用することもひとつの方法です。補正ブラジャーには、胸から流れた脂肪を本来あるべき位置に整えてバストアップするための機能が備わっています。脇や背中、垂れてしまった胸を元の位置に戻し、ボリュームアップさせる効果が期待できます。

骨格ウェーブに似合うブラジャー

骨格ウェーブの方は、胸の上部やデコルテに脂肪が少ないため、ブラジャーの上部に隙間ができないタイプを選ぶことが大切です。

骨格ウェーブに合うブラジャーの特徴は以下のとおりです。

  • 持ち上げる力が強めのワイヤー入り
  • パッド付き(胸を押し上げる)
  • フルカップ、もしくはハーフカップ
  • 太めのストラップ
  • ソフトワイヤー
  • ボーンが低めのタイプ
  • 装飾が華やかなデザイン

胸位置が低めの骨格ウェーブの方は、胸をしっかり持ち上げるワイヤー機能のあるブラジャーを選びましょう。また、ブラジャーの上部に隙間ができないようにするには、胸をしっかり覆うフルカップ、もしくは上部を覆わないハーフカップのどちらかがおすすめです。

脇肉があまりない方は、脇高ボーンだと骨に当たって痛い可能性があるため、ボーンが低めのタイプかソフトワイヤータイプが適しています。レースや刺繍などがゴージャスに施された華やかなデザインを選べば、デコルテが貧相に見えるのをカバーすることができるでしょう。

ナイトブラを着用する

胸の脂肪が流れやすい骨格ウェーブの方は、就寝時にナイトブラを着用することで、バストが下方向や横方向に流れるのを防ぐことができます。

骨格ウェーブの方におすすめのナイトブラの特徴は以下のとおりです。

  • 太めのストラップ
  • 幅広のアンダーベルト
  • 底厚カップ付き
  • 脇の前部分までサポートされた設計

太めのストラップで幅広のアンダーベルトになっているナイトブラは、胸の下垂をしっかり防ぐ効果が期待できます。また、肌質が柔らかい骨格ウェーブの方には、胸全体を支える底厚カップ付きのものや、脇の上部から肉がはみ出ないような設計になっているナイトブラがおすすめです。

バストマッサージをする

骨格ウェーブの胸の悩みを解消するためには、バストマッサージが効果的です。ここでは、悩み別バストマッサージを3つ紹介しますので、ご自身の胸の悩みに合うマッサージを試してみてください。

【骨格ウェーブ】デコルテふっくらマッサージ

デコルテから胸の上部にボリュームを出すためのマッサージです。

  1. 両手を軽く握り、鎖骨の下に置く
  2. あごを上げて首の前側を伸ばす
  3. 脂肪を胸の上に集めるように両手を下に滑らせる
  4. 1分間繰り返しおこなう

【骨格ウェーブ】胸に丸みを持たせるマッサージ

胸全体に丸みを出すためのマッサージです。

  1. 右手の親指以外の4本の指を、左脇に当てる
  2. そのままバストの輪郭に沿って、円を描くように1分間さする
  3. 手を1の位置に戻す
  4. 次にバストの輪郭に沿って、くるくると円を描くように1分間胸を揉む
  5. 両手のひらをバストの上下に置く
  6. 上の手は中央から脇に、下の手は脇から中央に向かって1分間さする
    ※バストの輪郭に沿わせるように
  7. 両手のひらをくぼませる
  8. くぼませた手を左右交互に動かしながら、胸を持ち上げるように1分間たたく
    ※強くない力加減でパコパコとたたくのがポイント
  9. 反対側も同様におこなう

【骨格ウェーブ】下垂を防ぐマッサージ

胸の下垂を防ぐためのマッサージです。ブラジャーを着けたままマッサージできる方法ですので、日中の隙間時間を活用しておこなうとよいでしょう。

  1. ブラジャーを着けた状態で胸をしっかり張る
  2. 親指以外の指を軽く握り、親指をブラジャーのアンダー下部分に置く
  3. そのまま、親指でできるだけアンダーを押し上げてキープする
  4. 3と同時に腹式呼吸をおこない、ゆっくりと息を吐き切る
    ※5回繰り返す

【骨格ウェーブ】下垂を防ぐマッサージ

バストアップクリームをぬる

バストアップをサポートするアイテム「バストアップクリーム」を活用するのもおすすめです。バストアップクリームには、ヒアルロン酸や植物性エストロゲンなど、バストに働きかける美容成分が配合されており、ふっくらとしたハリのある印象の胸を目指すことができます。

また、バストアップクリームには、質感の異なるジェルやローション・クリームなど、さまざまなタイプがあります。自分の肌質や使用するタイミング、好みに合わせて、使いやすいものを選ぶとよいでしょう。

筋トレをする

骨格ウェーブの方がバストアップするには、バスト周りの筋肉を鍛えることが必要です。ここでは、効果的な筋トレを3つ紹介します。

【骨格ウェーブ】プッシュアップ

  1. うつ伏せの状態になり、肩幅よりも少し広めに開いた位置に手をつく
  2. 手のひらをハの字にする
  3. つま先を立て、体が一直線になるように保つ
  4. 息を吸いながら、胸が床に近づくようにゆっくりと肘を曲げる
  5. 床ギリギリまで曲げたら、息を吐きながら肘を伸ばして体を押し上げる
    ※10~15回を1セットで1日2~3セットを目安におこなう

【骨格ウェーブ】エアーペックフライ

  1. 床にあぐらの姿勢で座り背筋を伸ばす
  2. 両手を後頭部におき、そのまま肘を左右に広げる
  3. 息を吐きながら肘を閉じる
  4. 顔の前で両肘をくっつけ、2~3秒間キープする
    ※肘がくっつかない場合は、できるだけ肘と肘を近づけた状態でキープ
  5. 息を吸いながら肘を左右に広げる
  6. 3~5を10~20回繰り返す
    ※1日2~3セットを目安におこなう

【骨格ウェーブ】ダンベルフライ

  1. フラットベンチに仰向けになる
    ※ベンチがなければストレッチマットでもOK
  2. 両手でダンベルを持つ
  3. 足を下ろして肩甲骨を寄せるように胸を張る
    ※ストレッチマットの場合は肘を立てる
  4. 腕を真っすぐ上に伸ばす
  5. 肘を少し曲げた状態で腕を横に真横に広げる
  6. 肘が体の真横でまできたらゆっくりと4の状態に戻す
  7. 4~6を10~20回繰り返す
    ※1日2~3セットを目安におこなう

ストレッチをする

ストレッチには、肩周りの凝りをほぐして姿勢を正し、胸の下垂を改善する効果が期待できます。

【骨格ウェーブ】肩甲骨ほぐしストレッチ

  1. 安楽座になり、膝の上に両手を置く
  2. 右肩を後ろに5回程度まわして肩甲骨をほぐす
  3. 左肩も同様にまわす
  4. 後頭部で左右の指を絡めて、左右の肩を交互に下げる
    ※左右1セットで10回程度
    ※肩甲骨が動いていることを感じるように動かすのがポイント
  5. 腕を軽く広げて伸ばし、体の横に下ろす
  6. 手の甲を内側にねじり、左右の甲を背中の中央で合わさるように近づける
  7. 腕を体の横に戻す
  8. 6〜7を10回程度繰り返す
  9. 膝に手を置き、大きく胸を反らす
  10. お腹を引き込むように背中を丸める
  11. 9~10を10回程度繰り返す

【骨格ウェーブ】姿勢改善ストレッチ

  1. 床にあぐらの姿勢で座り背筋を伸ばす ※骨盤を垂直に立てるように
  2. 両手を床につける
  3. 左手を床につけたまま息を吸いながら右手を上げて、右腕が耳の横にくるように伸ばす
  4. 右手を頭の斜め後ろに動かし胸と鼻先を天井に向ける
    ※このとき、右脇腹をしっかり伸ばす
  5. 息を吐きながら右手を左膝の延長線上に持ってくる
  6. 3~5を左右交互に3回ずつおこなう

バストアップサプリを飲む

バストアップに必要な栄養素をサプリメントで補うのも方法のひとつです。バストアップサプリの成分には、女性ホルモンを活性化する働きがあるといわれている「大豆イソフラボン」や「プラセンタ」などが使われています。ただし医学的な根拠はないため、あくまで補助的な役割として活用するのがおすすめです。

半身浴をする

筋トレが苦手な方は、半身浴で代謝を上げるとよいでしょう。体が温まると血流が良くなり、バストに必要な栄養素が運ばれやすくなります。

また、首や肩、胸周りの凝りもほぐれるため、バストアップに効果的です。40度ほどの温度で20〜30分間半身浴をすると、体の芯からしっかり温まります。

骨格ウェーブにおすすめのバストアップ施術

骨格ウェーブにおすすめのバストアップ施術

効率的にバストアップをしたい方は、プロによる施術を受けることも選択肢のひとつになるでしょう。ここでは、美容クリニックとバストアップサロンの施術について解説していきます。

美容クリニック

美容クリニックでは、メスを使用した施術、もしくは注入法による施術がおこなわれています。ダウンタイムがありますが、短期間で希望のバストアップ効果を得られるのがメリットです。しかし、ダウンタイムや副作用がともない、費用も高額な施術であるため、ハードルが高い方法だといえます。

豊胸手術

代表的な豊胸手術は「脂肪注入豊胸」「シリコンバッグ豊胸」「ヒアルロン酸注入豊胸」です。それぞれの施術法の特徴は以下のとおりです。

  • 脂肪注入豊胸
    自分の太ももやお尻・おなかなどから脂肪を採取して胸に注入する施術
    半永久的な効果が得られ、触り心地と見た目が自然なことが特徴
  • シリコンバッグ豊胸
    脇やバスト下を切開して胸にシリコンバッグを挿入する施術
     2カップ以上の大幅なサイズアップが可能
  • ヒアルロン酸注入豊胸
    ヒアルロン酸を胸に注入する施術
    短時間の施術でデコルテにボリュームを出したり谷間をつくったりすることが可能

バストアップサロン

バストアップサロンは、エステティシャンによる骨格矯正やマッサージ、美容機器を使用した施術でバストアップを目指します。バストを美しく整え、自然にバストアップさせる効果が期待できます。またダウンタイムがない施術のため、予定を気にせず、いつでも施術を受けられることもメリットです。

骨格矯正

首や肩、背中などの骨格のゆがみを整え、正しい位置に戻すことで、バストの広がりや下垂を改善します。骨格矯正により姿勢も良くなるため、バストアップ効果を得ることができます。

ハンドマッサージ

熟練のエステティシャンによるハンドテクニックを駆使した施術です。マッサージすることで血行やリンパの流れを促します。また脇や背中に流れたバストを本来のバストの位置に戻して形を整え、美しいバストに仕上げます。

生体電流

生体電流とは、人間の体に流れている生体電流と同じレベルの疑似電流を流す施術のことです。胸の細胞を活性化し、バストアップに必要なコラーゲン生成に効果が期待できます。バストにハリや弾力を与え、ふっくらとしたボリュームのあるバストに導きます。

EMS

EMS(Electrical Muscle Stimulation)とは、微弱な電流を流して胸の筋肉に刺激を与える施術です。バスト周りの筋肉を強化することで、垂れた胸の改善を目指します。継続して施術を受けることでバストが垂れにくくなり、バストアップ効果を得られます。

骨格ウェーブをバストアップするには食生活も大切

骨格ウェーブをバストアップするには食生活も大切

バストアップには食生活を見直すことも大切です。女性ホルモンの分泌を促すタンパク質や、タンパク質を合成するアミノ酸、エストロゲンと似た働きをするといわれている大豆イソフラボンなどを意識して摂取しましょう。

  • タンパク質を多く含む食材
    鶏ささみ肉・さんま・鮭・卵・ヨーグルトなど
  • アミノ酸を多く含む食材
    鶏むね肉・カツオ・マグロ・チーズ・卵など
  • 大豆イソフラボンを多く含む食材
    豆腐・味噌・納豆・きな粉・大豆飲料など

骨格ウェーブはダイエットに注意

骨格ウェーブはダイエットに注意

骨格ウェーブの人は、上半身が痩せていて下半身の肉付きがある体形のため、ダイエットには注意が必要です。下半身痩せ目的にダイエットすると上半身も痩せてしまい、胸元のボリュームがさらになくなってしまう可能性があります。ダイエットする場合は、下半身にアプローチしたエクササイズをとり入れながら上半身の筋肉を鍛えるなど、全身のバランスを考えてダイエットしましょう。

まとめ

骨格ウェーブの胸の悩みをカバーするには、スキンケアと同じようにバストも毎日ケアすることが大切

骨格ウェーブは、上半身が薄く下半身に肉がつきやすいのが特徴です。特に、デコルテや胸にボリュームが出にくいため、どうしても胸元が寂しい印象になってしまいます。

そのような骨格ウェーブの胸の悩みをカバーするには、スキンケアと同じようにバストも毎日ケアすることが大切です。今回紹介したバストマッサージや筋トレなどのセルフケアを、積極的に取り入れてみましょう。さらに、補正力のあるブラジャーやナイトブラを着用すれば、バストの下垂や横方向への広がりを防ぐ効果が期待できます。

また、本格的にバストアップしたい方は、セルフケアと併用してプロによる施術を受けるのもおすすめです。ご自身の胸の悩みに合った方法で、バストアップを目指しましょう。