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女性らしいメリハリのあるボディラインを手に入れるために、「胸を大きくする方法があれば試してみたい」と考えたことのある方は多いのではないでしょうか。胸のサイズにはさまざまな要因が関わっています。そのため、胸を大きくするには、これらの要因について理解しておくことが何よりも大切です。
そこで今回の記事では、胸が大きくなるのを妨げる原因や、胸を大きくする方法について詳しく解説していきます。胸のサイズにお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
胸が大きくなるのを妨げる原因
「胸の大きさは遺伝する」と思っている方も多いようですが、実際に遺伝が胸の大きさに与える影響は30〜40%程度といわれています。ここでは、遺伝以外で胸が大きくなるのを妨げる原因について解説していきます。
女性ホルモン分泌量の減少
女性ホルモンの分泌量と胸の成長には、強い関係性があります。思春期に入ると胸が大きくなりはじめ、20代後半になると胸の成長が止まるのも女性ホルモンの分泌量の影響です。
思春期は女性ホルモンの分泌が活発ですが、20代後半になると徐々に分泌量は減少していきます。女性ホルモンが減少には、加齢のほかにもストレスや生活習慣の乱れなどが大きく関わっています。
悪い姿勢
猫背や巻き肩など、悪い姿勢で過ごす時間が増えると、胸を支える大胸筋が衰えます。大胸筋が衰えると胸をしっかり支えることができず、胸が下向きにたるんだり乳房の形が崩れたりしてバストダウンの原因となります。また、悪い姿勢を続けていると全身が血行不良になり、女性ホルモンの減少につながる可能性もあるため注意が必要です。
サイズの合わない下着
自分の胸のサイズよりも大きい下着(ブラジャー)を着けていると、胸が固定されず、大胸筋やクーパー靭帯がダメージを受けてしまいます。特に、大胸筋と一緒に胸を支える組織であるクーパー靭帯は、伸縮性がないコラーゲンでできており、一度切れると元には戻りません。
また、自分の胸のサイズよりも小さい下着を着けていると、胸まわりが締めつけられて血行不良を引き起こします。血行不良は胸に栄養素が届くのを阻害するため、胸の大きさを左右する脂肪が付きにくくなってしまいます。
睡眠の質の低下
睡眠の質が低下すると、女性ホルモンの分泌量が減少して胸の成長を妨げます。特に成長期の睡眠の質が悪いと、胸の大きさだけではなく、身長の伸びにも悪影響があります。慢性的な寝不足や不規則な就寝時間はもちろん、睡眠前にスマホを操作してブルーライトを浴びたり、過食をして消化の負担をかけたりする習慣も睡眠の質に影響を与えます。
食生活の乱れ
栄養バランスの偏った食生活や極端な少食は、栄養不足と女性ホルモンの分泌量の減少や乱れを引き起こし、胸の大きさに影響します。また、日頃からカフェインを多く含むコーヒーやお茶を飲んでいるとホルモンバランスの乱れを引き起こす恐れがあるため、食事だけではなく飲み物にも気を配りましょう。
血行不良
胸を大きくするホルモンや栄養は血液を通じて全身に運ばれるため、血行不良は胸の成長を阻害します。血行不良が起こる原因はさまざまありますが、代表的なのは身体の冷えや運動不足です。冷たいものばかり摂取したり、ほとんど身体を動かさずにスマホやPCを触ったりする習慣がある方は、血行不良が慢性化してしまう恐れがあります。
過度のダイエット
早く痩せようとして「食べないダイエット」など過度な食事制限をすると、胸に付いている脂肪量が減ってしまいます。脂肪量が減ると、バストがサイズダウンするだけではなく、胸の柔らかさもなくなってしまいます。とくに10代の成長期に過度なダイエットをすると、胸の成長を止めてしまうだけでなく、身長も伸びなくなる可能性があり注意が必要です。
セルフケアで胸を大きくする方法
胸のサイズは、セルフケアによって大きくできる可能性があります。ここでは、今からでも手軽に始められるセルフケアについて紹介していきます。
筋トレをする
胸を支える大胸筋を鍛える筋トレは、胸のたるみを防ぎ、バストアップ効果が期待できます。ただし、過度の筋トレで筋肉量を増加させると、脂肪量が減少して胸の柔らかさがなくなる恐れがあるため、腕立て伏せなどを適度に取り入れましょう。
バストマッサージをする
バストマッサージは、乳腺や脂肪を刺激してリンパの流れを促すことで、女性ホルモンの分泌量を増加させる効果が期待できます。胸まわりの筋肉や組織だけではなく、背中や二の腕などを含めて広範囲をマッサージすることで周りの脂肪が胸に戻ってくるといわれています。実際にバストマッサージをして胸が大きくなったと感じている方はいますが、医学的根拠があるわけではないため、継続的に続けて効果を確かめてみましょう。
姿勢を改善する
姿勢を改善すると、大胸筋や肩周りの筋肉の硬直によって胸の脂肪が外側に引っ張られている状態を解消することができます。また、常に正しい姿勢を維持できれば、背中や二の腕に脂肪が付きにくく、メリハリのあるボディラインをつくれます。
バランスのとれた食事を心がける
バランスのとれた食事を心がけると、女性ホルモンの分泌量が安定して必要なエネルギーが全身に行き届き、胸の成長にも良い影響を与えます。美容サイトや書籍などで「胸を成長させる栄養素をたっぷりと含んだ食材」が紹介されていますが、そればかりを摂取したからといって胸が大きくなるわけではありません。ひとつの食材に固執して栄養バランスが乱れては本末転倒ですので、女性ホルモンの分泌に必要な栄養素(タンパク質・ビタミン・ミネラル)をバランスよく摂取しましょう。
ストレスをためない
ストレスの解消は、女性ホルモンの分泌量の維持や、睡眠の質の向上に期待ができます。何か目標を掲げてそれを達成するためには、多少のストレスがプラスに働くこともあります。
しかし、常に不安な気持ちに晒され続けたり、眠れない日が続いたりするのはマイナスでしかありません。環境を見直し、趣味やリフレッシュする時間をつくって上手にストレス発散させましょう。
サイズの合った下着を着用する
サイズの合った下着(ブラジャー)は、大胸筋やクーパー靭帯を傷つけないためのサポーターとして重要です。サイズが大きすぎるとサポーターとしての役割を果たさず、サイズが小さすぎるとリンパの流れを阻害して胸の成長を妨げます。日常生活でサイズに合ったブラジャーを着用することはもちろん、寝返りなどで胸が流れがちな睡眠時にはナイトブラの着用も効果的です。
胸を大きくするマッサージ方法
マッサージで胸の周りの筋肉や組織に刺激を与えると、姿勢の矯正・筋肉硬直の解消・血行の促進により胸を大きくする効果が期待できます。デスクワークの合間や寝る前などの隙間時間にできるため、継続的に取り入れて効果を実感してみてください。ここでは、胸を大きくするマッサージ方法を3つ紹介していきます。
小胸筋ほぐし
スマホやPCの使いすぎで巻き肩の癖がつくと、小胸筋が硬直して胸をサポートする役割を果たさなくなり、胸が垂れてしまいます。胸のサポート力を回復させる「小胸筋ほぐし」の手順は、以下のとおりです。
- テニスボールを用意する(なければ指の腹を使う)
- 鎖骨下の筋肉にテニスボールを当てる
- 適度な負荷をかけて上下左右にほぐす
- テニスボールを持ち替えて左右の鎖骨をまんべんなくほぐす
小胸筋がほぐれると胸をサポートする役割が機能し、垂れた胸を元に戻す効果が期待できます。
胸骨筋膜はがし
胸周りの筋膜が硬直すると、肩が前に引っ張られて姿勢が悪くなり、胸が下垂してしまいます。筋膜をほぐして姿勢を改善する「胸骨筋膜はがし」の手順は、以下のとおりです。
- 正しい姿勢で座る
- 胸の中心にある筋肉を指でつまむ(痛くてつまめない場合は、両手の指の腹で筋肉を内側に寄せる)
- つまんだ状態でよくほぐす
胸骨筋膜がはがれると、巻き肩や猫背などの姿勢矯正もでき、背中の脂肪が付きにくくなってメリハリのあるボディラインになります。
肩甲骨はがし
肩甲骨が硬直するとデコルテや腕のむくみにつながり、ボディラインのメリハリがなくなったり胸が垂れてしまったりします。むくみを解消して胸周りをスッキリ見せる「肩甲骨はがし」の手順は、以下のとおりです。
- フェイスタオルの先端を左右それぞれの手で握る
- フェイスタオルをぐるぐるとねじる
- ねじったフェイスタオルを背中の後ろで持つ
- 上下にゆっくり動かす
背中の後ろでフェイスタオルを持つのが難しいようであれば、長さのあるものに変えると比較的やりやすいでしょう。肩甲骨が柔軟に動くようになったら、短いフェイスタオルに変えると柔軟性を高められます。
胸を大きくする筋トレ方法
胸のほとんどは脂肪でできていますが、その脂肪を支えるのは筋肉です。加齢とともに減少しがちな筋肉量を維持するためには、ジムでの本格的な筋トレだけでなく、自宅で簡単にできる筋トレも効果的です。ここでは、自宅でもできる胸を大きくする筋トレ方法を3つ紹介していきます。
合掌のポーズ
合掌のポーズは、大胸筋を鍛え、巻き肩や猫背などの姿勢を改善する効果が期待できます。
- あぐらをかいて姿勢を正す
- 肘を真横に開いて胸の前で手を合わせる
- それぞれの手のひらを押し付けるように力を込める
- 息を吸ったら10秒かけてゆっくりと吐く
- 繰り返す
日常的に姿勢が悪いと癖がついてしまうため、1日1回合掌ポーズで姿勢を矯正しましょう。
エアーペックフライ
エアーペックフライは、胸を支える大胸筋を効率よく鍛えられるエクササイズです。
- 背筋を伸ばして座る
- 後頭部に両手を回して肘は真横に広げる
- 息を吐きながら肘を内側に持っていく
- 顔の前で両肘を付けた状態で数秒キープする
- 息を吸いながらゆっくりと肘を真横に広げる
- 繰り返す
背筋を伸ばし、胸を張った状態でおこなうことが重要です。ペックフライは器具を使用しますが、エアーペックフライであれば自宅で気軽にできます。
腕立て伏せ
腕立て伏せは、胸の脂肪を支える大胸筋を効率よく鍛えられ、胸のたるみの予防効果が期待できます。
- うつ伏せになる
- 肩幅より少し広めに両手をつく
- 両膝をくっつけた状態で足のつま先を床に付ける
- 両肘を曲げて胸が床につくスレスレの位置で3秒キープする
- 床から身体を離す
- 繰り返す
背中からかかとまで一直線になるよう意識することが大切です。筋トレに慣れてない方は、膝を床に付けた状態でおこなってみましょう。
胸を短期間で大きくする方法はある?
胸を大きくするためのセルフケアは、継続的におこなうことでバストアップ効果が期待できますが、短期間で大きな変化を実感するのは難しいでしょう。短期間で胸を大きくする方法としては豊胸手術がありますが、ダウンタイム期間が長く、感染症や後遺症などのリスクがあります。
さらに、保険適用外の手術となり、金銭的な負担が大きくなる点もデメリットです。バストアップ専用サロンであれば、メスを使わずに胸を大きくする施術をおこなうため、痛みやダウンタイムがありません。セルフケアでは限界を感じていて、短期間で胸を大きくしたい方にはバストアップ専用サロンの利用もおすすめです。
胸を大きくする方法についてよくある質問
ここでは、胸を大きくする方法についてよくある質問に回答していきます。
20代になっても胸は大きくなる?
胸がもっとも成長するのは、月経を迎えて女性ホルモンの分泌が盛んになる10代です。ただし、20代でも女性ホルモンの分泌量が安定していれば胸は大きくなります。20代後半になると自然に女性ホルモンの分泌量が少なくなるといわれていますが、生活習慣を見直したり、マッサージや筋トレを取り入れたりすることで、バストアップが期待できます。
胸を大きくする食べ物はある?
胸を大きくする食べ物として、大豆食品が注目されています。大豆の栄養素に含まれるイソフラボンは女性ホルモンとよく似た作用をもっており、日常の食事に取り入れると胸を大きくする効果が期待できるといわれています。納豆・味噌・豆腐・豆乳・油揚げなどのほか、調味料から摂取できる場合もあるため、意識して取り入れてみてください。
胸を大きくするサプリは効果がある?
胸を大きくするサプリとして、女性ホルモンとよく似た成分を配合したものがありますが、バストアップに直接影響するとは限りません。女性ホルモンや成長ホルモンは、ラクトゲン受容体と結合してはじめて乳腺の発達に結びつくからです。ラクトゲン受容体が作られて活発化する期間には個人差があるため、サプリだけでは期待する効果を得られない可能性があります。
まとめ
胸の成長は、女性ホルモンの分泌量が安定する20代前半で止まるといわれています。しかし、生活習慣の見直しやセルフケアをおこなうことでバストアップが期待できます。なかには、短期間で胸を大きくする方法として豊胸手術を検討する方もいますが、ダウンタイムの長さ・高額な費用・後遺症など、さまざまなリスクをともないます。
短期間でのバストアップを目指すのであれば、バストアップ専用サロンでの施術を検討してみてはいかがでしょうか。バストアップ専用サロンRococoでは、累計3万人以上のお客様の胸の悩みに寄り添い、胸を大きくする施術をおこなってきました。胸の大きくする方法を探しているという方も、ぜひお気軽にご相談ください。