目次
「最近バストが小さくなった」「ハリがなくて垂れてきている」など、バストのボリュームダウンに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。小さくなったバストを見ると悲しい気持ちになりますよね。
そこでおすすめしたいのが「バストアップマッサージ」です。自宅で簡単に、自分のペースでできるので気軽にはじめられます。ただし、バストの悩みは一人ひとり違うため、悩みに合ったバストアップマッサージをすることが大切です。
この記事では、バストがボリュームダウンする理由や正しいバストアップマッサージの方法について詳しく解説していきます。バストアップマッサージを試してみようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
美しいバストとは?
美しいバストとは、具体的にどのようなバストのことをいうのでしょうか。判断のポイントとなるのは、バストの大きさだけではありません。バストの形状やバストトップの位置、ボリュームのある場所も判断基準となります。
以下は、美しいバストかどうかが決まる5つのポイントです。ご自身にあてはまっているか、確認してみましょう。
- バージスラインがしっかりできている
- バストトップの位置が二の腕の真ん中あたりにある
- ボリュームが乳頭の下にある
- 柔らかくて弾力がある
- 肌ツヤがある
バストがボリュームダウンする理由は
バストのボリュームダウンには「加齢」と「生活習慣」が大きく関係しています。ここでは、それぞれの理由について解説していきます。
加齢
加齢はバストがボリュームダウンする原因となります。加齢にともない、バストアップに必要なコラーゲンやエラスチンを作っている線維芽細胞の働きが低下するからです。コラーゲンやエラスチンの分泌量が減少すると、乳腺が縮小して脂肪も減るためバストの弾力やハリが失われます。
さらに、バストを支えている大胸筋の衰えや、コラーゲンを主成分とするクーパー靭帯の弱化も招きます。大胸筋とクーパー靭帯の働きが弱まり、バストが下垂することもボリュームダウンにつながります。
生活習慣
バストのボリュームダウンには、普段の生活習慣も大きく影響します。以下のような生活習慣があると、知らず知らずのうちにバストが小さくなってしまう可能性があります。
悪い姿勢
姿勢が悪いと血流が滞り、必要な栄養素がバストに届かなくなります。また猫背など前かがみの姿勢はバストの土台となる大胸筋が衰える原因です。バストが垂れやすくなり、その結果バストがボリュームダウンしてしまうのです。
睡眠不足
睡眠不足になると、バストアップに大切な女性ホルモンが正常に分泌されなくなってしまいます。女性ホルモンの分泌量が減少することでコラーゲンやエラスチンが減り、バストのボリュームダウンにつながります。
体の冷え
体が冷えると血行不良が生じ、バストに必要な栄養素が行き届かなくなります。さらにホルモンバランスの乱れも引き起こすため、女性ホルモンが減少してバストの成長を妨げてしまいます。
ストレスの蓄積
ストレスがかかると、筋肉が緊張しやすくなるため血行が悪くなります。また、ストレスは脳の視床下部に影響を及ぼします。女性ホルモンは脳からの指令によって分泌されるため、慢性的にストレスがかかっていると女性ホルモンが抑制され、バストのボリュームダウンを招きます。
現状のバストの状態をチェック
まずは、以下のセルフチェックでご自身のバストの状態を確認してみましょう。
バスト周りの凝りを確認する
バスト周りをさわってみてください。筋肉に凝りがなく柔らかいと血流やリンパがスムーズに流れている状態だと考えられます。
バストの色を確認する
ツヤがありピンクがかった血色の良いバストは、血行が良く栄養が行き渡っている証となります。
バストの輪郭があるか確認する
バストの輪郭がはっきりしていると、バストが脇や背中に流れたり垂れたりしていない状態だと判断することができます。
バストの肉がつまめるか確認する
バストを指でつまんでみましょう。皮だけでなく肉も一緒につまめるとバストに弾力がある証拠です。
バストを構成しているおもな組織
バストを構成しているおもな組織は、脂肪・乳腺・クーパー靭帯・大胸筋の4つです。ここでは、4つの組織それぞれの役割について解説していきます。
脂肪
脂肪はバストの約90%を占める組織で、バストの大きさに直結します。乳腺などのバストの重要器官を守る役割も担っています。
乳腺
乳腺は母乳を分泌する役割をもち、バストの大きさを左右する組織です。バストの脂肪は乳腺を保護しているため、乳腺が太くしっかりしていると脂肪も多くなります。
クーパー靭帯
クーパー靭帯はコラーゲンを主成分とする組織で、乳腺を大胸筋や皮膚とつなぐ役割をもっています。バストの形をキープし、脇や背中にバストが流れないようにしています。
大胸筋
大胸筋はバストの上部全体を覆っている筋肉で、脂肪や乳腺・クーパー靭帯など、バスト全体を支えています。きれいな形のバストを維持するために重要な部位です。
バストアップに必要なこと
ここからは、バストアップに必要なことについて解説していきます。
大胸筋の強化
バストアップには、バスト全体を支えている大胸筋の強化が必要です。大胸筋が弱まると重力に負けてバストが下垂して、その結果ボリュームが失われてしまいます。筋肉に必要な栄養素を摂取したり、エクササイズを取り入れたりして、日頃から大胸筋を鍛えるようにしましょう。
乳腺の発達
乳腺が発達することでバストの脂肪が増え、バストアップにつながります。乳腺を強化するには、コラーゲンや栄養素がバストにしっかり届くようにすることが大切です。乳腺の発達に役立つ、ボロンやイソフラボンなどが多く含まれた食べ物を積極的にとりましょう。
女性ホルモンの分泌量の増加
女性ホルモンの分泌量は、バストを構成する組織と大きく関係しています。そのため、バストアップには女性ホルモンの分泌を促すことが重要です。十分な睡眠やストレスの発散などを心がけ、女性ホルモンの分泌が活発におこなわれるようにしましょう。
血行促進
バストアップには、血流が悪くならないような生活習慣を送ることが大切です。日頃からストレッチや適度な運動をおこないましょう。また、血行促進には代謝が良くなる食べ物を摂取することも効果的です。
マッサージはバストアップに効果的?
バストマッサージはサイズを大幅にアップさせるわけではありませんが、ボリュームダウンを防ぐことでバストを大きく見せることができます。
マッサージによってバスト周りの凝りがほぐれて血流やリンパの流れが良くなると、バストに必要な栄養や女性ホルモンがしっかり届くようになり、ハリや弾力につながります。また、バストの下垂や離れたバストを正しい位置に戻す効果も期待できます。
正しいバストアップマッサージの方法
バストアップマッサージは正しくおこなうことが大切です。ここからは、正しいバストアップマッサージの方法をご紹介していきます。ぜひ実践してみてください。
【基本】バストアップマッサージ
基本のバストアップマッサージの手順は、以下のとおりです。気持ちいい程度の力加減でおこないましょう。
- 親指以外の4本の指を反対側のバストの脇にあて、円を描くようにさする
- 次にバストの丸みに沿ってくるくる円を描くようにもむ
※凝りのあるところをゆっくりとほぐす - 反対側も同様におこなう
- 両手のひらをバストの上下にあてる
- 上の手を中央から脇へ、下の手を脇から中央に向かってさする
- 両手のひらを少しくぼませる
- 左右の手を交互に使ってバストを下から持ち上げるようにたたく
※やさしく軽めにたたくのがポイント - 反対側も同様におこなう
【目的別】バストアップマッサージ
ここからは、目的別のバストマッサージをご紹介していきます。ご自身のバスト悩みに合わせて試してみてください。
下垂バストを引き上げるマッサージ
- 親指を手の中に入れてグーをつくる
- 右手の第一関節と第二関節の間の平らな部分を左バスト上の大胸筋に当てる
- 大胸筋に垂直になるように横にスライドさせてマッサージする
- 中心から脇に少しずらしながら3か所マッサージする
- 10回おこなったら反対側も同様におこなう
- 人差し指と中指の腹を、ブラのカップとストラップのつなぎ目の部分にあてる
- そのまま圧をかけ横にスライドさせてマッサージする
- ストラップに沿って上に移動させながら3か所マッサージする
※痛気持ちいいと感じる場所をほぐす - 10回おこなったら反対側も同様におこなう
谷間を作るマッサージ
- バスト下のバージスラインの付け根に人差し指、バストの側面に親指があたるように手を置く
- 反対側の手を下に添えて、そのままバストを斜め上に押し上げる
※体の側面を伸ばすように真横に倒す - 体を元の位置に戻す
- 2~3を3回おこなったら反対側も同様におこなう
- 親指を外側に出した状態のグーをつくる
- 第二関節を使ってバストを左右挟み内側に向けて押す
- 上から下に3か所に分けておこなう
- 反対側も同様におこなう
離れたバストを寄せるマッサージ
- 片方の手を逆側のバストの脇側にあて、乳房をぐっと内側に寄せる
- 反対側の手でグーをつくり、1で寄せたバストの脇からバストトップに向かって圧をかける
- 下から上にずらしながら3か所10回ずつおこなう
- 反対側も同様におこなう
乳房にアプローチしたマッサージ
- 親指を出したグーをつくる
- 両手を脇の下にあて、外側から圧をかけながら内側に寄せる
- 位置をずらし、バスト上部を外側から圧をかけながら内側に寄せる
- 位置をずらし、バスト下部を外側から圧をかけながら内側に寄せる
- それぞれ10回ずつおこなう
- 次に両手をパーにしてバストサイドにあて、乳房を全力で中央に寄せる
- 10~30秒間キープしたらゆっくりと離す
大胸筋をほぐすマッサージ
- 右手の指をそろえた状態で右バスト下にそえる
- 左手の4本の指を使って、右バストの上部をたてに円を描くようにほぐす
- 10回を目安におこなう
- 反対側も同様にマッサージする
バストのハリを復活させるマッサージ
- 親指の先で肩関節の手前、鎖骨下を押す
※筋肉に対して垂直に押すのがポイント - そのまま左右に小さく動かしながら筋肉をほぐす
- 少し下にずらしながら3か所、それぞれ5往復を3回繰り返しておこなう
- 再度、親指の先で肩関節の手前、鎖骨下を押す
- そのまま腕を後ろに10回、前に10回まわす
- 3と同じ位置を押さえながら、それぞれ腕を後ろに10回、前に10回まわす
バスト上部をふっくらさせるマッサージ
- 両手を軽く握って、左右の鎖骨下に置く
- そのままあごを上げて首を伸ばす
- 肉をバスト上部に集めるように手を下にスライドさせる
- 1分間繰り返しておこなう
脇に流れたバストを元に戻すマッサージ
- 手で反対側の脇の内側をつまむ
- そのまま下にずらしながら、筋肉をまんべんなくほぐす
- 親指以外の指先を脇にあてる
- 内側に円を描くようにまわしながらほぐす
- 反対側も同様におこなう
バストの形を整えるマッサージ
- 右手の親指をバストの間に置き、その他の指をバスト下にそえる
- バストを中心に寄せ上げるようなイメージで円を描くように5回まわす
- 反対側も同様におこなう
バストアップマッサージの注意点
間違ったバストマッサージは、バストに負担がかかる原因になります。バストマッサージをおこなう際は、以下の注意点を意識しましょう。
強い力でおこなわない
強い力でマッサージをすると、バストアップに大切なクーパー靭帯を傷つけてしまう恐れがあります。クーパー靭帯は一度切れると元に戻らないため、力を入れ過ぎないようにマッサージすることが大切です。マッサージオイルなどを使用して、滑りやすくするのもおすすめです。
過度にマッサージしない
過度にマッサージをおこなうと、バストに負担がかかってしまいます。また、1種類のマッサージだけをおこなうよりも、種類別のマッサージを組み合わせた方が効果的です。2〜3種類を組み合わせて、10分程度で終わらせるようにしましょう。
体調が悪いときはマッサージを控える
疲労や体調不良のときはマッサージを控えましょう。また、皮膚が炎症を起こしていたり、湿疹やじんましんなどができていたりするときは注意が必要です。マッサージで摩擦が加わることで、症状が悪化する可能性があります。
バストアップには正しい姿勢が大切
バストアップには、姿勢を正すことが大切です。正しい姿勢は大胸筋の低下を防ぎ、バストに必要な栄養素や女性ホルモンが行き届くことにつながります。
また正しい姿勢を保つには、肩甲骨の柔軟性も関係します。首や肩だけではなく、肩甲骨の凝りをほぐすことも意識しましょう。
プロの手技によるバストアップマッサージもおすすめ
バストアップを目指すのであれば、プロの手技によるバストアップマッサージもおすすめです。熟練の手技でセルフマッサージでは行き届かない部分までケアすることができます。
バストアップ専門サロンRcoco(ロココ)では、首・肩・背中・肩甲骨まわりまでお手入れをすることで、バストが背中に逃げる原因となる姿勢の悪さや骨格のゆがみにもアプローチします。ぜひ一度、Rcocoでプロの施術を体験してみてください。
まとめ
バストアップマッサージは、バストのボリュームダウンを防ぎ、美しい形のバストをつくるのに効果的な方法です。小さいバストに悩んでいる方は、今回ご紹介したバストマッサージのなかから、ご自身の悩みに合ったマッサージをぜひ試してみてください。
またバストアップ専門サロンでは、バストの状態を確認しながら一人ひとりの悩みに最適なプランを提供しています。特に、バストがボリュームダウンしている原因がわからないという方は、バストアップ専門サロンで相談してみるとよいでしょう。