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バストアップには豆乳を飲むと良い、という話をよく聞きますよね。それは豆乳に含まれている「イソフラボン」という成分が、バストアップに効果的と言われているからなんです。食べたり飲んだりしてバストアップできるなら…と試してみたい気持ちになる一方、本当に効果があるのか疑問に思う方もいらっしゃると思います。
そこでこの記事では、「イソフラボンがバストアップに期待できる理由」や「摂取目安量」だけでなく、最適なタイミングや注意点などの素朴な疑問に関しても回答していきます。イソフラボンが多く含まれている食材も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
イソフラボンがバストアップに効果的な理由
なぜイソフラボンがバストアップに効果的だと言われるのでしょうか?その理由は、イソフラボンが女性ホルモンの一種であるエストロゲンに似た働きをするためです。
エストロゲンは子宮内で生成され、月経から排卵の時期に多く分泌されるホルモンです。生理周期を整え、髪や肌に潤いや張りなどをもたらすことから「美のホルモン」とも呼ばれています。
さらに、エストロゲンは乳腺の発達を促します。乳腺が発達すると、それらを守るために胸の脂肪が増えるため、バストアップに期待ができるでしょう。
バストアップに期待ができる!おもな栄養素
大豆由来の成分には、イソフラボン以外にもバストアップに期待が持てる複数の栄養素が含まれています。代表的な「植物性たんぱく質」「ビタミンB群」「ビタミンE群」の3つの効果について、ご紹介します。
植物性たんぱく質
まず1つ目の「植物性たんぱく質」についてです。大豆や豆乳などの大豆由来品には、たんぱく質が豊富に含まれています。その量は肉や魚にも劣らないと言われるほどです。植物性たんぱく質には、脂質の代謝を高めたり、コレストロールを減らしたりする働きのほか、エストロゲンの働きをサポートする作用があります。
ビタミンB群
続いて2つ目は「ビタミンB群」についてです。ビタミンB1は糖質の代謝を、ビタミンB2は脂質の代謝を高める作用があります。肌の健康維持にも大きく関わり、肌の張りやツヤなどを取り戻すのに一役買ってくれます。
また、ビタミンB群には自律神経の乱れを整える働きもあります。自律神経が整うとエストロゲンの分泌量が正常化され、バストアップや美容効果、気持ちの安定などにも効果的です。
ビタミンE群
さいごに3つ目の「ビタミンE」についてです。ビタミンEは脂肪の酸化を防ぎ、細胞膜を強化する抗酸化作用があります。細胞の心身作用を促し、若々しい状態を保つのに役立つでしょう。
加えてビタミンEには血行促進作用があります。血液循環が良くなり、女性ホルモンの分泌を高めるため、バストアップ効果や美容効果にも期待できるでしょう。
1日に必要なイソフラボンの摂取量と食材別の含有量
1日に必要なイソフラボンの摂取量は70~75mmgが目安とされています。では、どの食材に多く含まれているのでしょうか?見比べてみましょう。
食材名 | イソフラボン含有量 | 食材量 |
---|---|---|
調整豆乳 | 約43mmg | 200ml当たり |
木綿豆腐 | 約42mmg | 150g当たり |
絹豆腐 | 約38mmg | 150g当たり |
納豆 | 約36mmg | 1パック当たり |
きなこ | 約19mmg | 大さじ2当たり |
煮豆大豆水煮 | 約13mmg | 30g |
油揚げ | 約12mmg | 1枚当たり |
豆乳や豆腐、納豆はイソフラボンの含有量が多いことがわかります。一番多いのは無調整豆乳で、イソフラボンを効率的に摂取できるでしょう。また、1日当たりの摂取量を満たすには、どう組み合わせればよいのか、いくつか例を出して解説します。
例1)絹豆腐150g+納豆1パック
38mmg+36mmg=74mmg
例2)調整豆乳200ml+きなこ大さじ2+煮豆大豆水煮30g
43mmg+19mmg=13mmg=75mmg
例3)調整豆乳200ml+きなこ大さじ2+油揚げ1枚
43mmg+19mmg=12mmg=74mmg
絹豆腐150gと納豆1パックほどを毎日食べれば、1日当たりの摂取量になります。調整豆乳にきなこをブレンドし、煮豆を食べるか、みそ汁等に油揚げを加える方法で食べるかで、イソフラボンを十分にとれるでしょう。
バストアップのためには継続が必要です。ワンパターンだと飽きてしまいがちですが、複数の組み合わせを持っておくことで、続けやすくなります。
豆乳の種類とメリット・デメリット
気軽に飲める豆乳は、おもに3種類に分類できます。無調整豆乳、調整豆乳、豆乳飲料の3つです。それぞれのメリット・デメリットについてお伝えします。
無調整豆乳
まずは、無調整豆乳のメリットとデメリットをお伝えします。
メリット「イソフラボン量が多くて効率的」
無調整豆乳のメリットは、イソフラボンの量が多くて、効率的に摂取できることです。小パック200mlあたり約53mmgも含まれています。バストアップのために必要な摂取量の大部分を摂取できるため、サクッと摂取したい人には良いでしょう。
デメリット「好みが分かれる」
無調整豆乳のデメリットは、大豆本来の味のため好みが分かれることです。無調整豆乳は大豆固有分が8%以上含まれたものを指します。
豆乳と水だけで作られたシンプルな飲料であり、大豆本来の味わいになります。飲み続ければ徐々に慣れていきますが、苦いと感じたり、飲みにくいと感じたりすることもあるでしょう。
調整豆乳
つづいて、調整豆乳のメリット、デメリットをお伝えします。
メリット「飲みやすい」
調整豆乳のメリットは、甘みが加わっていて飲みやすいことです。水と大豆以外にも、塩や砂糖などが加わっているため、無調整豆乳と比べると飲みやすいでしょう。あまり豆乳に慣れていないけれど、イソフラボンの量が多い食材を取り入れたい人に向いています。
デメリット「イソフラボン含有量が無調整より少ない」
調整豆乳のデメリットは、無調整よりもイソフラボンの含有量が減ることです。味付けが加わっている分、無調整豆乳よりイソフラボンの量が減少し、約43mmgになります。無調整豆乳より10mmgほど減少しますが、豆腐や納豆と比べると含有量が多いため、そこまで大きなデメリットではないでしょう。
豆乳飲料
さいごに豆乳飲料のメリットとデメリットをお伝えします。
メリット「さまざまなフレーバーがある」
豆乳飲料のメリットは、さまざまなフレーバーがあることです。豆乳飲料とは、豆乳に果汁やさまざまなフレーバーを加えたものです。
ココアや紅茶、抹茶や黒ゴマ、マンゴーやコーヒーなど、多種多様なラインナップがあるため、日替わりでフレーバーを変えるなどの楽しみ方もあります。豆乳風味のドリンクになるため、豆乳の味わいが苦手な人でも、飲みやすいでしょう。
デメリット「イソフラボン含有量が無調整の1/3程度」
豆乳飲料のデメリットは、イソフラボンの含有量が無調整の1/3程度であることです。無調整豆乳は200ml当たり53mmgもイソフラボンが含まれています。
それに比べ、豆乳飲料は約17mmgしか入っていません。きなこや油揚げと同程度のためそこまで低くもありませんが、効率的にイソフラボンを摂取したい人にはやや不向きでしょう。
いつ飲むと胸が大きくなる?豆乳を飲むのに最適なタイミング
イソフラボンを効率的に摂取するには、豆乳を飲むのが良いことがわかりました。せっかくバストアップを目的に豆乳を飲むのなら、最適な時間に飲みたいと思うことでしょう。はたして、最適な時間はいつなのでしょうか?
バストアップ優先なら「朝」
あなたの目的がバストアップ最優先なら「朝」が一番おすすめです。なぜなら朝がもっとも栄養の吸収率が高い状態だからです。胃の中が空になっている朝に豆乳を飲むことで、イソフラボンや植物性のたんぱく質などを効率よく吸収できるでしょう。
ダイエットもしたいなら「食前」
あなたの目的がバストアップだけでなく、ダイエットやスタイル改善なども兼ねている場合には、「食前」がおすすめです。食事をする30分ほど前に豆乳をグラス1杯ほど飲みましょう。豆乳に含まれているサポニンが満腹中枢を刺激し、食べ過ぎ防止につながります。
イソフラボンを摂取するときの注意点
女性にとって嬉しい美容効果やバストアップ効果などのあるイソフラボンですが、摂取するときの注意点が3つあります。「摂り過ぎない」「寝る直前には飲まない」「妊娠中や授乳中は避ける」です。1つずつ詳細と理由を押さえていきましょう。
摂り過ぎない
1つ目は「摂り過ぎない」ことです。いくらバストアップ効果があると言っても、1日の摂取目安量を超過すれば、かえって体に負担がかかる恐れがあります。
また、いくら低カロリーの大豆由来の成分であっても、取り過ぎるとカロリーオーバーを招くかもしれません。必ず規定量を守るように心がけましょう。
寝る直前には飲まない
2つ目は「寝る直前には飲まない」ことです。基本的にどのタイミングに豆乳を飲んでも構いませんが、寝る直前に豆乳を摂取すると、睡眠を妨げる恐れがあります。
胃の中に食べ物が入った状態では、熟睡しづらくなるためです。睡眠の質を下げないためにも、就寝の2~3時間前は豆乳を飲むのを避けた方がよいでしょう。
妊娠中や授乳中は避ける
3つ目は「妊娠中や授乳中は避ける」ことです。イソフラボンにはエストロゲンに似た働きをするため、エストロゲンが大量に分泌されている妊娠中や授乳中は、大事を取って避けるのをおすすめします。
摂取をして女性ホルモンが乱れる恐れがあります。判断に迷ったときには、医師に確認や相談してみてください。
よくあるQ&A
イソフラボンのバストアップ効果についてお伝えしましたが、「飲んでもバストアップしない理由は?」「即効性はあるのか?」などの疑問が湧いている方もいるかもしれません。そこで、ここではよくある質問に対して回答します。
豆乳を飲んでもバストアップしない理由は?
イソフラボンはエストロゲンに似た効果があるため、バストアップ効果が期待できますが、直接的に胸を大きくするわけではありません。効果の出方には個人差もあるため、バストアップしたいなら、ナイトブラの着用や運動の習慣など、生活習慣も併せて改善するとよいでしょう。
何歳までバストアップはできる?
バストアップは何歳であっても可能です。一般的にバストのふくらみのピークは16~18歳に来ると言われていますが、30代や40代でもマッサージや生活習慣の改善などで、バストアップは目指せます。
イソフラボンを摂って太ることはない?
イソフラボンを摂ると太るのではないかと不安になるかもしれませんが、大豆由来の成分は低カロリーです。1日当たりの摂取目安量を守っているのなら、太る心配はないでしょう。
きなこやきなこ牛乳はバストアップ効果がある?
きなこは大豆由来の食品であるため、イソフラボンが含まれています。エストロゲンの分泌が高まることで、バストアップに期待できるでしょう。
毎日豆乳を飲んだらどうなる?
毎日豆乳を飲んだら、日々イソフラボンを摂取できるため、バストアップに期待できるでしょう。納豆やきなこも規定量の範囲なら、毎日続けるのはよいです。ただし、摂取の目安量を超えないように注意をしてください。
即効性はありますか?
イソフラボンはあくまでも食品由来の成分です。お薬のような即効性は期待できません。効果の表れ方は個人差も大きいため、気長に構えて取り組むとよいでしょう。
即効性を求めるならバストアップサロンがおすすめ
イソフラボンはあくまでも食品であって、効果の確実性や即効性はありません。効果を実感するまでに年単位で時間がかったり、なかなか思った効果が出なかったりすることもあるでしょう。即効性を求めるのなら、バストアップサロンをおすすめします。
バストアップ専門サロン「Rococo」では、背中や脇に流れてしまった脂肪を本来の位置に戻す独自メソッドで、一時的なバストアップでなく、後戻りしない美しいバストへと導いています。経験豊富なスタッフがカウンセリングをおこなっているので、バストアップしたい方や、バストの形や左右差などでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
まとめ
今回はイソフラボンのバストアップ効果についてお伝えしました。大豆や豆乳などの大豆由来の成分には、イソフラボンや植物性のたんぱく質、ビタミンB群やビタミンEなどのバストアップ効果が期待できる成分が複数含まれています。
バストアップのための1日の摂取目安量も絹豆腐と納豆で満たせるので、無理なく続けやすいでしょう。豆乳でイソフラボンを摂取する場合には、もっともイソフラボンが多く含まれている、無調整豆乳がおすすめです。イソフラボンを積極的に摂取して、バストアップを目指しましょう。