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若い時はバストにそこそこ自信があった方でも、50代になると「バストが垂れてきた」「小さくなくなった気がする……」などの悩みを抱えるようになるものです。
年齢的なものだから仕方ないとはいえ、できることならボリュームのあるきれいなバストをキープしたいというのが本音ではないでしょうか。
でも、気になるのが「50代でもバストアップは可能なのか」ということです。
今回は、バストの悩みを抱えている50代の方のために、50代でバストが変化する理由、またバストアップを実現する方法について解説します。
バストアップは無理?50代のバストの悩み
理想のバストといえば、おわんのようにきれいな丸みがあって、バージスライン(バスト下部とボディの境目の曲線ライン)がはっきりしている。そして、バストトップがツンと上向きになっていてハリのあるバストを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
しかし、年齢を重ねるにつれてバストの形が変化していき、50代の女性の多くは、バストについてさまざまな悩みを抱えるようになります。
では、50代の女性の多くは、どんな悩みを持つようになるのでしょうか?多くの女性が抱えるバストの悩みを具体的にご紹介します。
デコルテが痩せる
年齢を重ねるにつれて気になるのが、デコルテ部分のボリュームの減少です。
若い時はバストの上部もふっくらとしてボリュームがあり、おわん型の胸をキープできていても、年齢を重ねるとデコルテ部分が痩せてしまい、バストの形が変わってしまいます。
バスト上部のボリュームがなくなると、バストが小さく見えるだけでなく、垂れて見えるようにもなります。ブラジャーを着用してもカップの上部がパカパカしたり、デコルテ部分が開いた服を着ると貧相な印象になってしまうこともあるでしょう。
デコルテ痩せは、30代後半から40代にかけて自覚する人が増え、50代になるとほとんどの方が自覚している症状といえます。
バストが下向きになる
デコルテ痩せが進むと、今度はバストの下部にたわみが見られるようになります。
すると、くっきりとしていたバージスラインが曖昧になり、それにともなってバストトップも下向きになってしまいます。
バストトップが下向きになるので、バストは老けた印象になり、ふっくら感が失われます。さらに、バストのハリ感がなくなって全体的にボリュームダウンします。
40代でこの状態まで進む方もいますが、50代になって見られるようになるケースが多い症状です。
バストが外に流れる
50代の女性の約半数に見られるのが、バストが外に流れるという症状です。
バストが下がり、バージスラインが曖昧になると、バストを本来ある場所に留めておくことができなくなります。そして、重力にしたがってバストが外に流れてしまうのです。
こうなると、しぼんだ風船のようにバストがだらんと伸び切った形になります。自力でバストの形を保てないため、ブラジャーを着用しないとバストの存在感が出ません。
50代でバストが変形する理由
どうして50代になると、バストが削げたり、下垂したり、外に流れたりするのでしょうか。バストが変形してしまう理由をみていきましょう。
ホルモンバランスの変化
50代でバストが変形してしまうひとつの原因は、女性ホルモンの分泌量が減少するためです。
女性ホルモンの分泌量は20代~30代がピークといわれており、それ以降は徐々に減少していきます。50歳前後で閉経を迎える方も多く、50代は女性ホルモンの分泌量が急激に減少する時期です。
バストサイズに大きく関係しているのが、バストの約10%を占めている乳腺です。バストを構成しているのは乳腺と脂肪ですが、比率としては乳腺が約10%に対し、脂肪が約90%となっています。
また、バストの脂肪は乳腺を覆うようにして付いています。乳腺が発達していると、まわりに付く脂肪が増え、バストが大きくなります。逆に言えば、乳腺が縮小すると、バストに付く脂肪の量も減り、バストが小さくなります。
そして、乳腺の発達を促すのが女性ホルモンです。50代になると、女性ホルモンの分泌量が減少するので、必然的にバストの脂肪量が減少します。その結果、バストがボリュームダウンし、削げたり垂れたりしてしまうのです。
クーパー靭帯が伸びてしまう
クーパー靭帯が伸びてしまうことも、50代でバストが変形してしまう原因のひとつです。
上向きで形の良いバストをキープするには、バスト内にあるクーパー靭帯がしっかりとバスト全体を支える必要があります。
しかし、バストの揺れや重力などの影響によってクーパー靭帯が伸びてしまうと、バストを支えることができなくなってしまいます。
そのため、バストの下垂が進み、バストトップは下向きになり、やがてバストは流れてしまうのです。
特に50代になると、クーパー靭帯の主成分であるコラーゲンが減少し、支える力が弱まるため、バストの形が崩れやすくなってしまいます。
50代からのバストアップを実現する方法
ここまで読んだ方の中には、女性ホルモンの分泌量が減少し、バストのハリが失われた50代には、バストアップは望めないと感じる方もいるかもしれません。
しかし、たとえ50代になったとしても、バストアップを目指すことは可能です!
ここからは、50代女性がバストアップを実現する方法をご紹介します。
ブラジャーの選び方・着け方を見直す
50代になると、バストが変化してくるため、若い頃と同じ基準でブラジャーを選んでも合わなくなります。
自分の今のサイズに合うブラジャーであることはもちろん、下垂など50代特有の悩みに合わせて選ぶことが大切です。
50代のブラジャーの選び方のポイント
バストアップを目指す50代のブラジャー選びのポイントは以下のとおりです。
- 今のサイズに合ったもの
- フルカップ、または3/4カップなどの深さがあるもの
- ストラップは外側で太めのもの
- 脇高設計のもの
バストサイズは常に変化しているので、ブラジャーを購入するときは、今のサイズを測るようにしましょう。できれば試着して、ジャストサイズのものを選ぶのがおすすめです。
また、流れやすくなったバストをしっかりと支えられるように、カップが深めのフルカップか3/4カップのものを選びます。
垂れやすいバストをしっかりと引き上げることができるように、ストラップは太めで外側に付いているものを選ぶと、はみ乳を防止できるでしょう。
加えて、脇高設計のブラを選ぶと、バストがサイドや脇に流れるのを防いで、しっかりとブラジャーに収めることができます。流れやすいバストをブラジャーの中にきちんと入れ込めば、バストに高さが出てバストアップが実現できるでしょう。
ブラジャーの正しい着け方
バストアップを目指すなら、ブラジャーの正しい着け方をマスターしておくのがおすすめです。
- 両腕をストラップに通したら、少し前傾姿勢になり、カップ内にバストを収めてホックを留める。
- 前傾姿勢をキープしたまま、カップからはみ出したバストや脂肪を手で入れこむ。
- 姿勢を正したら、鏡で確認しつつストラップの位置を調節する。
- 横向きの姿勢で背中のベルトが水平になっているかチェックし、バストがはみ出しているようであれば、きちんとカップ内に入れ込む。
小さくなったように感じていたバストも、しっかりと寄せてカップに入れ込めば、意外とボリュームがあることに気付くかもしれません!
バストアップエクササイズをおこなう
バストアップエクササイズを取り入れると、50代のバストもふっくらとボリュームアップが期待できます。できれば毎日、難しければ週に数回おこなって、バストアップを目指しましょう。
<削げてきたデコルテにアプローチするエクササイズ>
- 両手の親指の側面同士を胸の前で合わせる。息をフーッと吐きながら親指同士をグーッと押し合う。
- 息を吸いつつ、親指の力をゆるめていく。
※大胸筋に負荷をかけるのを意識しつつ、1~2を3回程度繰り返す。
<上向きバストを目指すエクササイズ>
- 頭の後ろで手を組んで、正面を向く。
- 胸を大きく広げる。
- 組んでいた手を離し、手のひらを正面に向ける。
- そのまま手をゆっくりと伸ばしつつ真上に挙げる。(この時、ひじは軽く曲げた状態をキープ)
- 挙げた手をゆっくりと肩まで下げる。
※1~5を10回繰り返す。慣れてきたら、3セットを目安におこなう。
バストアップマッサージを習慣にする
バストアップマッサージをおこなうと、縮小してしまった乳腺の発達を助けることができます。50代のバストもマッサージで乳腺の発達を促せば、自然とボリュームが出てくる可能性が大です。
お風呂上りなどの血行が良くなったタイミングで、バストアップマッサージをおこなうのを習慣にしてみましょう。
- 左手を右脇の下に当てる。
- 左手を右胸の下→谷間→左胸のデコルテの順に滑らせて、8の字を描くようにマッサージする。
- 右の乳房を囲むようにして、右手を乳房の下、左手をデコルテ部分に置く。
- 右手は左脇のほうに、左手を右脇のほうに滑らせる。
※10回程度おこなったら、左胸も同様にマッサージする。
バランスの取れた食事を意識する
バストに必要な栄養が不足すると、バストアップは難しいので、バランスの取れた食事を意識しましょう。
50代からのバストアップで、特に意識して摂りたい栄養素は以下のとおりです。
- タンパク質:バストの土台となる筋肉を保ち、ホルモンバランスを整える作用が期待できる。
- 大豆イソフラボン:女性ホルモンと似た働きをするため、乳腺の発達を促すのによいといわれている。
- ボロン:女性ホルモンに働きかけ、乳腺の発達を促す作用が期待できる。
- ビタミンE:ホルモンバランスを整えるのによいとされている。
- ビタミンC:コラーゲン生成に欠かせない栄養素なので、クーパー靭帯の強化につながる。
肉や魚、野菜や果物などをバランス良く食べるようにすると、バストに必要な栄養素を摂取することができるでしょう。
バストアップに効果がある食事については、こちらの記事もご覧ください。
ナイトブラを着用する
50代のバストは、ハリを失って流れやすいので、夜はナイトブラを着用してバストの形状をキープしましょう。
ナイトブラそのものにバストアップ効果はありませんが、ナイトブラを着用すると、クーパー靭帯が伸びたり、バストの形状が崩れたりするのを防ぐことができます。
ナイトブラにはさまざまなものがありますが、バスト全体を包み込んでくれるようなデザインのものを選ぶのがおすすめです。
バストアップを目指す50代への注意点
50代でのバストアップを目指す場合、いくつか注意点があります。バストアップを成功させるために、以下の点に気を付けてください。
短期間で効果が出なくても諦めない
女性ホルモンの分泌量が多い20代~30代のほうがバストは育てやすいとはいえ、50代になってもバストアップは可能です。大切なのは、「必ずボリュームのある、きれいなバストになる」という強い気持ちをもって、バストアップに取り組むことです。
バストアップに効果があるといわれているマッサージやエクササイズ、食事を心がけても、すぐにバストが大きくなるわけではありません。
そのため、「効果がない」「もう無理なのでは?」と感じてしまいがちですが、諦めてしまうとバストアップを実現することはできなくなります。半年、1年という長いスパンで見て、バストアップに取り組んでいきましょう。
痩せすぎはNG
バストアップしたければ、太るといいと言われることがありますが、それは体の脂肪が増えることで、バストにも脂肪が付きやすくなるからです。
バストの約90%は脂肪でできているので、極端に痩せてしまうと、バストもサイズダウンしてしまいます。バストアップを目指すなら、痩せすぎないようにすることも大事です。
特に50代になると、お腹周りが気になったりしてダイエットに励む方も多くなりますが、バストをボリュームアップしたいなら、やりすぎないようにしましょう。
ダイエットをする場合は、栄養バランスの取れた食事をすること、また長い期間をかけて少しずつ痩せることを意識してください。
50代からのバストアップはRococoにご相談を!
ここまで、セルフでバストアップをする方法をご紹介してきました。しかし、「セルフだと、きちんとケアができているか心配」「確実な方法でバストアップしたい」と感じている方もいるのではないでしょうか。
そんな方は、バストアップサロンでケアを受けるのがおすすめです。
バストアップ専門サロン「Rococo」では、
- バストが小さくなってきた
- デコルテにボリュームがない
- バストが垂れている
- バストが左右離れて谷間がなくない
などの50代に多いバストの悩みにアプローチする施術をおこなっています。
バストの仕組みを知り尽くしたプロの施術を受けることで、着実にバストアップをしていくことができますよ。
LINEでの無料の相談サービスもご用意していますので、まずはお気軽にご相談ください。
まとめ
バストアップは50代でも無理ではありません。むしろ、バストの形を保つためにもしっかりとケアをするのがおすすめです。
本記事でご紹介したセルフケアや、バストアップサロンによるプロのケアを受けて、年齢に負けない美バストを手に入れましょう。